直島
ひとり旅にはまってる
昨年12月に行った尾道が最高だったので、味をしめて、GWには日帰りではあるけど山口に行った。
そして今回はカレンダーに見つけた三連休に岡山〜直島〜高知のひとり旅をねじ込んだ。
正確には、高知に親友が転勤してしまったので、それに会いに行くための大寄り道旅です。
一人旅のいいところは多少無茶してもいいところ。
多分だけど、私は人よりも少し体力や脚力があるし、少し汚いとかも我慢できるし、虫も割と大丈夫だし、どこでも寝れるし、お腹も強いし(?)で少しだけタフなんだと思う。
なので、人と旅をした時に相手を体力面などで置いてけぼりにしてしまうことがある。
けれど、ひとり旅ならそれを気にせずに、無茶な計画を立てれて良い。
もちろん、友達と旅する良さも沢山あります。
よって、今回の旅の始まりは夜行バス。(しんど〜いけど大好き夜行バス。)
夜行バスで、天神から岡山まで8時間。
金曜日の夜、バスターミナルのコンビニで、ジャスミンティーとおにぎりとめんべいと、ホットアイマスクを買って22時に来るバスを待つ。
バスが来るまで車内で寝れないこともあるよなと思って、何個か聴きたいラジオをピックアップしておく。わくわくしてきた。これからの8時間どう過ごすか。
バスが来たので乗り込む。
やっぱり狭いなあ。
けどこれが好きなんだよなと思いながら、しばらくボーっとしてると眠たくなってきたので、ホットアイマスクを着用。
したら、完全に熟睡。
肩と足首に激痛を感じて起きた時には、5時くらいになっていて、カーテンを少し開けてみると、外は薄明るくなっていた。
めちゃ得した。
寝てる間に移動できて嬉しかった
肩こりえぐいけど
岡山駅に着いて、とりあえずアメリカンドッグ(セブンイレブン)と中国地方のメーカーのものであろうコーヒー牛乳を買ってロータリーで次の目的地までのバスを待つ。
直島までのフェリーが出ている港が玉野町というところなのだけど、岡山駅からそこまではバスで1時間かかる。
アメリカンドッグをちょうど食べ終えた頃にバスが来た。
朝が早い便だったけど、割と乗客も多くて、バスの中でおにぎりたべようかなと思ってたけど断念。
しかも途中から学生の団体乗り込んできて、バスはぎゅうぎゅうだった。
玉野町に着く
バス停から少し歩くとそこは港で海面が朝日に照らされてキラキラキラキラしてて、あ〜わわ旅だね〜非日常だね〜と思った。
その日泊まる宿に荷物を預けて、フェリー乗り場へ
フェリー乗り場で手に入れた直島ガイドを熟読する。
事前に調べていたけど、それ以上の情報がそこには載っていて、ワクワクとアセアセを感じているとフェリーが港へ到着。
フェリーに乗り込むと欧米系の外国人が多くてびっくりした。
せっかくなら、甲板で風を浴びようと思って出ると、周りはほぼほぼ欧米人でなんだか嬉しかった。やっぱり日本の人と風の浴び方が違うね、自然体だね、と思いながらそのスタイルを真似てみたりした。
そうこうしているうちに直島到着。
フェリーから降りた人がうようよと島に流れ込む。港では草間彌生の赤カボチャが迎え入れてくれて、わぁ〜念願の直島きた〜と思って嬉しかった。
港の近くのレンタルサイクル屋さん(何件かあるけど下調べして1番親切だというレビューのところに決めた)で電動自転車を借りた。
お店のおじちゃん(ほぼおじいちゃん)は、欧米人のお客さんにペラペラ英語を喋っていた。スゴ
借りた自転車で最初の目的地である、地中美術館に向かう。
海を横目に自転車を漕ぐのが最高すぎて「フゥー!」って言ってた。ひとりなので小さい声で。
途中えぐい坂も電動自転車なのでなんのそのでした。
そして念願の地中美術館に到着。
地中美術館はね、ほんとに最高だった。
直島の景観を損ねないように、ほぼ地中に建てられた安藤忠雄設計の建物。建物全体が作品で、その中にある、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品が、めちゃくちゃ計算尽くされて展示してあって、至極でした。まじで。
特に、モネの展示の部屋は入った瞬間感動で涙出た。
というか、陶酔感?とか多福感?で脳みそが満たされてた。
多分あれ整ってたんやと思う。
みんな行って欲しい、あの空間。
作品を一通り見て回った後は、地中美術館の中にある、地中レストランで昼ごはん。『モネのお気に入り』を食べた。
私には味が薄くて『お気に入り』では無かった。さっきあんなにモネの作品で感動して、共鳴したような気持ちだったのに。
モネのお気に入りをお気に入りできなくて少し悲しかった。
その後は、ベネッセハウスミュージアム、ヴァレーギャラリー、李禹煥美術館を巡った。
もう、どれも素敵なんだけど、李禹煥美術館は特に良だった。
建物の感じとか、入り口までの道のりとか、作品の雰囲気とか、静かな美術館なんだけど、ダイナミックさもあって、すんげ〜えって思いました。
あと、李禹煥の作品は初めましてやわ、だと思っていたけれど、調べてみると、福岡市美術館に作品が常設してあるらしい&坂本龍一の最後のアルバムのジャケットを描いているのもこの方でした。
美術館で見た絵がとても好きだったので、これからもこの方の作品を見つけると嬉しいだろうなあ。世の中のうれしいポイントが増えて嬉し。
ここまで、地中美術館から李禹煥美術館がある地域は 美術館エリアと言われているエリアで、直島にはもう一つ見どころとして、家プロジェクトやANDO MUSEUMがある本村エリアがある。
予定では美術館エリアを見て時間いっぱいになると思っていたけど、意外と時間がありそうだったので本村エリアへも電動自転車をかっ飛ばして行ってみた。
時間の関係上、家プロジェクト(古家をアートにしたプロジェクト、6箇所くらいある)は安藤忠雄の南寺だけ見ようと思ったけど、チケットセンターに行ったら南寺は予約制で、予約の時間まで50分くらいあるので、全部回れますよと言われて、全箇所分のチケットをまんまと購入。
自転車かっ飛ばしで、結局5箇所は見れました。
南寺はまじで凄くてまじ凄い。
あんまり詳細知らんくて行ったけど、知らん方が良い。
護王神社もかなりよろしかったです。
これもびっくりがあって良かった。
島ならではの素晴らしい風景見れました。
ANDO MUSEUMも良〜でした。
安藤忠雄素晴らしい風景を見せてくれてありがとう。心が震えました。と思った。
そうこうしていたら、フェリーの時間だ!となったので、自転車かっ飛ばして港まで。
最後に、レンタルサイクル屋さんの近くにあった小さいアイス屋さんに寄る。
3種類味があって、2種類で悩んでたらどっちも乗せてくれてハッピーぃ。
アイス屋さんのおじちゃんからのリークですが、
今、第二の地中美術館が建設中で来年には開館するそう。
え〜!!!また直島来ないとじゃんか〜!(満面の笑み)
絶対また来ます、直島、ありがとう。
帰りのフェリーも甲板にて風を浴びながら、赤いカボチャにまたねと手を振りました。
流石に体力を消耗したので、港の近くにある温泉に行き、でかい風呂に浸かり、名物だと書いてあるどんぶりを食べた。(はたして何が乗っているのか理解できずに食べた)
宿もまた良くて、ぐっすり眠りました。
キラキラひかる海にまたね〜と告げて、高知へgo。
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