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ブランディングはエッジを立てすぎるな】

ブランディングコンサルタントの人に聞いた話ですが
「ブランディングを頼む人はかなりのエッジを立てないと納得してくれないのよ」ということでした。

「自分では、想像も付かなかった」というものの方が、感激してくれるというのです。
でもどうなんでしょうか?

例えば、バイオリニストさんに、「振袖を着て演奏する」というものです。
でも一回は出来るとしても、続けるのは難しいです。
理由は、
1)バイオリンは足を踏ん張って演奏するため、振袖だと、裾が開いてしまう
2)振袖は、袖が重いので、演奏に負担になる
3)振袖は高額なので、たくさん買うことは難しい
  普通のドレスよりも、同じ着物は、印象に残りやすいので、「また同じ着物を着てる!」ということになりかねません。

ブランディングは、続けられなければ、意味がありません。
実際の生活様式にあってないもの。
リアル性がないものは、一度やってもすぐに辞めてしまいます。

あるブランディングフォトを撮影されているカメラマンの写真を拝見したことがあります。
中国へのプレゼンのためにと撮影されたプロフィール写真を見て絶句しました。
ひと昔前の出来るOLのような髪型、スーツだったからです。
ポーズも古臭い。
だて眼鏡も不自然です。
でも「これが中国では受けるんだ」とカメラマンの方は言ってたそうで。
もちろん、プレゼンは駄目でした。
奇をてらったものは、代償が大きいです。

弊社がブランディングさせていただく場合は、
キャラを立てつつ、その人の生活様式や、経験などの掛け算で作らせていただきます。
その方が続けられるので、結果的に効果が出やすくなります。
過激なものは長続きしないからです。


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