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#イールの千字百本ノック 48日目 それぞれの命

 最近は「機動戦士ガンダム(いわゆる、ファーストガンダム)」を見ている。感想をつらつらと書いていこうと思う。

人が次々と死ぬ

 わたしはガンダムに対して、ズブの素人である。ファーストガンダムとの比較対象は、最近のガンダムである「機動戦士ガンダム 水星の魔女」である。というか、これしか見ていないので、これとの比較でしか語りようがない。

 水星の魔女もよく人が死ぬ。よく語られがちなのは「トマト」のシーンであるし、それ以外にもよく人は死んでいる。だが、それにもまして、ファーストガンダムでは人が死ぬ。結構重要そうなやつも死ぬ。

 水星での死は、血や肉感を伴う、現実的な死である。しかしながら、ファーストガンダムでの死は、比較的コミカルな死だ。あくまでもその死は、戦争の中での淡々とした死として描かれている。古いアニメであることも理由のひとつではあろうが、わたしには、水星の魔女における死の方が、グロテスクに思える。

いつもの記事に戻ります

 その程度の感想しか書けなかった。話は変わって、大学の成績を語る。今季は14.5単位取得の見込みである。あまりにも少ない。単位が取れないのである。

 それでも、1日かけて書いた専門科目のレポートが、93点のA+だったのは、うれしかった。それなりに力を入れて書いたから、である。こういうふうに、きちんと報われている科目には、俄然としてやる気が湧いてくるのだが、終わってからやる気が湧いても意味はないのであった。

 ほかにも、第二外国語の応用科目でも、60点のCが取れた。わたしはこの授業を落としたと思っていたのだが、命拾いできた。この先生はいい先生だった。60C、それは温情という日本語を当てはめるに最もふさわしく、それでいて美しい響きのアルファベットであった。

 昨日はバイトの記事を書いた。今日からは、本当に給料が発生する、本物の勤務が始まる。中学3年生に古典を教えるらしい。わたしにとって中学生の古典とは現代文だったはずなのだが、それでも指導を求めるお客様なので、ご丁寧に対応しなければならない。(中学生の古典には、それはもううんざりするほどの注釈がつけられている。というのも、中学生には古典の常識が教えられていないからだ。)

 こんなことで給料をもらってよいのか、ふと思う。しかし、発生する分にはありがたいのでもらっておく。すると、いつのまにか社会人になっていき、労働が当たり前になる。社会の歯車になる。バイトは、とてもおそろしいものだ。(1031字)

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