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「寂しがりのレベル感」が同じカップルはストレスを感じにくいという話

私と夫は平均的な夫婦に比べ、プライベートな時間を一緒に過ごすことが多い。休日はサッカーを観に行ったり、一緒に旅行に出かけたりしている(ジェフ戦のホームとアウェイに行っているだけという話もある)し、先週も一緒にゲームマーケットに行って、上野の「おもてなしの宿(銭湯がついているネカフェ)」の3時間パックを二人で堪能してきた。

仲良しカップルは「寂しがり」同士が多い

こういう話をすると「もともと趣味が合っていたんですね、羨ましいです」と言われることが多いのだが、そういうわけではない。むしろ、もともとの趣味はまったく違っていた。ちなみにサッカー観戦は私の趣味で、ゲームは夫の趣味だ。にも関わらず、休日をともに過ごすことが多いのは、ひとえに寂しがりやだからだと思う。互いの友人と出かけるということもできるのだけど、なんだかんだで他人は気を遣うので、夫婦でいるのが楽でいい。

周りの人たちからは「仲が良い夫婦」と認識されているけれども、正直ラブラブというわけでもない。一緒にいる時間が長いので、話しのネタもそんなにない。ひどいときはお互いスマホを見ながら食事をすることもある。それでも、一人でご飯を食べるよりは旦那と食べたいと思うのだ。

「寂しさ」の感じ方には大きな個人差がある

ところで、私は過去に結婚に失敗している。今とその時の大きな違いは、私と相手の「寂しがりのレベル感」が大きくかけ離れていたことだった。

私は過去の結婚生活において、いつもずっと「寂しい」と思っていた。だけど相手は、まったくそう思っていなかった。寂しいどころかむしろ「もっと一人の時間が欲しい」「外で友達と遊びたい」と思っていて、どうやったら嫁の目を盗んで遊びに行けるかを常に考えていたように思う。

そういう相手に対して、私は「自分と一緒にいるよりも外で遊んでいるほうが楽しいんだな」と寂しい気持ちを募らせていたが、それで喧嘩になることにも疲れつつあったので、なるべく愚痴を言わないように、休みの日も仕事を入れたりオンラインゲームで友達を作って遊んだりしていた。

しかしそうこうしているうちに、私の気持ちが相手から離れていった。だんだん何のために一緒にいるのかわからなくなり、ついには離婚を申し出ることになった。彼は最後まで「休みの日だって2日のうち1日は一緒にいるように頑張っていたのに何が不満だったんだろう?」と思っていたのではないかと思う。しかし私は、そもそもそうやって、我慢や努力をして私といる時間を作ろうとしている彼の姿勢に傷つき、疲れていた

以上が私の個人的な体験なのだが、周りのカップルを見ていても、やはり「寂しがりのレベル感」が著しく違うカップルは、どちらかがものすごいストレスを抱えているケースが多いように思う。

うちはたまたまお互いが「寂しがり」同士だったが、逆に「結婚(交際)相手とはたまに会えるくらいがちょうどいい」くらいの人たちもいて、そういう人たち同士もうまくいっているように見える。

長くいられそうかどうかを判断する一つの指標になるかもしれない。

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photo by @yuuki517

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