以前こんな感じの

BLACK BIRDが大変楽しいという話をしましたが、またSTGの話だ。今回はSteam版からニンテンドーSwitchに移植された、デスモフモフさんの「ネコネイビー」。

苦手だって言ってるのにどうしてまたSTGを買ったかというと、開発したデスモフモフのファンだからだ。

デスモフモフはスマブラのホームランコンテストじみたニンジャスレイヤーの二次創作ゲームで知っており（最近だとニンジャスレイヤー翻訳チームと一緒に日本語非対応の日本語ゲーム「AREA4643」も手掛けている）、シンプルで分かりやすい遊び方をやべえ世界観で包むのが面白かったし、AREA4643買えないからご祝儀のつもりで……とネコネイビーをSwitchに落とした。それで遊んでみたんだけど、これがまた、とても楽しかった。

ストロングスタイル横シュー

ネコネイビーは、個性豊かなかわいいネコちゃん達を動かして7つのステージクリアを目指す横スクロールSTG。特にストーリーとかはないがとにかくネコがかわいい。

最初選べる自機は3匹。移動とショットにクセがなく、ボムが自機前方固定のムギ、移動が速く直線でショットとボムを撃つミラクル、鈍足低威力だけど3wayショットに画面ボムのチヨコ。あとは隠しキャラクターにかわいいネコちゃんやナマズもいる。わたしはムギがお気に入りでした。

とにかくボムを撃て

さてこのネコネイビー、ショットとボムを使って敵を倒すのだけれど、ボムは常に一個しか持てない。ボムは敵のみならず敵弾も消してくれる優れものなので、大事なボムはここぞという時に……

なんて温存するとめちゃくちゃしんどい。画面に溢れる弾を避けきれずネコがやられる。やられるネコも可愛いけどクレジットは有限だ。なのでボムはどんどん撃て。なぜなら回復するからだ。

敵を倒すと画面内に青いネコアイコンが散らばる。それをある程度回収するとボムが撃てるようになる。さらに、ボムを使って敵を倒すと、敵弾から橙色のキューブが落ちる。これはスコアボーナスに加算される。
ここで疑問に思われる方もいるだろう。「STG下手くそな人間に、スコアボーナスの意味はあるの？」……ある。
ネコネイビーはスコア1億点ごとに、ゆるーい「えくすてーんど」という声とともにライフが増える仕組みなのだ。

▲自機周辺にボムが溜まる図。紫は当たり判定。

これがどういうことかと言うと、以下のルーチンを繰り返せば理論上デスモードのクリアすら可能なのだ（まだHARDもクリアできない）。

敵を倒す→アイテムを拾う→ボムが使える→ボムを使う→スコアが溜まる→えくすてーんど

慣れてくると、ボムの使いどころが分かったり、どのくらいでボム補充できるか分かってくるのでイージーモードなら初期キャラだけでもクリアできるようになる。

派手で爽快な演出が幸福物質を出す

タイミング的にどうしてもBLACK BIRDと比べてしまうのだけれど、BLACK BIRDの、死に覚えながら弾幕を避け勝ち筋を通す気持ち良さに対して、ネコネイビーはボムをどんどん使う事を前提に、派手で気持ちのいい遊び心地になっている。何よりコンティニューができるのでストレスが少ない。

弾幕はボムで消してスコアに変え、ボス戦ではボムが溜まったらすぐ使う。ボムの演出もキャラクターごとに違うし、何よりちょっと硬めの敵を倒したりボムを使った時の演出が派手で軽快。画面いっぱいの敵弾がアイテムに変わった時の気持ちよさ！　癖になっちゃうぜ。
あと、全体に漂うゆるーい雰囲気も好き。

かわいいネコと横シューをゆるく遊びたいなら、ネコネイビー、間違いないやつです。Switchなら1,200円ぐらいで買えるので、Switchの者であればぜひお買い求めください。

ムギかわいいよムギ