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アントレプレナーシップを広げるために必要な2つの事とは?〜スタートアップコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY」から考える〜

ETIC. Letter 2023年5月24日号の内容を一部加筆修正して転載したものです。


初夏の陽気となり、新緑がまぶしいですね。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。今回は「アントレプレナーシップを持つ人たちの裾野をどう広げていくか」をテーマにお話ししたいと思います。


10年目を迎える「TOKYO STARTUP GATEWAY」

私たちETIC.は、東京都の「TOKYO STARTUP GATEWAY」という起業に関心のある方向けのビジネスプランコンテストの企画運営事務局を担っています。

自分の想いとその実現に向けたビジネスプランを400字で言葉にしてエントリーする、というもので、今年で10年目を迎えます。

2016年からは、毎年1000名以上の方にエントリーいただいき、通算1万人の方が手を上げ、チャレンジしています(エントリー対象は、15歳から39歳の法人登記していない個人です)。


大切なのは「夢を実現する力をつけること」

私たちがこの取り組みを続けているのは、「なにか『やってみたい!』と思い立ったときに、一歩踏み出してカタチにできる人」が増えていくことを心から願っているからです。

誰でも、願えばそうなれると思っており、その挑戦のハードルを下げ、裾野を広げていきたいと思っています。起業は手段の1つであり、起業することよりも、夢を実現する力をつけることが一番大切だと考えています。


エネルギーが湧き出る瞬間を──

アントレプレナーシップを養うためにとても効果的だと思っているのが、以下の2つです。

  • 「自分の想いを表明する」こと

  • 「その想いを同志に共有し、応援される」こと


想いを共有する場として、今年度より、7月23日(日)にエントリー者や起業家が集う「スターティングDAY」という大型イベントを東京国際フォーラムで開催予定です。

多くの人が、自分の夢を言葉にしたときに、まわりのリアクションで「実現は難しいことだ」と感じて、諦めてしまいます。

しかし、同じように夢を持つ人や、それを実現してきた先輩と会話をすると、心から応援され、「どうしたらできるか」「まず何をしようか」と前に進むための作戦会議がはじまるのです。

「表明する」ことと「共有し、応援される」ことの2つを経験することで、その人の今までにないエネルギーが湧き出て、突然スイッチが入る瞬間を、私たちは何度も目の当たりにしています。


「挑戦の輪」を更に大きく広げていきたい!

TOKYO STARTUP GATEWAYは、今年から大きなチャレンジをはじめます。

それは、学校やNPOなど、様々なコミュニティと連携することで、「挑戦の輪」を更に大きく広げていくことです。

中高生や、障がいをもつ方、企業社員、在日外国人など、多様なコミュニティとつながり、普段、願いや夢を言葉にする環境にない方にも、自分の想いを表明&共有してみてもらう。それを通して生まれたエネルギーを、またそれぞれ自分のコミュニティに持ち帰り、明日からの原動力にしてもらえたらと考えています。

もし近くに「背中を押してあげたい」と思う人がいたら、是非「TOKYO STARTUP GATEWAYにコンタクトしてみて!」と声をかけてもらえると嬉しいです。加えて、自分達のコミュニティの中で「挑戦の輪」を広げることに関心のある方がいましたら、それも是非、お気軽に私達に声をかけてください。


TOKYO STARTUP GATEWAY2023
エントリー受付中5/16-7/9



今回も最後までお読みくださりありがとうございます。
次回もよろしくお願いします。




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このnote記事は、NPO法人ETIC.が発行するニュースレター「ETIC. Letter」の内容を一部加筆修正して転載したものです。メール版ではエントリー募集中のイベントやプログラム情報、求人情報、スタッフのつぶやき、オウンドメディアDRIVEの最新記事なども掲載。ぜひご購読いただけると嬉しいです!


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