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会話なら「ぶっふぇ」でも通じるのに

ビュッフェやバイキングでは
なにから食べる? の話。

職場の送別会に行きました。

会場はホテルのレストランのビュッフェ。
いま「びゅっ」まで打ちこんだら
即、変換候補に躍り出てきてくれました。
おまえは発音しにくいくせに
いつの間にそんなに市民権を得ていたのか…
バイキングのほうが言いやすいじゃない、
とは内緒です。

さて、みんなが揃って
飲み物を用意して乾杯して
いざ! 二時間の真剣勝負!
と料理エリアへと向かったところ

ケーキ物色隊と化したわたしは
ケーキ、ゼリー、マカロン…と
デザート皿いっぱいにしてまず帰還。

その後、主食のお皿を手に取り
サラダとパスタとお肉……と
食欲のおもむくままにトングをカンカン。

そんな味覚大爆発のような皿を
ならべて食べはじめたところ
当然のように先生方に驚かれました。

「デザートから食べるの!?」

食べます(´・ω・`)
甘いのとしょっぱいのとで
行ったり来たりが好きなんです

「そうなんだ〜」
「サラダから食べたりしないの?」
「イメージだと白身魚とか食べそうなのに」

……デザートから食べるのもおいしいですよ(´・ω・`)ていうか白身魚のイメージってなんですん

サラダから食べると満腹中枢を云々して食べ過ぎを防ぐという効果はなんとなく情報番組で聞きかじっております。

でもビュッフェですよ
いやバイキングですよ

好きなものを!
好きなように!
食べたい!!!

甘いものは別腹♡
と小首かしげて食べるケーキもおいしいでしょうが
満腹のところにケーキを流しこんで
「やめときゃよかった……」
と思うなんて失態です。

己の胃袋加減を読みあやまり
すてきなデザートに恨みつらみをぶつけるような
無粋な人間にはなりたくありません。

受けとめる姿勢を万全に整えて
デザートに向き合う客でありたい。

と、言うよりも
なにから食べ始めようと
どうせ食べ過ぎるわけでして
それなら無心で食べ進めるモードに入る前に
「おいしい!」アンテナぐるぐる回転しているなかで好きなものを味わいたい貧乏性です。

と、そんな阿呆なことを思う一方で

大皿にサラダを盛りつけて
「シェアしましょう!」と呼びかける先生。

「これおいしいよ〜」と
一品ごとに感想を呟く先生。

苦手な食材が入ってた…と気づいた人に
さり気なくフォローしてあげる先生。

食事でなにを大切にするかって
人それぞれなのだなぁと
「みんなで食べる」ときに
大事にするところ、自分はなんだろうと
ふと考えた瞬間でした。

ぼっちorおうちごはんに慣れきっていると
自然な気遣いのひとつひとつに感動して
「マネしよう!」と思うところだらけで
ある意味、お得なのかもしれません。
女子力とは、気遣いとは……
の自問には耳をふさぎながら帰宅しました。

(´・ω・`)
わがまんぷくにいっぺんのくいなしでございます…

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