そろそろ巷ではツリーが飾られて、クリスマスに向けてそれぞれの思いもあると思うが、珈琲屋としては毎年この時期に力を注ぐのはクリスマスブレンドの配合。

当店のクリスマスブレンドに対する心意気

①生クリームのケーキと一緒に食べても負けないコクがあること。

②気分を盛り上げる華やかな香りであること。

③普段よりも良い豆を使用しながらも1000円ちょっとであること。

毎年これらを踏まえてその年ならではのブレンドを作る。
今年はCOE（カップ・オブ・エクセレンス）ブラジルのシッチオセラ＠2000円の豆をベースに作ることが決定。

ブラジルシッチオセラ　　５００ｇ

キゴマディープブルー　　３００ｇ

マンデリンアチェ　　　　２００ｇ

焙煎度合いは低速6番＝フルシティーロースト。

味見の感想。。。。。

MA3「全体の香りはいいけど、アチェがマンデリンのくせにモカっぽい香りがするから上等なモカブレンドみたい。ケーキと一緒じゃ負けてしまう。キゴマの華やかな香りは少しするけど、やっぱりアチェの香りに負けてる。シッチオセラは全く感じられないから、ブラジル使いたいなら920円のブラジルショコラでも変わらないんじゃないの?」

店長「確かにアチェってモカっぽいからね～でも、COEという最高品質の豆を使うことに意義があるんだから、安い普通のブラジルは使いたくない。キゴマの香りをもっと出すために配合を変えてみようか?」

MA3「配合変えるならどうせだからもう一歩焼いて油がほんの少しだけ出るくらいにしてください」（どんだけ偉そうなパートだｗ）

翌日

ブラジルシッチオセラ　　４００ｇ

キゴマディープブルー　　４００ｇ

マンデリンアチェ　　　　２００ｇ

焙煎度合いは低速6番プラス１２～３秒

うまい!!

MA3「そうそう、これくらいどっしりしないと、甘いお菓子やケーキに負けちゃう。キゴマの華やかな香りもばっちり!アチェは少し深く焼いたんでモカっぽさが少なくなってる。でも、シッチオセラどこにいるの??」

店長「この子は、きっと上質なベース豆として、キゴマを支えてるんだね～」

MA3「じゃあ、キゴマ１００％でもいいんじゃない？ｗ」

と冗談言いながらも、この配合で決定。

お客様にもそろそろ聞かれる。
「今年のクリスマスブレンドはまだ?」

店長が金額を設定したら、たっぷりブレンドして、ポップ書いて、売りだします!

ここから内緒話。。。毎年大人気のクリスマスブレンドですが、12月25日を過ぎるとどうなるか。。。

お正月に向けて「寿ブレンド」に変身！中身一緒ｗ