近すぎると距離がほしくなるし、距離があると恋しくなる


ブログでは書きにくいことなので、こっそりnoteに。

自分の感情を思いのままに書き出せる場所がほしくて、でも手元のメモじゃない形で残したい。自分が後から読み返せるように・・・。

そして、5ヶ月経ったいまだから書ける、自分の思い。


さかのぼること5ヶ月前、2017年もあと10日で終わるという時間軸からはじまります。

ニースに住む義両親が、わたしたちの住む都市まで遊びに来てくれました。カトリック教徒なお義母さんにとってクリスマスは家族と過ごす、1年でも1番大事なイベント。フライトを取ってわざわざ来てくれたのです。


わたしは家族愛をほほとんど感じられないまま大人になったのだけど、そんなわたしは結婚を機に、義家族から「家族とはなにか」を教わりました。

お義母さんもお義父さんも、わたしのことを実の娘のようにかわいがってくれる。国籍や肌の色はなんの問題にもならなかったし、血は繋がっていなくても立派な家族の一員として受け入れてくれた。

いままで、1ミリたりとも「よそ者扱い」をされたことはありません。

寛容で、愛情深くて、あったかくて。そんな義両親がわたしは大好きです。


話しは戻ってクリスマス。

大好きな義両親はクリスマス・年末をわたしたち過ごすべく、ここに12日間滞在していました。そのためにバケーションハウスを近所で借りて、4人+愛犬の全員が同じ家で過ごすことになりました。

久々(といっても2ヶ月ぶり)に会う義両親。再会のうれしさをかみしめながら過ごす時間は「家族愛」そのものでした。

・・・が、3日も経つとだんだんと苦しくなってきます。距離が近すぎて。。。


このとき、わたしは人生で初めてのチャレンジへ踏み込んだばかりでした。やることはたくさんあって、毎日びっちりやっても時間は足りなかった。

オンラインだけど日本とのミーティングもがっつり入っていたし、自分のチャレンジに向けた勉強や人との約束(やっぱりオンライン上ですが・・・)、その他いろいろ・・・と、毎日だんごになるくらい詰まっていました。

そんな状態の中でも、「せっかくお義母さん・お義父さんが遊びにきてくれてるんだから」と、この12日間は冬休みにあてることにしました。すでに決まっていたスケジュールの2日分をのぞいて。


mikaはいっつもパソコンしてる。

そんな風に言われるほど、毎日、時間が許される限り夜中でも打ち込んでいたわけですが、義両親がいる間はなるべくパソコンに触れないようにとは思っていました。

メールチェックは欠かしませんが、パソコン作業はなるべく避けて、携帯で簡単にフォローアップする程度にメールを確認して。

そんな風に義両親との時間を優先的にしていた矢先、息が詰まってくるのを感じました。

逃げ場がなくて苦しい。。。。。

4人いつも一緒。朝起きてブレックファースト食べて、その後は近場を散策したり近隣の町を観光したり、家にいてもずっと一緒。

寝室は2部屋で分かれていたけど、ベッドルームはベッドが置かれてるだけで、ベッドで本を読むくらいしか自分の時間がつくれない。

せっかく遊びに来てくれてる義両親を前に、一人になりたいからって寝室にこもってるのも申し訳ない...。かといってリビングでは耳が遠くなった義両親が大声で叫びあってる。

彼らにとってはただ「会話してるだけ」なんだけど、耳が遠くないわたしたちには大音量で見る映画館にいるのと同じレベル。

内容なんてあってないようなもので、「○○!」とお義父さんの名前を連呼し、主導権を握るお義母さんのお義父さんへの指揮に、返答に、ちょっとしたもめごとに、キーキーしてる声が響くこと響くこと。

そのたびに頭痛に悩まされるわたしは、3日目にして「静かな空間がほしい・・・」と、ひとりになれる空間・時間を欲していきました。


22日にお義母さんたちがやってきてから1週間後、もともと入っていたオンラインミーティングのために丸1日ひとりの時間を手に入れたわたしは、水を得た魚のようにひとりの時間、静かな空間を取り戻しました。

28日・29日と連続で、たまたま変えられなかったミーティング。静かな空間、ひとり、作業ははかどるはかどる。これこれ、この感覚!考えごとするにはぴったりな静けさに感謝を覚えたほど、わたしは詰まりきっていました。逃げ場がなくて。静かな空間、ひとりの時間がほしくて。


ミーティングを理由に2日間の自由を得たわたしは、再びクリスマス休暇の続きに戻りました。近隣の町を散策し、食事し、買い物し、料理し、談笑し、すべての時間を4人で過ごしました。

わたしは義両親が大好きです。実の両親以上に感謝している部分も多いです。大好きだけど、、、これとそれとはちょっと違う。違う次元というか、違うものさしなので比べられない。

大好きだけど、ずっと、24時間中寝てる時間を抜いてずっと一緒はキツイ。朝起きたら喧噪じゃなく、朝起きたらゆったりとミルクティーを飲みたいし、自分のペースでブレックファーストしたい。

あれ食べて、これ食べてってプレッシャーを感じる朝食じゃなくて、好きなように時間をかけたい。

ただのワガママかもしれないけど、わたしはわたしのペースがあるし、起きたての朝からエンジン全開は体にこたえる。低血圧も理由のうちだけど、「わたしは起きてからエンジンかかるまで時間がかかるタイプなのよーーーー!」って叫びたくなるところをこらえて。


いや、でも、ほんとにほんとに大好きなの。お義母さん・お義父さんからの恩や愛情はかけがえのないものだし、同じようにわたしも返したい。

けど、それとこれは別でして。。

結局、なんとか10日を完了し、一緒にいつづけました。

・・・が、ここで終わりじゃありません。後遺症は長引きました。。


義両親がニースへ戻っていき、平穏を取り戻したわが家。わたしも夫も忙しい日常へと戻り、静かで平穏な毎日が戻ってきました。年が明けた1月2日のことです。

それから4ヶ月、わたしは後遺症に悩まされることになりました。メンタル的に・・・。しかも、これで2回目です。


義両親が帰っていったあとも、メッセージでのやり取りは続きます。続く・・・というか、1年中、日常的にメッセージはきます。

凝縮された「4人一緒の時間」で疲弊したわたしは、自分の殻に閉じこもりました。お義母さんからのメッセージを見るだけでストレスになり、すぐに返していたメッセージも時間があくようになりました。

「Hello, How are you? I don't get any news from you recently... Are you fine? Everything is ok? Please tell me about you, I'll be waiting for your news.」

エトセトラ・・・といった感じに。

距離をおきたくてメッセージが滞っているんですが、火に油を注ぐようなお義母さんからプレッシャーのメッセージ。

逆効果なんです。。。。。
少し放置しておいてください。。。。。


そんな思いとは裏腹に、わたしのリプライが遅かったり近況報告をしないでいると、夫に進捗確認が入ります。笑

すると夫から「彼女(お義母さん)はmikaからの連絡を心待ちにしてるよ」ってさらなるプレッシャーがかけられます。

「どうかしたの?」って夫に聞かれても、理由が理由なだけにうまく説明できない。英語だからって問題も輪をかけるけど、そももそも日本語だってこの状況と心境は説明しにくいし。。。

さらに、わたしが感じてる「近すぎる距離感からの疲弊」は、家族愛・絆に重きを置いてる人たちにとってみたら、わたしはなんて冷たい人間なんだろうと映ってしまう。使う言葉、表現ひとつで誤解をまねくデリケートな説明。。を英語で。。

実は、これがはじめてではありません。3年前も同じことが起きました。そのときがはじめてです。

お義母さんがしつように夫へ「mikaはどうしちゃったの?」「なんで連絡くれないの?」って聞いていて、夫から理由を問われたことがありました。


今回もそれと同じ。で、はっきりと気づきました。

大好きな義両親だけど、四六時中一緒に共同生活をするのはストレスになるってこと。朝起きてから夜寝るまでふたりの喧噪の中にはいられないってこと。自分を保つためにもひとりの時間や空間が必要だってこと。無理すると後遺症が何か月も残るってこと。

お義母さんにも夫にも申し訳ないけど、これがわたしの正直な思いです。

大好きだけど、どうすることもできない事実です。


今回の後遺症は、回復までに4ヶ月かかりました。前回はあまりにも濃すぎて1年近くかかりました。

その間、極力「接点」を避けていました。できるだけメッセージの返信は短くしたり、(近況報告のためにも)夫から電話したほうがいいんじゃない?と提案してみたり。そして、4ヶ月目にしてやっと、後遺症が癒されてきました。

そんなとき、突然入ったお義母さんからのうれしくないニュース。10年前の乳がんが再発したって。

 

6月になったらお義母さんに会いに行ってきます。

10年前と比べて医学は進歩しているだろうけど、お義母さんも10年歳を重ねている。10年前と同じ体力ではないし、子どもたちはみんな巣立ち、お義父さんと2人。

お義母さんにいま必要なのは家族だよ。って、夫もすごく心配してる。家族を一番大事にしているお義母さんだからこそ、家族愛が一番の支えになる。

近すぎると距離がほしくなるのも、距離があると恋しくなるのも、お義母さんが元気でいてくれるからこそなんだよね。

お義母さんにはまだまだ教えてもらうことがいっぱいあるし、孫の顔も見せてあげたい。まだまだ元気でいてほしいから、わたしたちが伝えられるだけの愛を伝えてあげたい。

病気は変わってあげることができない。わたしにできることも限られてる。けど、お義母さんをハッピーにしてあげられる方法は知ってる。

家族って深い。

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Mika Connolly

本音で書くエッセイ

過去に感じていたこと、いま思うことなど、心のままに書いたエッセイ。
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