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【沖縄県宮古島】 パイカジ(南風)感じる下地空港、ついに念願の開業へ

下地島エアポートマネジメント(沖縄・宮古島市、SAMCO)は15日、3月30日に開業するみやこ下地島空港ターミナルを報道関係者に公開しました。ターミナル施設の名称は「宮古空港に次ぐ宮古の第二の玄関口」という意味を込め、親しみやすい「みやこ下地島空港ターミナル」としました。

 ターミナルは風の吹き抜けが何とも心地の良い、地上1階の平屋建て。”空港からリゾートはじまる”をコンセプトとしております。
 宮古島の魅力は何といっても、美しいエメラルドブルーの海。ターミナルとしても、”エコアイランド宮古島”に相応しい取り組みを行っております。
①本ターミナルでは、国が基準とするビルと比較して、68%一次エネルギー消費を減らす計画(「ネット・ゼロ・エネルギービル(ZEB)」の取り組み)を立てております。経済産業省 資源エネルギー庁の「ZEBロードマップ」においてはZEB Readyランクに該当、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)では最高ランクの認定を受けています。
②本ターミナルは、板の方向が層ごとに直交するように重ねて接着した大判のパネル「CLT」を、空港ターミナルとして全国で初めて、屋根の構造材に採用します。本施設では、1棟あたりのCLT使用量で日本一の施設となる予定です。(2017年10月11日現在、CLT協会調べ) CLTの材料は、沖縄県が定める地域材(沖縄県内で流通する県産又は九州産材等)を使用して、地域の森林・林業再生へ貢献します。

台風とともに生きる沖縄
沖縄は、日本でも有数の台風が多い地域として有名です。そういったこともあり、みやこ下地島空港ターミナルでは、台風対策も抜かりなく行われております。
大きなガラス扉はには、ハリケーンファブリック(株式会社ハリケーンファブリック沖縄)が張り巡らされているのです。そのお陰で、広々とした空間を演出することに成功しました。

とことん最新技術を採用した空港
・効率の良いカウンター
12か所あるチェックインカウンターは、あらかじめ特定の航空会社へ割り当てることをせずに、使用時のみ割り当てられます。その為、省スペースで最大の効率を得ることが出来ます。また、最新鋭の機能を搭載した5台の自動チェックイン機を設置しました。
・清掃はロボットが担う
世界で初めて、当ターミナルがAI清掃ロボットWhiz(ソフトバンクロボテックス株式会社)を導入します。清掃したいルートを手押しでティーチングするだけでその通りに清掃を行ってくれます。見た目はスターウォーズのR2-D2を思い出させるような愛らしい形です。

ジェットスタージャパン 片岡CEO 「リゾートホテルのような素晴らしいターミナル」
 ジェットスター・ジャパンは日系航空会社としては初の就航を目前に控えております。成田から週4便往復乗り入れ、就航日から4月8日までと、30日から5月6日までのゴールデンウイークは1日1便を運航します。7月3日からは関空からも就航予定です。

片岡CEO「宮古島の魅力は島民」
ジェットスター・ジャパン片岡CEO(写真左端)は宮古島の最大の魅力は、「島民の温かさ」だと答えられました。
一度顔見知りとなってしまえば、家族のように温かな心でおもてなしをしてくれるそう。そんな温かなおもてなしの心は、終始笑顔でインタビューにお答えくださった片岡CEOからも感じ取ることが出来ました。片岡CEOお気に入りの宮古島産の食べ物はマンゴーやメロンだそうです。また、宮古島特有の風習である「おとおり」にも3回挑戦したそうです。

飲食・物販エリアは「地産地消」がキーワード
 飲食エリアでは、地元の食材を使ったサンドイッチやオリジナルアイスを販売。

宮古島の海をイメージして開発をしたアイスキャンディー「17END(株式会社マッシュアップ)」は、寒天を使用しているため、溶けない。南国・宮古島の夏は非常に暑いので、溶けないアイスはターミナル利用者からの多くの支持を得ることが出来るのではと予想されます。

アイスキャンディーを片手に、パイカゼを感じながらも、下地島の美しい海を堪能してみたいところです。(文責yuno)


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