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表情筋。

道北ドライブからの帰り。暑さ疲れもあって眠い。
だがペーパードライバーとしてせめて助手席では決して眠らん!との信条でいるからには意地でも眠らん…うとうとうと。

いいや!野生動物の飛び出しタイムだし、ここはガンバレ私。と、見えない敵と戦っていたら、ハッ!!
「シカっ」

薄暗い路肩の草むらから一頭の雌鹿が。なぜかスローモーションで目が合った。

道民ですもの、エゾシカの目撃は多数。ただ、今回のシカはなんだか怖かった。
原因はわかっている。薄暗い中の無表情。
表情のある哺乳類は少ない。表情筋が活躍するのは威嚇とかそんなところじゃなかったっけ。笑顔にいたってはヒトくらいだろう(ボノボとかどうだろ?)。だから草食のあの子に「もう少しほがらかに」とは求められない。逆にシシガミ様のようにニヤッとされたらもっと怖い。あれ?シシガミ様って笑ったっけ?

ともかく、鉄仮面のようなシカに見つめられたおかげでそれから数分は覚醒したのでした。ありがとう。飛び出さないでね。


これよりも無表情だったな。

シカが道路に飛び出すときは、一頭じゃなくて二頭、三頭と続くことがあるのでご注意ください。


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