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【最初に読んでもらいたい記事】ビデオグラファーの始まり(2020.8.15更新)

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仙台のゲストハウス、Hostel KIKOに長期で住んでくれたメンバーへ、感謝の気持ちを込めたキャンプを開催。

数え切れないほどの思い出があるはずなのに、振り返ると長いようで短く、切なさを感じる。

大自然に囲まれた今回のキャンプでは、飾り気のない表情が垣間見え、また和志の歌声が心に染み渡る。



はじめに

動画制作者の方なら誰にでも「初めて作った動画」というものがあると思います。それは人生の中で最も特別で、最も思い出深く、最も恥ずかしいものであるに違いない!!(少なくとも僕はそう感じています笑) 

僕にとってのそれが、冒頭のキャンプ動画です。僕のビデオグラファーとしての初めの一歩はこの時からでした。

2020年8月現在、動画制作を始めて1年と半年に満たないくらいではありますが、ありがたいことに動画を作ってご飯を食べることができようになりました。(もちろんまだまだ波はありますけど)

僕のビデオグラファーとしてのこれまでの歩み

①知人から依頼された動画を撮影&編集含めて作る

②知人の会社の動画を編集のみ担当

③ココナラでYouTubeの動画編集の仕事をする

④知人の会社やお店の動画を撮影&編集含めて作る
---------(ここでご飯が食べれるようになった)
⑤地域の商店街に根ざした動画プロジェクトのコーディネート(動画制作講座を開催。チームを作って地域の情報を動画で発信するYouTubeチャンネル立ち上げ)

⑥機材を使ったライブ配信、ショートフィルムの制作、オリジナルのコンテンツ作りなど、動画を活用して多岐に渡る活動を開始。(2020年8月現在)

ざっとこんな感じです。

もっと詳しく知りたい方は、自己紹介の記事を読んでもらえると嬉しいです!(どんな動画を作ったかのサンプルも記事下部で紹介してます)

さて、自己紹介が済んだところで、この記事についてちょっと解説します。この記事では動画を仕事にしようと思って、1ヶ月目の自分が書いた記事を原文のまま公開しています。

1作目をどんな思いで作ったのか、なぜ自分がビデオグラファーになろうと思ったのか、どんな機材を使おうとしていたのか、今後どういうことをしていきたいのかなどを綴っています。

ぜひ僕の活動や考えに興味がある人、これから動画制作を始めたいと思う人に読んでもらいたいです。

The First month STORY(2019.4.27)

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1作目の動画制作にあたって

「よし、動画制作を軸にしたフリーランスになろう」

そう決めたのはこのキャンプに行ったあとの2019年3月31日のこと。

つまり冒頭で紹介した、この作品が記念すべき1つ目の動画となる。


そう考えたときに、この作品が1作目で良かったなあと思う。その理由は下記3つに集約される。


①強い思い入れがある
いつも一緒にいる仲間たちとの思い出。思いが入っている動画ほど、僕は人の心を動かすものだと思っている。できるだけ自分が心動いたシーンを中心にこの動画は制作している。後日談になるが、メンバーのよちゃはこの動画を見るたびに「やーばいんだよね、この動画見ると思い出す。」みたいなことを言ってくれるので、実際に心を動かせているんだと思う。こういう瞬間は嬉しい気持ちになる。


②自分の好きなことが重なったVlog的な内容
キャンプ×料理×ゲストハウスメンバー、そして動画。どれも自分の好きなことだったので、そもそも動画撮影の段階からとても楽しめた。好きに勝るものはないというが、何かを始めようとなったときに、最初は楽しく軽く始めるのが良いと聞いたことがある。最初のハードルが高かった場合、挫折してしまい長続きしないからだ。そして何かをプロモーションするというわけでもなく、ただその瞬間のありのまま感じたものを作るVLOG的な内容だったので、それもハードルを下げた一因だと思っている。


③以前作っていた動画に似ていた
大学時代もどこかへみんなと遊びに行っては動画を撮って編集していた。どこかのタイミングでVimeoにあげようと思うが、このときの構成や雰囲気が今も活かされていることは間違いない。とはいえ、当時はiPhone中心の撮影で編集はiMovieという完全にアマチュアレベル。今回はまだ使いたてということも有り、GoproとAdobeの性能を存分に活かしきることはできなかったが、当時よりは動画を”編集している”という気持ちが強くなったし、”更に良く見せる”テクニックも少しだけ使った。(素人レベル) テクニックを無闇やたらに使うのは本望ではないのだが、表現できる幅が広がる、という意味では楽しくて色々試したくなる。



ビデオグラファーの始まり

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フリーランスになってから、もう少しで1年になる。(このときは動画制作に絞らず、色々やっていた)

ブログから始まり、WEBライティング、WEBマーケティング、WEBサイト制作、WEBデザイン、UXデザイナーと、フリーランスになれそうなスキルを試しに一通り経験したり、イベントに足を運んだりした。

とはいえ、どれも”これだ”というものがなく、なかなか本腰を入れようとは思っていなかった。


そこで原点回帰。
結局僕は何が好きなの?というのを改めて考えてみたときに、自然と時間を忘れて没頭できるのが”動画制作”ということに気づいた。

ご飯を食べることが生きがいで、お腹がいっぱいだとしても決まった時間には何かしらの食べ物を口に入れてしまうこの僕が!!笑

唯一といっても過言ではない。ご飯よりも動画制作を優先してしまう。


”好きを仕事にする”

と、前職をやめる際に決めたにも関わらず、なぜこの”動画制作”をこれまで自分の仕事にしてこなかったのか。

正直、今考えると、”好きを仕事にするのが怖かった”のかもしれないと感じる。

趣味レベルの僕が、本当にこれを仕事にできるのか、上を見るともっとできる人はたくさんいるし、「何やってんだこんな素人レベルで笑」と嘲笑されるかもしれない。また、「プロの仕事を舐めるな」と怒られるかもしれない。そんな気持ちがどこかにあったんだろうな。


そんなとき1つの機会に恵まれる。
きっかけはゲストハウスの長期メンバーのMichaelが作った、Hostel KIKOのプロモーション動画。


僕と同い年で喧嘩するくらいには仲がいいMichaelがこの動画を作ったことに悔しさを覚えた。

”すげーかっこいい...... 俺にだってこれくらい作れるし!!”

そう思ったときに僕の頭の中で何かのスイッチが入った気はしていた。


彼は自分にすごく正直。最初は日本を旅しながら回り、頑張っている人をインタビューして記事を書いて発信するということをしていた。フォトグラファー的なこともしていた。サイクリングツアー的なこともしていた。ただただその時やりたいことを全力でやっていたことを覚えている。

そんな彼が「やっぱり僕は動画を作ることが好き。だから仕事にする。」と、お昼ご飯を食べながら僕に話した。



凄いシンプルで気持ちがいい。嘘偽りがない。純粋。
そう感じたことを今でもよく覚えている。そんな彼を見ていると、自分も正直に生きたいと感じる。


そして冒頭に戻るのだが、やはり僕は「動画制作」が好きなんだなあと思った。だからそれを仕事にしたいと考えた。

そしてその動画制作という仕事を軸にして、現在行っているゲストハウスのマネージャー業務やその他いろんな活動と絡めて行きたいと考えた。


そう考えてからの行動は早かった。
Adobeは既に購入していたので、Premiere ProとAfter Effectsの練習を開始。(本当は慣れ親しんだiMovieの上位互換であるFinal cut Proにしようかと思ったが、チュートリアル動画がたくさん出ていて多くのプロが使っているのがAdobeだったので、そっちにした。)


Udemyの割引セールを見計らい、チュートリアル動画を購入し視聴。Youtubeではこれまで、きまぐれクックという方の魚をさばく動画をガンガン見ていたが、VlogとかAdobeのチュートリアル動画とか、海外のクリエイターのかっこいい動画を毎日数本見ることにした。


イベントに対するアンテナも相当高かった。よく見ていたYoutuberのダストマンさんの動画でこの「VIDEOGRAPHERS TOKYO」の告知が有り、気づいた瞬間にはすべての予定をリスケジュールし、参加予約をしていた。渋谷で1000人定員のイベント。配布された番号は955番ww 超ギリギリで申し込んだんだなあと笑った。イベントは業界のトップレベルの人達の考え、作品を間近で体感できた。得たものは言葉に出来ないレベル。


パソコンはMacBookPro(late2015)を使用していたが、スペックがメモリ8GB、SSD128GBだったので正直動画制作には厳しかった。嫁に相談しハイスペックのものを買おうとしたが、さすがに30万円はきついということで、とりいそぎSSD1TBを別途購入し換装。とはいえ、重い動画を編集すると「ぐうぉーん」と音をたてるので、最近Windowsのワークステーションを購入した。スペックはメモリ32GB、CPUはワークステーション用のXeon e-5、GPUはNVIDIAのGeforce GTX1070、SSD256GB+HDD1TB。(メルカリで9万円だったのだから破格) 前職で大学の教授向けにパソコンとかソフトウェアを販売したり技術サポートをしたりしていたので、知識は人並み以上にあった。まさかあのとき苦労して覚えたことがここで活きるとは当時思いもよらなかった笑


「僕は動画制作を仕事にしました(したいと思って現在修行中です)」と口に出し始めると、面白いものでそういう案件が転がり込んでくる。

友人の結婚式のWEDDING MOVIEと、ゲストハウスでやっている「土鍋deごはん」というイベントのPV制作、友人がやっているシーシャのPV撮影、ゲストハウスで新たに事業化したKIKOさんぽのPV。

ありがたいことに挑戦する機会に恵まれた。


問題は使用しているカメラ。一眼レフでの動画撮影が現在トレンドではあるが、僕らが使用しているのはCANONのEOS Kiss x7iというビギナークラスのもの。これでも動画は撮れるが、フォーカス速度が遅い。サブ機としては誕生日プレゼントで貰ったGopro6hero。これがまた持ち運びしやすきて良いのだが、なにか作品を作るとなったときには少し物足りなかったりする。

友人から色々聞いたり、イベントで見聞を広めた結果、メーカーはSONYで決まり。あとはグレードの問題。入門機としてはα6400が良さそう。ただほしいのはα7シリーズ。可能であればα7sⅡか、今年出るだろうと噂されるその後継機。前者はレンズ込みで15万円くらい、後者は30万円弱。ちょっと色々出費が嵩んでいるので、かなり悩ましいというところ。


そこで嫁と相談した結果、仕事が安定するまではレンタルでいいんじゃないかという結論に至り、上記結婚式の動画と土鍋deごはんの撮影は、a6400を3泊4日(15000円弱)で借りてみて、それを使ってやってみた。

後日その動画はアップするが、やはり全然クオリティが違う。カメラって大事。



以上が、ビデオグラファーを目指した1ヶ月目の時に書いていた話です。そしてこの時期に作った動画が以下の2つです。試行錯誤しながら、必死で作った記憶があります。


それから半年経った頃の話も記事にしていたので、興味がある方は読んでみてください。


余談ですが、現在自分が使っている機材はこんな感じです。

◆撮影:SONY α7Ⅲ (何でも), DJI Osmo Pocket(VLOG用), SONY HXR-NX80(ライブ配信用)
◆レンズ:TAMRON 28-75mm F/2.8, 17-28mm F/2.8
◆パソコン:Apple Mac Book Pro 16 (2019, core i9, 64GB, SSD1TB)
◆編集:Adobe Premiere Pro, After Effects



これからのこと

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ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
少しだけ、これからの僕の仕事と使命について考えたので、興味がある方は読み進めてみてください。

これからも動画制作をしていくと考えた時に、この6つの道があると考えています。

①趣味で動画を作る(ボランティア、VLOG)本業は別にする。
②個人で人から依頼された動画を作る。
③動画制作チームに入り、個人・企業の動画を作る。
④自分で商品を作り、それをPRしていくために動画を作る。
⑤自分がインフルエンサーとなり、自分をPRするために動画を作る。(YouTuberなど)
⑥動画制作を学べるプラットフォーマー、または講師となって動画を作りたい人に方法を教える。

今後も変わらず自分自身が動画クリエイターとして動画を作っていくのはもちろんですが、これまで活動してきた経験を活かして、これから動画を始めたい、または学んでいきたい初心者向けに、僕が経験してきたことを届けていきたいと考えています。

動画を作りたいと考えるその目的や目標、入り口はどうであれ、誰かが間口を広げてあげて、サポートする必要はあると思います。そのスキルを使って「何をするか」「何を映すのか」「何を成し遂げるか」は、その人それぞれだと思っています。

僕は特に「自分の地元や、好きな地域を盛り上げたい!」「動画を使って、人とコミュニケーションしていきたい!」「その土地や人が持つ物語を動画にしたい!」という人に向けて、情報を発信したいと思っています。

買い切り型の有料マガジン作りました

このマガジンは「地域に入り込んで動画制作と情報発信活動をしたい方」向けに書いています。不定期更新ではありますが、自分が活動している中で「この学びや視点は成長に不可欠だ」と感じた時に、記事にして追加していきます。 コンテンツとしては「企画」「撮影」「編集」「発信」に関することを中心に書いていきます。

780円で全部読み放題です。1本単位でも購入いただけるようにしています。今後執筆する記事もここに入れていく予定なので、まとめ買いしたい方におすすめです。

最後に

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経験は積み上げていくもの。せっかく先人が学んできて役に立つと感じるメソッドがあるのに、それを共有しないのは、技術の進歩を止め、業界全体を停滞させてしまうことではないだろうか、と考えています。

動画制作において、どれだけ小さなことでも、今では当たり前だと思っていることでも、その情報を必要としている人は必ずいると思っています。

もちろん、情報だけをインプットして、頭でっかちになってしまうリスクもあるので、結論としては「経験しないとその重みはわからない」と思ってます。ですが、その情報を知っているかどうかで変わる未来もあるのではないか、と思ったりもします。

もしかしたら、誰かが僕の記事を読んで人生が変わるかもしれない。そう考えると、自分が経験してきたことを発信することは、自分の使命になりうると考えました。

いつか、この記事を読んでくれた人たちと、お酒片手に自分たちの夢やビジョンを語り合って、ちょっとしたきっかけから一緒に活動できたらいいなあ〜。そんなことを考えています。

おしまい

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