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et sona の暮らし方改革 / 移住の記し no.9

enjoy myselfなDIYでリノベはフリーダム! 2 の 追記


前回は、あまりリノベについて触れていないリノベの投稿だったけど、作業内容自体は「塗って乾かす」のみなので、まぁ、致し方なし?!

実のところ、壁の塗装作業をしながら、隣にある畑(台所の目の前!)や庭に植わる木々の伐採、整備も行っていた。


熟し過ぎた実がボタボタと頻繁に落ちるほどの、まさにたわわに実が成っていた柿や、無数の細い枝葉に覆われてしまったさるすべり、どう見ても完全に枯れてしまっている梅など、しばらく管理されていなかった木々の枝をほとんど落とし、ほぼ丸裸にしてあげた。あげた、というのはおこがましいが、この時期に思い切って枝を落としてあげたほうが、春に芽吹く新芽のためには良かったりする。それぞれの木々が、美しいシルエットになるには、また2、3年かかるだろうけれど、3年後を見据え、つど剪定していくというのは、まさにボタニカルでヒュッゲな生活だなぁ、などと悦に入っていたが、まぁ、剪定とはいえ、チェーンソーで切り倒したり、ロープを渡して引き倒したりと、作業としてはわりと大がかりで、ヒュッゲではなかったかもしれないw


家のリノベの先行きは不安な状況ながらw、台所の目の前の小さな畑での作業を見越し、中古の小さな管理機(耕運作業や畝立てなど出来る農機具)はさっそくゲット!

義父が、古くから付き合いのある店より、安かったから使ってみて問題なければ買ったらいい、と持ってきたw えっ、そんなにユルい取引きでいいの?、とは思ったが、田舎ならではなのか、義父ならではなのか定かではないが、なんとも微笑ましい販売姿勢とも思ったり。まぁ、ほとんどが知り合い、そのまた知り合い、といった感じだろうから、信頼や信用で繋がることで成り立っているコミュニティの中での商売、といえるか。またなにかあれば、次もそこで、となるだろうし。

で、さっそく試運転。見た目にも状態は良さそうなのだが、その通り、いやもう全然問題なし! 意外とパワフルだけど、小回りが利いて、カミさんでも簡単に扱えそう。というわけで、即決w


当たり前だけど農機具の相場観なんて全くないし、それほど高いと思えるものでもなかったので、これまでも義父との関わりがある店なら、「次もそこで」の信頼構築のためにw、価格のことはあまり気にせずにと思って買ったが、後で調べたら、ネットでの中古販売価格やオークションでの価格より、3割以上安かった! あと、農機具のオークションというのが思っていたよりも充実していてビックリ! 家庭菜園やガーデニングが趣味、といった人たちの需要もある様子。以前、ホームセンターにDIY用の電動工具が充実していると書いたけど、そこまでの波及率ではないにしろ、農機具も農家だけに向けたものではない、って感じなのかと。いずれにせよ、相対的な判断ができると、スゲー得した感が!ww いやもう、次もその店だ!

ちなみにこれ、東京⇄広島の往復の交通費ぐらいなのだけど、その時は即座に、ブルゴーニュのグラン・クリュ・クラスのワイン1本ぐらい(著名生産者の有名畑は除くw)かぁ、と思ってしまった。ワインと比較する、なんてことは普通あまりないだろうけれど、ワイン(とりわけブルゴーニュ)には深い愛着を持っていたわけで、11年間渋谷でワインのお店をやっていた、という記憶は、意外にも、こんな小さなところにこれからも現れるのかなぁ、とも思ったり。

ひとまずこれで、ある程度の畑には対応できるかと。とはいえ、家の隣の畑は、出来ればアリス・ウォータースの庭や畑のような感じで、自然と共生しているようなものを目指したい、とも思っているので、完全に畑にしてしまうかは悩ましい。

「オーガニック料理の母」のすべてがわかる
アリス・ウォータースの世界
小学館刊


ところで、今回の滞在で、総計4度の塗装作業を実質4日で終えられたのも、前回同様いろいろな人に助けられたから。

みつぎさいこうのカジくんはじめ、DIYはすっかりお手のものといった感のある、まるみデパート社長にしてもち肌化粧店店主でもあるカヨちゃん(見事なローラーさばき!w)や、作業が楽しいといってほぼ全日参加してくれたカヨちゃんのお母さん。

さらには、カジくんのお母さん(料理人の娘として、小さな頃から料理を叩き込まれたとのことで、煮物にしても揚げ物にしても、なるほど!、と唸るほどに美味しい! なんていうか、こういうことに接すると、60代の優れた技能を持った優秀な人的リソースが、田舎にもいっぱい埋まってそうだなぁ、と想像できる。この世代は、そのポテンシャル以上に成果を出そうと意気込む生真面目さも持っているだろうし、無理がなく、自発的に参加出来るような事業組織の仕組みが作れれば、まだまだ面白いことをしてくれそうだけど)がお昼を用意してくれたりと、なにかと気にかけてもらい、親切にしてもらった。


これをなにかで返さなければいけないが、モノやキモチといったことでもなく、この場所で、東京からやって来た夫婦が、なんだか楽しそうに暮らしている、という状況を作ることが、もしかしたら一番なのかもしれない、とも思ったり。

移住後、少し落ち着き、桜が咲く季節にでもなったら、畑の真ん中に大きなテーブルをセットして、ワインでも飲みながら(カジママとカヨママが飲めるのかは未確認w)、今度はこちらが自慢の料理でも振舞いたい!

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