子どもは騙されて連れ去られる

すごく勉強になったものがあったので紹介するとともに、noteに書き留めて起きたい。

子どもの誘拐殺害事件について。

世の中では、犯罪者が子どもをいきなり襲い、無理やり連れ去ると考えられているが、そのような事件はほとんどなく、多くは騙されて連れ去られるパターンだそう

なぜなら、無理やりの場合、失敗すればすぐに捕まるが、騙しの場合は失敗しても捕まらないからである。犯罪者からしてみれば、低リスクということでしょうね。

犯罪から子どもを守るためには

どうすれば騙されないかを教え込むこと

犯罪者は、子どもがイメージしているようなマスクにサングラスをしているとは限らない。かっこいいお兄さんかも、優しそうなお姉さんかも。

絶対にだまさないものを見る、それは景色。
人は嘘をつくが、景色は嘘つかない。

交通安全の場合は、「周りをよく見て」「横断歩道のない所は歩かない」など、危険な景色に注目させていて、「変なドライバーに気をつけて」などとは言わない。

しかし防犯を教える時には「変な人に気をつけよう」と言うのは、”人は見た目で判断しない”という道徳教育との矛盾が生じる。

景色の中で安全か危険かを判断する能力のことを「景色解読力」という
松戸市のベトナム児童殺害事件のように、たとえ日頃親切な知っているひとでも、《危険な景色》の中にいるときは信用してはいけない。

犯罪学の長年の研究から、犯罪が起こりやすい場所の共通点があるという。

「入りやすい場所」と「見えにくい場所」

「入りやすい場所」→誰もが簡単に入れて、簡単に逃げられる所

「見えにくい場所」→そこでの様子を掴むことが難しく、目撃されそうにない所

しかし世の中では死角があるから、人通りがないから、暗いからと説明されがちだが適切ではない。

「死角」→死角は確かに見えにくい所であるが、死角がなくても「見えにくい場所」がある。田んぼ道などは見晴らしがよく死角はない。でも民家もないので子どもの姿は誰にも見てもらえない。

「人通り」→犯罪者にとっては、獲物を物色しやすく、ターゲットをロックオンしたあと、人通りが途切れるタイミングを待つか尾行するか、ということになる。

宮崎勤事件でも「団地」という人が多い場所が事件の場所となった。

「暗い」→犯罪者は明るい時間を好む。そもそも暗い時間帯には子どもが少ない。宮崎勤事件でも明るい時に起きている。

適切でない常識をリセットし、「景色解読力」を高めるためには「入りやすい場所」「見えにくい場所」の二つのキーワードを覚えておくとよい。



Eテレ「視点・論点」小宮信夫(社会学者・犯罪学者)を参考にしました。

私も大切な娘に、絶対に教え込みたいものの一つだなと思った。

「景色解読力」

どこにでもいるようなただのお母さん。そんな私にも何か記事は書けるのか。出来るだけありのままに書いてみたいです。読んでくれて本当にありがとうございます😊