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モスグリーンのランドセル

息子のランドセルは、土屋鞄製造所のモスグリーン。
愚直にラン活の波に乗り、入学の1年以上前に購入しました。

夫が昔から土屋鞄の製品を使っていて、その影響で私もIDカードケースやバッグを愛用してたこともあり、事実上はじめから土屋鞄のランドセル一択。
かつてまだ彼氏だった夫と一緒に訪れていた西新井本店に、親子3人で息子のランドセルを選びに訪れることができるなんてとても嬉しい、、、と店員さんに伝えたら一緒に喜んでもらえました。笑

妻から見てもセンスの良い夫が、息子を一緒に連日カタログを眺めていくつか候補に目星をつけた後(誘導したとも言うw)、店舗で実物をいくつか背負わせてもらい、息子が自ら即決したのがモスグリーン。
後に本人は、「パパとママが、いい色っていってたからこれにした。みどりよかったし。」と申してましたけれど 笑

グリーン、ブラック、ネイビー、ブラウン、キャメルあたりを候補に据えていたのですが、店舗で実際に背負ってみたら、
あ、この子は圧倒的に寒色系が似合いますね・・・
という見解で夫婦一致。
ブラウンとキャメルを候補から外して、グリーン、ブラック、ネイビーをひたすら背負いまくってもらいました。
光が当たると青さが際立つネイビーも素敵だったし、ベーシックなブラックもいざ背負うと想像よりずっとカッコよかった。
ブラックにさり気なく他のカラーを織り交ぜたものなんて本当におしゃれで、思わず「これもいいんじゃない?」と言ってしまったほど。

だけど当の本人はモスグリーンを気に入って試着用なのに抱きかかえて離さず、「これはみんなで順番に試すものだからね」と夫婦で説得する始末。
私達夫婦は本当のとこはアイビーグリーンが1番よかったのだけれど、素材が牛革かコードバンの二択で。
息子は身体が大きい(生後ずっと成長曲線を上にブチ抜いてる)とはいえ牛革もコードバンも重くて毎日背負うには負担かもしれない、手入れ不要とはいえ天然革を綺麗に保つにはケアは必要だから大変
・・・という考えを最初から貫いていた夫の巧みな誘導もありつつ、息子の意向も踏まえてクラリーノ(人工皮革)のモスグリーンに決定。

私はといえば、コードバンのアイビーグリーンが本当に綺麗で若干後ろ髪引かれたけれど、、、クラリーノの2倍のお値段だし、背負うのは本人だからね、息子が気に入って毎日背負えるのが1番だし。
いつかアイビーグリーンのコードバン製品が似合う男になってね、と密かに思ったのでした。

当初は他のメーカーのランドセルも見るつもりでいたけれど、いざ店舗で実物見たら、これは最後はきっと土屋鞄に戻ってくることになるだろうなって思ったので、もう他は見ないことにして即日購入。
受注生産なので、3月に購入して実際に届いたのは9月でしたけれども。
ランドセルが届いた日、そのランドセルを抱えて満面の笑顔を見せた息子の姿は、写真にも残したけれど私の記憶にも永遠に残るでしょう。

そのランドセルを背負って、今毎日小学校へ通っている息子。
毎朝、息子を含め小学生みんなのランドセルを眺めていると、本当にいろんな色があって、まるで無数の花を見ているような気がしてきます。
自分の気に入った色のランドセル背負って楽しく登校できるのが1番だよね。
まだまだ多様性に関する理解や変化が必要な社会ではあるけれど、私が子どもの頃に比べたら、確実に一段素敵な社会にはなったよなと思います。

私は当然のように、オーソドックスな赤のランドセルを買ってもらってそれを背負って小学校に通ったけれど。
本当は、カタログに載っていた赤寄りの濃いめのピンクか薄いピンクのランドセルがいいなぁと思っていたことを、実は30年経った今でも覚えています。
別に赤を背負ってたことに後悔があるわけでもないけれど。
でももしも、もしも土屋鞄のランドセルの中で好きなの選べたとしたらどれを選んだかな、、、なんて、最近妄想します。
うーん、、、これかな。フロストブルーも捨て難いけど。

(高額w)

息子には、君のランドセルもお友達のランドセルも全部素敵だね、と伝えています。
誰がどんな色を好きでも良いのだと。
他人の好きな色を否定すべきではないし、もし他人に何か言われてる自分の好きな色を否定する必要はないのだということも。

ピカピカのランドセル背負って一生懸命歩く全ての小学1年生に、素敵な日々が数多訪れますように!

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