et sona の暮らし方改革 / 移住の記し no.7

移住を思い立ち、さてどうした?


台所の近くに畑、が理想。とし、「山の中で、畑に囲まれたポツンと一軒家」というイメージばかりが先行する移住計画、さて?、どう進めた?

まずは、現代人のほぼ全てがそうするだろう、「移住」をキーワードにネット検索! 続いて、「移住」や「地方」、「地域おこし」なんて特集がよく組まれている雑誌(ソトコトなど。今ならTURNSなどはまさに!)で情報収集。

※移住を思い立ったら、まずはTURNS。こちら、最新号(2018年11月6日現在)


今や、「移住」に関する情報は相当あり、各自治体が行なっている移住に関する制度(助成金や補助、空き家バンク、等々)についてはすぐにアクセスできるし、移住支援の情報だって溢れるほどある。実際の移住者が綴るblogなどにも、面白いものだってあるし、雑誌の特集などでも、地域おこしでこんな面白いことやってる人いるんだぁ~、なんて思うこともしばしば。テレビだって気にかけてみれば、「地方から広がる◯◯」といった感じの、地域の人々と移住者が協力して町おこし!的な番組があったりもする。

ただ、「移住」のイメージをより具体化させようと情報収集するわけだけど、そのうち、言い方は悪いが、かなり頭でっかちになってしまう。なんていうか…、移住自己啓発みたいな状態になりかねないなw、と。移住の負の部分もネットなどでは目にすることもあるが、総じて、移住素晴らしいになりかねない、というか。

客観視すれば、いや、移住するのにいろいろ問題はあっただろうし、失敗例はもっともっとあるよね、と。幸い、自分たちには、先に岡山に移住したココホレジャパンの浅井くんなどもいて、移住後の苦労話をたくさん聞いていたというのもありw、移住のハードルは思いのほか高い、という認識はあった。(最近では、移住での具体的なトラブルがネット上では散見され、より状況を把握しやすいか?)


そこそこ揃えた移住に関しての前知識。これを、既にある「山の中で、畑に囲まれたポツンと一軒家」という(妄想で膨らんではいるがw)明確なイメージとどう繋げるか。つまり、じゃあこれ、どこで探す?

助成金がある自治体がよくない?、とか、いやそんなことより環境/風景がなにより大事でしょう!、とか、縁もゆかりもない場所で知り合いもいないとか辛くない?、などなど、思うところは数々あれど、旅をした際に心奪われるほどのステキな場所に出会ったから!、だとか、こんなステキな人たちがいる地域だからこそ!、といった、その場所となる、決定的な「きっかけ」が、ない。おそらく、日本全国に無数にある、「山の中で、畑に囲まれたポツンと一軒家」…。あぁ、ピンポイントのイメージでしか、ないwww

まずは、ポツンと一軒家の3つぐらい上のレイヤーにある、どの地域かというポイントを絞らなければ! ただし、(行ったことないけど)北海道いいよね、長野も絶対いいよ、 富山だってよさそう、なんて印象で語るのは楽しいが、そんなことでは収拾がつかないし。


どこにある、ポツンと一軒家か。

自分たちの郷里は、島根と広島。実家に戻るという選択肢はすでにないが、よく知る気候風土に地域文化や人、そして、なにより同じような方言で会話ができる、という言葉の問題が少しでもクリアになれば、地域に溶け込むアドヴァテージになるのではなかろうか?、と考えた。


そこで、ひとまず、中国地方。


とはいえ、まだまだ広いw そこから、農業をやろうというのだから海沿いではなくやはり山間、出来れば農産地として知られるようなところがよい、お店もやるとなれば、観光地が近くにあるようなところがよいだろうし、ついでにいえば、都市部へのアクセスも容易であれば尚よし、移住のための助成金や物件取得の補助があるような市町村はどこ?、実家に近ければなにかと便利なんじゃないか?、なんだったらまずは地域おこし協力隊とかでもよくね?、等々、あれもこれもと上げていくと、当然そんな場所は、どこにもないw


ナニを優先するのか?、をもっと絞り込む必要がある。


結果、暮らし方を変えようというのだから、人のお金で動いて自由度を落とすのであれば、それはなし。暮らしの中で、農業を始点/支点に、作る、を通して価値観を問い直そうとするのだから、農産地として著名であり、なおかつ農業未経験の自分たちが取り組みやすい環境/条件を優先しつつ、将来的なお店のことも考え合わせれば、都市部へのアクセスも考慮できる場所、といった結論に落ち着いた。


そうと決まれば、物件探し。2016年後半から本格的に始動。行政のスピード感では話にならないだろうからと(勝手な決めつけだけど)、空き家バンクではなく、民間の不動産屋さんに問い合わせ。広島と福山の不動産屋さんを始め、鳥取の大山町の不動産屋さんなどともやりとり。大山に、高原の一軒家という魅力的な物件があったのだけど、どうにも取得できない額なのであっさり撃沈w 広島でも、府中市の上下町(じょうげちょう)という山間地域に、視界には人工物が入らないというロケーションに、趣のある古民家と充分な広さの畑に山林、そして水源もあるという、まさに理想の物件があり見にいくも、あまりにもアクセスの難易度が高すぎる&家の修繕にかなりの費用がかかるだろうというのもあり、総合的に判断してやめた。その後も、数々の物件を紹介されるも、なかなか納得のいくものにあたらない。

こうなれば、行政とか民間とか言ってられない、いくつかの市町村の空き家バンクにも登録して間口を広げよう、となったのが2017年初頭。移住を思い立って後、この時ですでに1年ほどが経過している…。そんな中、2017年春に、尾道の北にある世羅町(せらちょう:古くは大田荘/おおたのしょうと呼ばれる一大荘園で、農業を中心に、観光農園や農産物の6次化にも成功している、農業の町として知られるところ)で、広大な農地を有する格安物件があるというので視察に。ポツンと一軒家ではないが、とても良い物件。だけどちょっと広すぎるなぁ、などと帰りの車中で話しながら、もしかしたらいい空き家が見つかるかもしれないからと、まったく知らない、カーナビにも線しか描かれないような山道に入ってみた。

これ、このまま行って大丈夫か?、という細く薄暗い箇所もある山道を不安に思いながら走っているとw、突然、なんだこれは!、という風景が。


ここは、どこだ?
まだ世羅町か?
いや、どうやら御調町(みつぎちょう)らしい。

店で使っている尾道パパイヤは御調町で栽培しているもので、その農場を訪れたりと、御調には何度か来ているが、御調にこんなところがあったんだ! 数軒の民家が見受けられる、谷あいの、小さな集落。めちゃめちゃステキな場所じゃないか!

世羅に隣接する御調なら農業をするのに適しているし、(カミさんの実家が近く)農業のプロである義父の助けも得やすい。そして、広島、岡山といった都市部にも近い。尾道という観光地だってすぐそこだ。これは、自分たちが望んでいる条件にピッタリじゃないか!

御調町ということは尾道市。尾道市には海のイメージがあり完全にノーマークだった。尾道市の空き家バンクは…、御調町に限ってだけは「一般社団法人みつぎさいこう」で管理しているのか。で、担当者は…、カジタカさんか。帰京後、さっそく連絡。

その1ヶ月後の2017年6月、以降いろいろとお世話になるカジくんと、始めて会うことに。

続きは、おいおいw

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et sona

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