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NTX ロヒョンが作る曲と投稿を読んで思ったこと。そして韓国語の勉強を始めた話も少し。

前にもこのnoteで書いたように、NTXに興味を持つようになったのは『Old School』のとき。
そのステージを見てロヒョンくんのことが気になり、曲も好きになり……NTXに少しずつ興味を持つようになりました。

そう、この『Old School』はロヒョンくんが作詞・作曲・編曲した楽曲。
最初から今日この日まで、ロヒョンくんの才能やステージでパフォーマンスする姿に惹かれているというわけです。

そこで今回はタイトル通り、ロヒョンくんが作る曲と推し(ロヒョンくん)の投稿を読んで思ったこと、そして歌詞の内容を理解したくて改めて韓国語の勉強を始めたので、その話も少ししようと思います。


なぜこの話をしようと思ったのか?

JTBC『PEAK TIME(ピークタイム)』が終って、ペンミと公演に行ったあと……カムバックが決まったじゃないですか。そのころ、私にNTXをいろいろ教えてくださった方が「ロヒョンくんのコンカの手紙を見てない人は見た方がいい」と呟いていたのを見つけました。
開いてみると「1度目を通したけど長くて読むのを諦めた」ものだったんですね。

なんせ私は、韓国語が全然できない(なんとなーく程度しかできない)ので。
「長っ!あとでにしよう」と思って、10月下旬?11月上旬?のその日まで、しっかり読むことはありませんでした。

でもちょうどその頃、ロヒョンくんが作った曲をもっと理解したいと、歌詞の翻訳を始めた頃だったんです。

そしてタイミングよく、ロヒョンくんが自身のSoundCloudアカウントにミックステープ『I-M-Every-S』をアップ
どうやら歌詞を“理解すべき”曲らしい、と思った私は、歌詞を翻訳しつつロヒョンくんのDaum公式カフェ(コンカ)の手紙を読み始めました

そうすることで、どんな考えを持って曲作りをしているのか……歌詞に込められた意味はどんなものなのか……が少しずつ理解できるようになって。改めて知れることもたくさんあって……。
学生時代に英語を勉強していたときのように、韓国語をノートに書いて翻訳していくというのが日課になりました。

▼NTXにハマ流までの過程はこちらの記事で書きました

NTX ロヒョンくんの作る曲が“どタイプ”

前にも書いたとおり、私はロヒョンくんの作る曲がとにかく大好きです。
冗談抜きに、ほぼ全て(9.5割くらい?)が私の好みどストライクです。
韓国語で言えば、“원정네 스타일”ってやつですね。

「これは好き!」「こっちは好きだけど、こっちは私の好みではないなあ」ではなく、「あ~これも好き……あれ、こっちもめっちゃ好き、これもいいなあ……」みたいな。

いままでどんなに好きなアーティストがいても「この曲はいいけど、こっちの曲はフツウかなあ」と思うことが多くて、そういう曲はたいていアルバムがリリースされてから1、2回聞けば十分と思ってしまって、それで終わり。
プレイリストを作って聞きたい曲だけをピックアップしてしまうので、次その曲を聞くのはいつになるのか……状態でした。
ベツに音楽について詳しいわけでも何でもないのに、曲の好みは一丁前にあって。

でも、ロヒョンくんの曲は違ったんですよね。プレイリストは作っていますが、それは好みで分けているわけではなく、聞きたいシーンごとに分けている感じです。
この曲はどのプレイリストにも入っていないということはありません。

それくらい、どの曲も私の好みなんですよ。

歌詞を知らずに聞いていた“N(直観型)”の私が動いた

ところでみなさんは、MBTIってご存じですか?16の性格タイプに分けてくれる、性格診断テストです。今流行っている、アレです。
MBTIって、4つのアルファベットで性格タイプを表すじゃないですか。
私はINFP(仲介者タイプ)なんですけど…
アルファベットの先頭から2番目の文字が何かによって、曲の聞き方が異なるという話があるんですね。
曲の聞き方というか、曲の何を重視するかという話なんですけど。Nの人は歌詞を重視して、Sの人はメロディを重視するそうで。

でも韓国語があまりできない私は、“歌詞”はあまり見ずに聞いていたんです(1回Papagoに投げるか、よくわからない単語だらけだけどなんとなく理解するかのどちらかでした)。
それでもメロディが良くていつまででも聞いていられるので、不都合なく楽しんで聞けていました。

これまでは韓国語がわからないからメロディを楽しんでいたし、メロディとロヒョンくんの声と歌い方が好きで、SoundCloudも毎日聞くようになったんですけど。

でもやっぱり「歌詞ってどんなんなんだろう」という思いは常にどこかにあったんです。
「ここまでロヒョンくんの作る曲が好きなら、ちゃんと理解したいな」と思うようになりました。

そして、お気に入り曲の1つ「그랬듯이」の翻訳を始めました。学生時代ぶりの本格的な語学勉強です(笑)。
出来上がったノートを見ると、学生時代の英語のノートとほぼ形式やカラーペンの使い方(どういうときに何色を使うかというルール)も全然変わらなくて、人間ってそう簡単に変わらないんだなと思ったり(笑)。
まあそれは置いておいて……

コンカの文章を泣きそうになりながら読んで、書き写した

ここから、記事冒頭に書いた話に少し戻ります。

2023年3月に上がっていたロヒョンくんの手紙。
一応コンカの正会員じゃないと読めないコンテンツだと思うので、概要だけ話しますね。

  • ロヒョンくんが事務所に入った時の話

  • 内面的な話から始まって、成長する過程の話

  • NTXのメインラッパーであるジソンくん(現在はTANで活動中)の話

  • 曲作りを始めてから今までの話

  • どんな思い・考えを持っているか

  • 自分の役割

こんなことが書いてありました。

ジソンくんがサバイバルオーディション番組でTANのメンバーに選ばれ、一時的にグループを抜けることになったわけですが……。
それによって大変だったことなどが主な内容です。

私は最初からNTXを推していたわけではないですし、そんな大変なことがあったなんて知らずにNTXを、ロヒョンくんを……推していたわけです。
共感力が強すぎるからかもしれませんが、一通り文章を読んだとき、ぶわっと目に涙が浮かびました。

そしてこの文章を読んでからNTXとロヒョンくんの曲を聞くと、改めて思うことがあったり、気づいたことがいくつかあったんです。
それが、今回の本題です(本題までが長い人)。

努力の結晶だった話

今回2023年11月のカムバックも、フルアルバム14曲中13曲にロヒョンくんが携わっています。
Sound Cloudにも、いくつもの曲をアップしていますよね。そんなロヒョンくんが、もともとはパソコン操作すら分からなかったと。あり得ますか?普通ならあり得ないですよね。そんな状態から短期間で、ここまでたくさんの曲を作ってきたなんて……。

私はいつも“センス”が好きと言っていたのですが、その“センス”も生まれ持ったものや自然に身についたものもあれど、努力によって磨かれたものもたくさんあるのだと改めて分かり、軽々しく言ってしまっていたかなとも思ったり。
でも、ロヒョンくんのセンスに惹かれたことには変わりはありませんが。

どんな考えで曲を作っているのか?信念やポリシーみたいな部分が見えてきた

コンカの文章を読んで分かったことは、どんなふうに考えて曲作りをしているのかということ。曲作りのベースとなる考え方についてです。

これを読んだとき「なるほどな」と思ったんです。

メンバーたちが「この曲が良かった」と積極的に発信する理由も(ミックステープが上がった時、メンバーたちがbubbleでそれぞれ好きな曲を送っていた)、公演で披露したあとに話してくれる話の真相も、なんとなく理解できました。

K-POPアイドルで“方向性の違い”等で脱退するなんて話はよくある話。メンバーが多ければ多いほど、それだけ好みやしたいことは違うと思います。
でも「メンバーたちがしたいと思える曲をしたい」「メンバーたちが良いと言ってくれる曲が良い曲だ」と考えられるって素敵だなと思いました。

売れる曲を作りに行くと、それを忘れてしまうことだってあると思います。そして、そのように考えて作られた曲が必ずヒットするとは限らない。
その塩梅は難しいけど、そのベースとなる考え方にとても感動しました。

そして「メンバーたちのパート全てがキリングパートになるようにしたいと、そのために努力します」というのにも。

歌詞の内容を深く知りたいなら勉強するのみ!

韓国語初学者なので誤訳があるかもしれないですけど…そして字が汚いのはさておき…

さて、ここからはどうやって歌詞を理解したのかという話です。

最初はPapagoで完結していたんですけど、それじゃ覚えられないし、記憶にも残らないので…
学生時代ぶりにがっつりノートを取ってみることにしました。

Papagoで翻訳して全体像を掴み、知らない単語が出てきた時はPapagoの訳をあてにせず、このKpediaというサイトを使用してしっかり調べるようにしています。

上の写真は、ミックステープに収録されている『Believe Me』という曲の訳です。
曲だと↓↓ですね。

アップされた日からタイトル的に1番気になっていたので、ミックステープの中だと1番最初に訳しました。

こうすることで歌詞の内容が理解できるのはもちろん、コンカの内容と照らし合わせることができました。
そして、なぜそのような歌詞を書いたのかも、コンカに答えがあったということが分かったんです。

ではここからは、ロヒョンくんの手紙を読んで、そしてこの曲の歌詞を訳したことで分かったこと(理解できたこと)を思考整理のために書き残したいと思います。

『Believe Me』で葛藤や悩み、が見えた

この曲の中でいくつか印象的なフレーズがあります。
ここでは、意訳で解釈した内容を書いていきますね。

1つ目。
「歌詞たちは結局自分自身のために書く記録」という部分です。
手紙でさまざまな障壁を乗り越えてきた(またはその最中)だということが分かりましたが、この曲のこの歌詞で、歌詞を書いたり曲を作ることで自分自身を表現して、自分の内側を見つめて思考を整理してるということがうかがえます。
勝手な解釈なので、そう考えて書いた歌詞ではないかもしれませんが、きっとそうだろうと思っています。

それから、2つ目。
「打ち明けたかった数万種類の文章」という部分です。
これは多分、ひたすら自分自身の想いをメモしたり、そこから歌詞にしていたということだと思います。
しかもこれは暗いこと、とにかくネガティブなことが多かったんだと思っていて。それは、次の歌詞たちで分かります。

3つ目「いい人たちがすごく多いからこれ以上言えなかった」というフレーズです。
辛いことがあっても、ネガティブなこと他の人には相談できなかったってことかな?と理解しました。

そしてもう1つは、4つ目の「またメモ帳に恨(ハン)を書いていく」という部分です。
やはり、自分の内側にあるネガティブな気持ちとか、抱えてる不安とか葛藤とか自分をしんどくさせていること全てを誰にも言えなくて、とにかく書いて書いて書いて自分の気持ちを整理してるんだなと。

こうしてみるとこの曲ってすごくネガティブなようにも見えるじゃないですか。
でも、結構前向きなことも書いてありました。

「横になるだけで罪を犯す気分」というフレーズはおそらく、曲作りに必死になっているんだなということが分かります。
やらなきゃいけないというプレッシャーとも戦ってるんだな、とか。

そして「音楽が僕をめちゃくちゃにして僕を作った」という歌詞も、すごく葛藤している様子が伺えます。
でも同時に“音楽がロヒョンくんを形成するものになった”んだなと思いました。

『Believe Me』では、覚悟や抱負も見えた

この曲を解釈しながら聞いたとき、「誰かを越えようとしていた僕がもう僕を超えて」「僕を書き留めて抜け出そう」という部分に全てが詰まっている気がしました。

誰かと比べて誰かよりもすごくなろうと思ってたけど、そうじゃなくて昔の自分(たぶんロヒョンくんの中では自分への評価低い)を超えたと。

そしてこれは、コンカの手紙に“正解”が書いてあったんですよね。
比べていた人と、競っていた人、それから分からなかったことが分かるようになって成長した過程すべてが。
やはりコンカの手紙を紙に書いて訳して、分からないところを調べていった意味がありました。読まなければ、この歌詞の内容なんてほとんど何も理解できなかったと思うので……。

結果が全てで過程はなかなか評価してもらえない世の中だから(過程は公開でもしない限りなかなか見えるものではないので)、何が何でも結果を出そうともがいて毎日作業室にこもってひたすら作業して、結果自分の武器になるもの音楽を見つけたということですよね。
でも、これがひとつだけしかないということも見えてきました。つまり、音楽が自分の全てだということも。それだけ音楽に懸けているだなということも読み取れました。

「座り込んでる暇はない」という歌詞では、覚悟も見えました。
K-POPは流行り廃りも早いし、立ち止まっていたらどんどん置いていかれるので。
そこに繋がる歌詞「誰も僕を起こしてはくれない」で、責任は自分しか負えないという意味だと読んだので、今やらなきゃ後悔するのも自分ということを言いたいのかなとも思いました。

この辺りまではかなりネガティブな歌詞だと思うのですが、この次の歌詞で少しの希望と抱負も見えました。
それが、「成し遂げたことがなくても叶うことがすごく多い」という歌詞です。大変な中でも、少しずつ希望が見えてきたってことに聞こえました。
「Look at me 僕がどんな次を行くのか」という部分もそうです。

「座り込んでる暇はない」という歌詞では、覚悟も見えました。
K-POPは流行り廃りも早いし、立ち止まっていたらどんどん置いていかれるので。
そこに繋がる歌詞「誰も僕を起こしてはくれない」で、責任は自分しか負えないという意味だと読んだので、今やらなきゃ後悔するのも自分ということを言いたいのかなとも思いました。

この辺りまではかなりネガティブな歌詞だと思うのですが、この次の歌詞で少しの希望と抱負も見えました。
それが、「成し遂げたことがなくても叶うことがすごく多い」という歌詞です。
大変な中でも、少しずつ希望が見えてきたってことに聞こえました。
「Look at me 僕がどんな次を行くのか」という部分もそうです。

そして「僕は知ってるじゃん自分が誰なのか」という歌詞で、自分を鼓舞しているのかもと思ったんです。
これも全て、コンカの手紙を読んで理解したことですが、自分自身に自信がなかったというような話もあったので……

やっぱりロヒョンくんが作る曲が最初から好きだった

そして今から超最低なことを言うと、実はコンカの手紙を読むまで大好きな『Old School』が作詞・作曲・編曲すべてロヒョンくんだったと知らなかったんです。
クレジットを見ていなかったんですよね。この曲をきっかけにNTXが気になって、好きになったというのに……編曲まですべてロヒョンくん1人で完成させてるの知らなかったよ今日まで……
さすがに、編曲は誰かが関わっていると思ってたんです……

ファンとして最低なことを話しましたが、ただ1つ良い気付きもありました。
それは、「ロヒョンくんの作るものと、ロヒョンくんがステージに立つ姿に惚れ込んでNTX好きになったんだ」ということです。
「NTXのステージを初めて見た日から今日この日まで、ロヒョンくんが作り出すもの全てに惚れ込んでいたんだ私……」と、ここにきてすごく感動しています。1人で(1人で)。

ロヒョンくんが前に、bubbleか……何かで、「ロヒョンが作った曲だから好き!じゃなくて、ロヒョンの作った曲が良かったからNTXや自分に興味を持ったと思って欲しい」と言っていたと記憶しています(意訳・大体そんなことを言っていたと思う)。
それを聞いてから言うと嘘くさく聞こえるんですが「私がまさにそれだ……」となりました。

「言葉を理解したい」の原動力

そして最後に。実はこんなことがありました。

歌詞を訳して韓国語を勉強し始め、理解できるようになったものの……ひとつだけ、どれだけ調べても理解できない単語があったんです。単語というか、使い方というか……ニュアンスが分からないものが。

꼴아

拾ってくれないのは当たり前というのを前提で「最近、ロヒョンくんの作った曲をよりよく聞きたくて、歌詞を理解したいと思ったから、歌詞を読み解くために韓国語を勉強してる。でも、1つだけ調べても理解できない単語があったんだ……勉強頑張る……今なら辞書と友達になれそう」と手紙を書いたんです。
そうしたら、まさかの本人から返事が来たんです。

「●●、●●って意味で使いました!」と。
アーティスト本人が、歌詞の細かい意味やニュアンスを教えてくれるなんてこと、普通ないじゃないですか……インタビューでもあるまいし……
勉強していて、本当にここだけ理解できなかった部分だったので、ありがたかったのと同時に勉強不足を申し訳なく思ったり。
でも、これをきっかけに「言葉を理解したい」と一層深く思うようになりました

「ロヒョンくんありがとう…曲大切に聞くからね…本当に…」と思いながら。

おわりに

まだミックステープをすべて訳したわけではないので、書けることはここまでです。
とにかく何が言いたかったかというと……

ロヒョンくんが作った曲すべてが好きだということ
コンカの手紙を読むことで、ミックステープ収録曲の歌詞を理解できたこと
ロヒョンくんがどのような考えで曲作りをしているかということ
どのような過程を経て今があるのかということ

です。
コンカの手紙を読んでいなければきっと、歌詞はあまり見ずに過ごしていたと思います。
それから、韓国語をきちんと勉強しようとも、理解できる楽しさも知らずに過ごしていたなと思います。

だから今回、時間をかけて手書きでノートに書き写して、Papagoだけじゃなく辞書でも調べて良かったなと。
これからも日課にして継続します(宣言)

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