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テレビのない日々について

以前こんな note を書きました。自分が生きているだけで毎秒いろんな判断をしていて、意思決定の負担がかかっている。だから、なるべく暮らしをシンプルにしてみようという話です。

この note で「撤去したもの」として挙げたテレビについて、少し掘り下げて書いてみます。


テレビがあった時の我が家

テレビ自体はずっと持っていましたが、あまり見ていませんでした。好きな歌手や俳優さんが出演するらしい番組があった時はつけていたかな。

夫と暮らすようになってからは、夫が好きな番組を録画していたのでそれをたまに見ていました。テレビの使い方ってそれくらいでした。


テレビがもたらすあまり嬉しくないこと

前述の通りライトユーザーなのに、気づいたらずっとテレビをつけたままにしていて、見ていたのか見ていないのかわからない、得た情報は特にない。そんな時間を過ごしてしまうことがあり、すごく虚しかったです。この現象はテレビの魔術だと思います。本当に。製作者の方々すごいです。

また、全てのテレビ番組が嫌というわけではありませんが、こういうコンテンツは楽しめませんでした。すぐ消してた。

人をわざと怒らせて人間性を試す
本当に嫌がりそう・ショックを受けそうなことでドッキリを仕掛ける
わざと失礼なことをして面白がる
人を貶して笑いをとる
スキャンダルについて延々と話す・勝手に批評する
喧嘩のようなヒステリックな討論をする
一度テレビなのにマジギレして夫と気まずくなりました。

素敵な番組もたくさんあったと思うんですが、どうしても「見たくない、理解できない」と感じる番組ばかりが印象に残ってしまいます。

情報を入手しようとした時にものすごく効率が悪いのも苦手でしたね…。一番見たいところに辿り着くまでにCM、CM、またCM、という感じになりますもんね。仕方ないと思います。テレビと私は気が合いませんでした。


私はテレビを手放したいけど、夫は?

というわけで「私はテレビを捨てたいんだけど、どう思う?」と夫に聞きました。初回はテレビを手放すという選択肢が予想外だったようでびっくりされました。長らく録画していたディスクもちょっと心残りに感じていたようです。

大事に感じるものを無理に捨てようとは思いませんが、テレビ番組を録画する以外の見方もたくさんあるよ〜と半年くらいちょこちょこ伝えました。

そのうち popin Aladdin (シーリングライト兼プロジェクター。控えめに言っても最高なアイテムです。)を買ったり、見たいコンテンツはAmazon Prime でほとんど網羅できるなと気づいたりして、2021年の5月に完全に処分しました。


テレビを撤去して感じたメリット

撤去してからもうすぐ1年。ニュースもドラマもテレビでは見られませんが、問題なく過ごせています。いくつかのサービスを組み合わせて、見たいものだけ見たいときに見ています。

テレビがないことのメリットはこんな感じです。

  • 家族とよく話せる。

  • 時間がめっっちゃ生まれる。毎日 note も書けるし、本も読める。あまりだらだらしない。

  • 部屋が広くなる。リビングにソファしかないので本当に広い。

  • 見たくないもの、受け入れられないものを見なくて済む。

  • NHKを解約できる。( 2.5万×残りの寿命(年) の節約 )

  • テレビボードや配線の掃除をしなくて済む。テレビの裏って埃が溜まっていやだったんですよね。

  • テレビが古くなってきたから買い替えようと考えなくて済む。


デメリットほどではないけれど、少し残念に思うのはこんなとき。

  • 情報を入手するタイミングにたまにタイムラグがある。(でも大体Twitterで済む)

  • テレビ好きの人と雑談する機会を失っている。おすすめのテレビ番組を教えてもらっても見られないことがある。


ということで、メリットの存在感が圧倒的です。しばらくはテレビなしの暮らしをしていきます。
何かの拍子にまたテレビを持つことになったら、また書き留めてみようと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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