終わりの雪

あなたの居ない世界は色褪せて見える

日に日に世界は色を失いながら温度さえも奪い始める

それでも風に舞いながら落ちる雪は

ふわふわと優しかった

雪は降り積もることもなく

時折強い風が吹き抜けた

強い風が淋しさを吹き飛ばせば

温かな明日が訪れるのならば

色褪せていた世界は

鮮やかな彩を取り戻せるのだろうか

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