見出し画像

書き殴り。

ふと、

「なぜ自分はここにいるんだろう」

と考えることがある。


なぜ渋谷にいるんだろう、なぜベンチャー企業にいるのだろう、なぜこの仕事なんだろう。
悲観的な問いかけというよりは、気にかけず時間を過ごしていると忘れてしまいそうなことを、改めて思い出すための問いだと考える。


今、自分たちと同じ世代の人間は、毎日をどのように過ごしているのだろうか。

楽しめているのだろうか。

僕が今渋谷にいて、ベンチャー企業にいるのは、学生時代に抱いたその問いに解を出すためだ。
社会とは苦しい思いを強いられる環境で、学生こそが人生のユートピアだと、上の世代から教えられたが果たしてそれは本当なのかを知りたかった。


社会人になり一年と三ヶ月。今時点で思うことは、あの教えは虚であったということだ。


学生より楽しいかと問われれば、分からない。社会人の楽しさは学生時代のそれとは違う。学生の時は責任がなく好きなことができる「楽しさ」だとすれば、社会人は責任があるからこそ深部まで堪能できる「面白さ」なのかもしれない。


僕は学生の頃、自分がサラリーマンになることを拒んだ。何かしらの形で社会からは距離を取った生き方をしていきたいと望んだ。しかし、自分にはクリエイティブな才能はなく、夢への扉は閉ざされた。


サラリーマンになりたくなかった理由は、過労死したくなかったからだ。自分の性格を考えると、なんでも受けてしまうし、とことんやり込んでしまうし、どこかのタイミングでプツっと切れてしまうのが怖かったからだ。


しかし、いざサラリーマンになってみると大きな誤算が二つあった。
一つは、そこまで自分が弱くなかったこと。限界と呼べるものはまだまだ先にあるということだ。
二つ目は、先ほども記したが、仕事は案外「面白い」ということだ。


仕事の面白さに気づくためには、辛かろうがしんどかろうが泣きたくなろうが、ひたむきに行動量を増やしていくことだ。


今の日本の社会人は、あまりにも環境に文句をつけすぎている。だから仕事を楽しめないし、やりがいも感じられないし、転職しても失敗する。


もう僕たちは学生じゃない。社会に価値を生むべき立派な大人である。あなたはあなたの人生に何を望むのか。学生の頃のあなたは、大人のあなたに何を望んでいたのか。そんなことを考えた時、今一度問いかけてほしい。


なぜ自分はここにいるんだろう。


あなたがすべき本当のあなたを、教えてくれる問いだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?