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知り合いに頼まれてつい「タダ働き」してしまいがちな人へ(請求下手を克服する方法)

先日、あるクリエイターさんたちの集まりで、何気なく「なんでフリーランスにならないの?」という質問をしたら、複数の人から同じ答えが返ってきた。

「お金の請求をするのが苦手で...」

ついつい相場より安い金額で仕事を受けてしまったり、本来は有料化しなければならないコンサルティングなどを無料でやってしまったりするので、フリーランスは難しいというのだ。

確かにフリーランスでなくても、専門知識やスキルの必要なことを「知り合いに頼まれて」無料でやってあげたりすることはあるし、本当はフィーをもらいたいけどなかなか言えない場合はある。

そんなときにおすすめしたいのが自分の「TimeTicket」に誘導する方法だ。

https://www.timeticket.jp

チケットで「集金ストレス」をなくす

たとえば、「ちょっとイラストを描いて欲しい」「翻訳をして欲しい」「XXの相談に乗って欲しい」と言われた場合、あらかじめ作業量に応じたいくつかの価格帯のチケットを作っておいて「このチケット買ってもらっていいかな?」とURLを貼って送る。そうすると、ほとんどの人は買ってから仕事を依頼してくれる(ここで買ってくれない人はそもそも顧客でも友人でもないので縁を切っても良いと思う)。

実際に私も使ってみたのだが、直接「○○円になります」というより断然言いやすいし、相手にしてもカードで簡単に決済できるので、いちいち銀行口座などを聞いて振り込む必要もない。もちろん取りっぱぐれもない。これは交渉下手なフリーランスには相当ありがたいシステムだ。

TimeTicketの欠点は手数料がバカ高いこと

一方、この方法にはデメリットもある。それは手数料が高いことだ。現状(2017年12月現在)TimeTicketでは、30%の手数料と販売価格-手数料に最低10%をかけた額が寄付として差し引かれてしまう。このため、1時間10,000円のチケットを売っても手取りは6,300円まで減ってしまうのだ。

この合計40%近い手数料は、集客部分をTimeTicketに頼らず自分でできてしまう人にとってはかなりの痛手である。

私もプラットフォームビジネスに携わっている身なので低い手数料では商売が成り立たないことも重々承知しているのだが、それでも機械的マッチングで取れる手数料の上限は25%くらいが上限で、15-20%くらいまでが納得感のある手数料率ではないかと思う。

TimeTicketの方、もし見ていたらここはぜひ改善をお願いしたい。

類似サービスも一長一短で決め手に欠けるが...

ちなみに類似サービスの「ココナラ」は手数料25%だが、こちらは価格相場感がかなり安く(もともとワンコインから出発しているためだと思うが)、単価1万円以上の報酬を得るには適していないように思う。(※追記:じっくり探してみたら数は少ないが5万円くらいのチケットもあったので、内容によってはアリかもしれない)

また、コンサルに限って言えば「ビザスク」もある。こちらの単価感はココナラやTimeTicketよりずっと高いが、自分の知り合いに「ちょっとチケット買ってー」と言える感じのカジュアルなUIではないのでなんとなく敷居が高い。ちなみに手数料はTimeTicketとさほど変わらない30%である(ただ寄付がない分取り分は多い)。

いま話題の「TimeBank」は、より高い値段で自分の時間を売ることができるが、現状は誰でも参加できるわけではないので一般人向けとは言えないだろう。

となると、やっぱり「TimeTicket」なのかなぁと思う。「チケット」という形式が大仰でなくお手軽感あるし。

ただ、どのプラットフォームもプラットフォーム側からの集客を加味して高い手数料率にしているけれども、すでに自分に集客力がある人からすると集客は見込めなくてもチケットだけ発行できて手数料が安いほうがありがたい

そういうチケット発行システム、誰か作りません?自分で作るか...な?🤔

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photo by @snapmartjp

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