『あざとい』の価値観が変わった

後輩に〝『あざとくて何が悪いの?』明日放送なの~観て!〟と言われた。どうやらその番組を観て、あざとさを学び、実践させていくらしい。

若い世代の中で、あざといという概念が変化しつつある。

今まではあざとさは「何あの女」「ぶりっこじゃん、キモ」など否定的な見解が多く、まさに女性の敵であったと思う。でも今はどうだろう。後輩の発言もそうであるが、この番組が今放送される意味、そして田中みな実氏の芸能界での立ち位置を観ていても、やっぱり、あざといへの認識が緩和、寛容されていってると思う。

じゃあ何で変わったんだろう。もちろん田中みな実氏の活躍の貢献もあると思う。だけど、時流として「奥ゆかしの取っ払い」があると思う

『可愛いは正義』 読者の皆様もこの言葉を聞いたことがあると思う。

この言葉はもともとはマンガ「苺ましまろ」のキャッチコピーで生まれネットを中心に使われてきた言葉だ。意味は「可愛いから許してしまう、可愛いければ何でもオッケー」あたりを指し示す。流行したこのコピーから分かるように、どうやら【可愛いと相手に認識させれば、物事が良い方向に転がる】ようだ。

だから女性は可愛いと認識させる術をこなしていけば、自分の人生にお得を増やせる。デートの誘われたり、上司に仕事を振ってもらえたり、高級なケーキが差し入れされたり、先輩に二人で飲みに行こうと誘われたり。

他人からの評価を気にするより、人生の機会損失の方を危惧する女性が増えつつあるということだろう。大衆の評価なんて、すぐ変わる。ちょっと均衡がズレただけで、みんな自己利益を優先し多い方になびく。ボゥーカル・マジョリティー。

でもあざといを使いこなす女性は、①開放的人間性 ②非ダイレクトをこなしていないと、相手に嫌悪感を与えると思う。

① 人間性とは、あざとテクを指摘された時に出る人間性だ。それに対するリアクションは二つのタイプに分かれると思う。A 開放的人間 これは「えーごめん、だって今楽しいし、仲良くなりたいんだもん」など自分をさらけ出すことが出来ること。田中みな実氏は昔は(TBSアナでぶりっ子させられていた時)指摘された時、下をペロと出すだけで、心情を言葉にしていなかったと思う。そこのいさぎよさが大事。 一方、B 閉鎖的人間は「ぶりっ子してないよ(笑)○○さんの方がすごくない?」といった感じ。

② 動作では、あざとさはモノに宿さないとだと思う。そうじゃないと嫌悪感を抱かれる可能性が上がる。例えば、上記したが「ごめーん(舌ペロ)」は、女性→異性。ダイレクト。でも例えば、先輩との飲み。〝奢ってもらうことになっちゃいそうだから〟と言って事前に買っておいたお菓子を渡す。そうすると、女性(お菓子)→異性となり、受け手はあざとさを直に食らわずに済むので身構える必要がなくなる。


でもここまで長々と書いてきたが気づいてしまった。



僕、個人としてはどんなあざとさもイチコロで引っかかる。




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