三年ぐらい前か、わたしの好きなバンドが対バンしてて、行けなかったことをすごく悔しがっていたんだけど、本当にあのライブに行っておけばよかった。

風邪ひいて仕事を休んでた昼前、寝室でダラダラtwitter見てたらトレンドにバンドの名前があった。言っちゃなんだけど彼らぐらいのバンドがトレンド入りするなんて、きっとネガティブな話だ。よくてメンバーが抜けたり休止、最悪解散かメンバーの訃報という覚悟を決めて見に行ったら最悪のやつだった。

掛け布団跳ね飛ばして数度「は？」とかなんとか言っていた。と思う。

ナメてかかったら殴られるような出会いばかりだった。

「再生数めっちゃ伸びてるけど……サムネ的にキッズ受けの病み系ポップソングなのでは？」っていうサブカルクソ野郎特有の大変無礼な決めつけを殴ったのが『ワールズエンド・ダンスホール』だったし、「バンドしてたの？　バンドって言っても結局ボカロの頃の作風を超えられないのでは……」っていうどこの目線から言っているのか分からない難癖をぶん殴ったのがアルバム『終着点』だった。

貴方の歌詞に出てくる無表情な「あたし」が大好きだったよ。強さと狡さがマーブルになってるあの子はわたしだと勝手に思っていたよ。新しいアルバムもすごい良かったし、あの子の歌はまだ聞けるんだな、よかったなって思っていたよ。

アンノウン・マザーグースも良かったよ……あれでニコニコの層にもヒトリエが届いて、バンド層にも現実逃避Pがリーチして、これからってとこだったじゃんか……

twitterでは何か言おうとして結局型通りのことしか言えなかったけど、一晩経ってめちゃくちゃつらいので、多分しばらくダメだと思います。

行かなくて後悔するライブは減らしてくれよな。