東北の可能性とそこに自分の役割を見出す。
東北の可能性
”東北には何もない” なんてことはない。
だからこそこぞってみんなが言う。
”東北には可能性がたくさんある”
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さて、東北エリアを活性化させようと行動をしている人たちはどれくらいいるのでしょうか。
無論、その人数なんて想像がつかない。
そしてお互い何をやっているのかもわからない。
広い視野を持って取り組んでいるのはインフラ系でしょうか。大企業でしょうか。それもよくわからない。
だからこそ、東北には何があるのか、東北にいてもよくわからない。
更にいうと、東北に住んでいない人ならなおさら何があるのかもわからない。僕らが九州の各県の位置関係があやふやなように、九州の人達から見たら、東北の各県の位置関係もあやふやなのである。
なんて御託を並べてみたけど、実際東北の可能性をどこに感じているのか、というと、”自然”なのである。
外国人が東北にスキーをしに来る
僕らには当たり前の”雪”と”雪山”、秋田と青森を転勤して渡り歩いた小学校時代の冬の体育の授業はスキーという思い出が蘇る。
生活するにはしんどい雪という怪物。
なかなか冬に観光客が増加するとは考えにくいのでが、スキーヤーたちにはまるでパラダイス。外国からも最近はどうやらやってきているらしい。
生活する人と、観光客との意識のズレがそこにはある。
田んぼと米
東北人からしてみたらそんなの当たり前。見れる場所は多い。
とはいえ、外国人には、ただその田んぼをサイクリングで回るだけで5時間12000円のツアーも売れるというのであるから驚きである。
さらにとある長崎生まれの知人からの一言。
”東北は米がうまい”
ずっと美味しい米を食べてるとわからない。確かに他の県に遊びに行っても、白米を単体で食べる機会は少ない。東北の米が出されることも多々ある。あまり考えては来なかったのだが、居酒屋の締めの塩むすびに感動したという話だった。
日本を分けて考える
北から順番に、北海道、東北、関東、中部、中国四国、九州。
東日本と西日本。
僕の馴染みのある地方は”東北”と”東日本”。
全国的に観光地として有名なのは、京都、大阪、広島、福岡、愛知、沖縄、北海道、東京、神奈川、千葉とか。
おや、東北がほぼない。
実際東北にいて思うその課題は、交通の便の悪さと観光地の少なさ。平泉の金色堂、会津の鶴ケ城、宮城の松島、白神山地、蔵王連峰.......
もちろん他にもたくさんあるのは知っているけど、ある程度ネームバリューのあるものはそれくらい。
でも面白いもので、Youtubeには結構コアなスポットがあがっていたりする。ゲストハウスで働いていると分かるのだが、一定の外国人旅行者はSNSやYoutubeで観光情報を調べて東北にやってくる。
このキツネ村(Fox village)なんて、外国人ゲストから言われて初めて存在を知ったくらい。変な話、東北に住んでいる僕らよりも海外の外国人のほうが東北を知っている場合もあると思う時がある。
”自然”と”X”と自分の役割
あえて日本人ではなく、海外から来る外国人旅行者の意見を尊重するとするならば、東北に何を目的に来たのか、と聞いたときに帰ってくるのが”自然”であったり”リラックス”というキーワード。
もし観光客がどばーっと東北に来た際に、リラックスできる環境というのが果たして保たれるのか、と考えたときに”自然”という強みを伸ばしていきたいと考えた。
なので、長期的に見た際に、東北の魅力を僕は”自然”と考えている。
それに対して”X”は”自然”をさらに盛り上げるためにかけあわせる”不特定の可能性”と定義してみました。(意味もなく”X”って言いたかっただけ)
そこで、僕が最近取り組んでいること、取り組みたいことを整理。
◆取り組んでいること
1,自然✕ガイド
自然豊かな観光地案内とそこの物語を解説
2,自然✕ゲストハウスのスタッフ
東北の自然豊かな場所の紹介
3,自然✕キャンプ
一緒にキャンプをしながら語ったりキャンプめしを作ったりしている
◆取り組みたいこと
1,自然✕アクティビティ
東北の自然を満喫できるアクティビティの販売
2,自然✕ウェブメディア
ウェブメディア上で東北の自然の魅力を紹介していく
3,自然✕動画
動画撮影、編集、発信、VLOG
これからも自分が東北で何をできるのか、考え続けたい。
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