片思いしている人が告白するべき理由

「実際の誰かを愛しているときでさえ、その人のイメージのことも愛している」ということも確かです。しかし、実際の相手を愛するとき、愛そうとしているときには実際の「相手はイメージの方に向かい、イメージは実物へと返ってい」きます。そうして、その両方は互いに修正されていきます。片想いにはこの修正がありません。そのイメージはどんどん美化され、肥大化し、もしかすると屈折してしまうかもしれません。無修正のイメージからは愛を得られません。確かに、一種の娯楽としてそのイメージを楽しむことはできます。しかし、そこに愛はありません。それは相手が気が付かせてくれた自分のうちにある「可能性」が持つ愛を生み出す力を殺していることと同じです。だからこそ、片想いをしている人は愛を告白するべきなのです。

イメージではなく実際を確かめるために告白するという見方。並行線でいても何も変わらないので本当にその通りだと思う。

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