「ダサい」のなにがダメなのか

先日、サッカー指導者の河内一馬さんのこのnoteを読んで衝撃を受けた。

サッカーの現場の人間で、ここまで広告やブランディングに造詣がある人がいるのかという驚きと、彼がまだ25歳であるという驚き。私のような、少し広告やマーケをかじった人間ならいざ知らず、サッカーの指導者をしている人にこの視点があることは「恐れ入った」と言う他あるまい。

ちなみに河内さんのnoteの本文では、「ある人物」として私が水戸のエンブレムを批判したとして騒動になった件についても少し触れられている。当時私は業界の外の人間で、遊びに行ったスペインでバルサのグッズショップに行き、Jリーグとの違いに衝撃を受けた。しかしその違いを表現する手段が適切でなく、いわゆる「角の立つ例え」だったために炎上した。

ぶっちゃけ引き合いに出すのはジェフだろうが栃木SCだろうが他のクラブだろうがどこでもよかったのだが、たまたまその直前に試合を観に行った時に一般の若い女性が言っていたことが頭に残っていて引き合いに出してしまった。とはいえ、誤解を招く表現であるのは間違いないし反省している(ちなみに私はこのnoteのタイトルに「ダサい」というワードをあえて入れたが、一連のツイートでは一言も「ダサい」とは言っていない。あとから宇多田ヒカルさんのツイートで知ったが、ああいうのを「ストローマン論法」というらしい)。

そして、それだけなら「よくある炎上」「そんなこともあったね」で終わる話なのだが、私はその後Jクラブのマーケの責任者になり、グッズの開発やクラブのブランディング全体にも関わる立場になった。

その立場になって、初めて見えてきたこともある。あのとき、スペインで感じたことの「答え合わせ」ができた、とも言える。

河内さんのnoteで触れられているいくつかの点について、多少はJクラブの実情を知る立場から、「なぜJリーグクラブはユベントスと同じ道を辿れない(辿らない)のか」についてお話したい。

なお、以下についてはかなりマニアックで興味関心を持つ人が限られる話なのと、適当に見出しだけ読まれて拡散されたくないので、有料コンテンツとさせていただきたい。

トーレスお披露目はあれでよかったのかどうか問題

河内さんのnoteで最も印象に残っているは、フェルナンド・トーレスのお披露目の件についての言及だ。

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「ダサい」のなにがダメなのか

えとみほ(江藤美帆)

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