国家発展委員会（NDC）は、8月21日、台北101会議センターにて「Startup Island TAIWAN NEXT BIG Awards Ceremony」を開催しました。今回の表彰式には、蔡英文総統が出席、2回目となるNEXT BIG 受賞企業13社に対し祝辞を述べました。蔡総統はNEXT BIGが台湾の国際市場進出のリーダーとして期待されることを強調しました。NEXT BIG受賞のスタートアップ企業だけでなく、スタートアップ企業のオピニオンリーダーや国内外の産業界の代表、10以上の外国駐台湾機構と商会の代表、さらには僑委会、デジタル部、文化部、国科会、金管会、外交部など、各部会の代表も出席し、非常に盛重な式典となりました。受賞企業である13社のNEXT BIG受賞者は、以下の通りです：AmazingTalker、CuboAi、CyCraft、Dcard、EUI、FunNow、GoFreight、Gogolook、Hahow、Health2Sync、inlin、NextDrive、Tron Future

これらの13社のNEXT BIG受賞企業は、教育テック、スマートヘルスケア、フィンテック、ライススタイル、AIセキュリティ、持続可能なエネルギー、航空宇宙・防衛など、幅広い産業を網羅しており、領域は非常に多様です。最大の共通点は革新と行動力によって問題を解決する能力であり、これが台湾が非常に必要とするエネルギーです。
 
蔡総統は、すべてのスタートアップ企業が創造力を持ち、異なる文化を融合させ、地域を超えて、国際的な舞台に進出していることを高く評価しました。また、それぞれの企業が国家のスタートアップブランドを最も優れた代表者として力強く表現していると賞賛しました。スタートアップ企業コミュニティに対して、台湾のスタートアップ企業環境が過去の砂漠から、熱帯雨林にまで成長したことを肯定しました。また、蔡総統は台湾がすでにこの道を進んでいるが、さらなる加速を図り、世界のスタートアップ大国として躍進するために努力すると述べました。

NDCの龔明鑫主任委員(大臣)によると、NEXT BIGの指標型のスタートアップはスタートアップコミュニティの代表及び業界のリーダーによって共同で推薦されています。前回の2021年には9社のスタートアップ企業がNEXT BIGに選ばれましたが、今年はコミュニティから111社の優れたスタートアップ企業が産業の変革能力と高度な発展潜在力を持つとして推薦されました。数回の討論と共通の認識のもと、最終的に13社を選出したNEXT BIGの指標型のスタートアップは、それぞれに特色があり、異なる産業分野の問題を解決するには、非常に取捨選択しにくいと述べました。龔主任委員もNEXT BIGがリーダーの役割を果たし、熱帯雨林を飛び出し、国際舞台で輝きを放ち、Startup Island TAIWANナショナル・スタートアップ・ブランドを確立することを期待しています。

近年、蔡総統と龔主任委員は共に、スタートアップコミュニティ、産業界、政府の協力の下、台湾のスタートアップの生態系が大きな進展を遂げていると強調しました。2015年の2,000以上から7,400以上に成長し、総投資額も4億ドルから19億ドルに大幅に増加したことを強調しました。多くのスタートアップ企業が国際的に頭角を現しているだけでなく、4社のユニコーン企業も誕生しました。そのうちの2社はNEXT BIGの第1回代表で、米ナスダックに上場している電動スクーターのリーディングカンパニーのGogoro、台湾初のSaaS (サービスとしてのソフトウェア) 企業91 APPが含まれます。
 
2016年以降、政府は「アジア・シリコンバレー計画」を推進し、資金、人材、規制、市場、コミュニティなどの側面でスタートアップの生態環境を整備してきました。その一環として、NDCは2017年に「創業天使投資計画」を導入し、現在までに237社の企業に投資し、総投資額は117億元（台湾ドル）を超えました。金融監督管理委員会（金管会）は、スタートアップ市場と戦略的スタートアップ市場の2つのスタートアップ企業専用市場を設け、起業家に多様な資金源を提供しています。同時に、政府は台北アリーナ、林口新創園（スタートアップ・テラス）、新竹科学園区、バイオ医薬園区、高雄亜湾創新園区などのさまざまなイノベーション拠点を結びつけ、「創新回廊」を形成し、スタートアップ企業と人材により良い発展の空間を提供しています。政府は引き続き最も堅固な後ろ盾となり、より多くの起業家を国際舞台で輝かせ、各国との協力機会を増やし、台湾の革新エネルギーを通じて国際的な挑戦を共に解決することを目指します。 

91 APP董事長であり、台湾インターネット及び電子商取引産業発展協会(TiEA)理事長の何英圻氏も今度、第1回NEXT BIGとして出席し、政府が数位経済を推進する3本の矢を認めました。数位発展部の設立、数位クラウド部門の新規上場、リーダーシップの象徴であるNEXT BIGの選定など含まれ、台湾の新たなイノベーション産業におけるアカデミー賞のような存在だと述べました。また、何董事長は13社のNEXT BIG受賞企業を励まし、受賞は高い成果であると同時に新たなスタートでもあり、将来的には最低でも5〜10倍の成長潜在力があると述べました。TiEA、政府、業界と協力し続け、デジタル経済の発展を支援していく意志を示しています。
 
特に台北101はスタートアップを支援し、若い世代が創意を発揮できるよう鼓舞し、自らの夢を出航させる勇気を持っています。また、21日の夜、6時から10時までライトアップが行われ、Startup Island TAIWAN及びNEXT BIGの国際的知名度の高め、世界に台湾を見せることにも協力します。
 
NDCはさらに説明しました。NEXT BIGは、台湾の革新的な発展の未来を担う明日のスターを象徴し、彼らをナショナル・スタートアップ・ブランドであるStartup Island TAIWANの協力パートナーとして迎えることを誇りに思っています。新たな創造的な「Team TAIWAN」として、共に進んで大きな成果を目指しましょう！Startup Island TAIWAN公式サイトおよびSNSをご覧ください。

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