厳しく指導できない上司の悩み

先日、会社の若手が営業に行くのにあんまりふさわしくない靴をはいてきた。「お客さんのところに行くのにその靴はダメだよー」と言いたかったのだが、私自身ががっつりスニーカーを履いていたので、言うことができなかった。

ほかにも、「リュックはダメだ」とか「デニムはダメだ」とか「コートは建物に入ったら脱げ」とか、なんとなく知っているビジネスマナーは山ほどあるが、自分が無頓着なので後輩に対して厳しく言うことができない。

また、自分自身がなんとなく実践できていることであっても、「別にやらなくてもいいのではないか?」と思うこともある。たとえば、「目上の人に向かって”なるほど”と言わない」というのは、ビジネスマナーとしては昔から根強く残っているが、別に自分が年下の人に言われてもまったく気にならないので、指摘するべきかどうかいつも悩む。お酒がなくなったらお酌するとか、エレベーターの中の立ち位置とかも個人的にはどうでもいいと思っているので、皆ができていなくても「ま、いいか」と思ってスルーしてしまう。

ただ、こういった場面に出くわしたときに、いつも悩むことは悩むのだ。「言うべきか、言わざるべきか」と。自分は気にしないけど気にする人もいるかもしれないし、彼らがこの先の人生において恥ずかしい思いをするのではないか?という気持ちもあるからだ。

ただ一方で、私自身はそれを知らずにここまで生きてきているという現実もある。知らないうちに恥をかいているのかもしれないが、実際それで仕事に深刻な実害が出たことはない。新卒であってもエンジニアやデザイナーなどで手に職があるのであれば、ムダなことに労力を使わずひたすら自分の得意なことだけに集中したほうがいいのではないか?という気もしている。時代の違い、ジェネレーションギャップなどもあるかもしれない。

...と思うと、なんとなく厳しく指導することができない自分がいる。

みんなはどうしているんだろうか?

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

やったー!
123

何度も読み返したい素敵な文章の数々vol.10

1つのマガジンに含まれています

コメント3件

自分の意見としてしっかり伝えて、決断は本人に委ねるのが良いと思います。伝えて欲しい若者もいると思いますので。
もうすぐ社会人になる者ですが、恥ずかしながら目上の方に「なるほど」と言ってはいけないと初めて知りました。
「知らなかった事を教えてもらって関心した、嬉しかった」的な表現だったのですが世間的には駄目なんですね…
頑張ってください。マイクロマネジメント上司大好きです。最近私の性懲りも無さに愛想を尽かすかと思いましたが、「いや、俺も性懲りも無く言うよ。信じてくれてるでしょ。一緒にしぶとく行こう」と一枚上手の性懲りも無さで来てもらえました。いつもありがとう!
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。