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Scrum Masters Night!に参加してきました

11/20にオンサイト開催されたScrum Masters Night! in Tokyoに参加してきました。
会本編の話よりもそれ以外の話の割合が大きいんですが、ちゃんと記録しておくべきだと感じた一連の体験だったのでひとまとめでお届けします。


会社の仲間を誘っての参加

11月から転職して新しい職場で働いていますが、せっかくなら顔合わせも兼ねつつ一緒に参加できる人はいないかと事前に社内で募ってました。
結果的に同じモバイルエンジニアの仲間3人が手を挙げてくれて、嬉しいことにアジャイルコミュニティのイベント参加が初という方も!

初参加ならOSTでテーマを出した方が得られるものが多くいい体験になるだろうなー、参加したいと手を挙げてくれるってことは何かしらあるんじゃなかろうかと閃いて、仕事が終わってから出発するまでの時間を使って雑談してテーマのあたりをつけてました。
結果的に全員テーマを出して(!)、さらに2人のテーマが投票上位で採用される流れに。
自分が出したテーマも採用されて、ファシリテーションで助けにいけなくなってしまったと焦ったのですが、そこはさすがSMN、手練れの方が助けてくれたようで、終わったあとのボードを見ると何の心配もなかったことがよーーく伝わってきて安心してました。

さらに懇親会に突入した後も普通に溶け込んでいて、必要だったら何か繋ぐようなことをしなきゃなと事前には思ってたものの、何もフォローすることなく終わりましたw
開始前は懇親会に参加するつもりはないと言ってた方が最後までいたのを見て、心の中でガッツポーズ。
OSTテーマを出さないか事前に相談したのは大成功だったと思います。

アジャイルコミュニティは場、輪に加わるとこまで繋げば、あとは特別なことはしなくてもみんなが自然と受け入れてくれる雰囲気があると感じます。
実践時に壁にぶつかることが多くコミュニティでの互助が重要なので、新しい人を歓迎したいと考えるように自然となっていくんじゃないかと思います。

自分の出したテーマ

少し前から考えていたテーマを出してみたところ採用してもらい、「効果的なふりかえりのアイデア」というテーマとくっつけて話していました。

ふりかえりのフレームワークを選んだ経験がある方に、どうやってフレームワークを選んでいるのか順番に聞いていき、気になる箇所をさらに深掘りさせてもらったり。
チームを観察して、tryを出したい時と出したくない時など状況に応じてフレームワークを使い分けるという話や、チームからproblemが出てこない時、tryがうまくいかない時にはどうするかなど、色んな熟練の技の話を聞けました。
一番大事なのは、チームメンバーにどう改善に意識を向けてもらうかであり、そのために観察をするんだという話が印象的でした。
さらにそんな技をどう磨いてきたのかでは、コミュニティ参加やネットの記事はもちろん、他チームの見学をしたりSMとして自身のふりかえりが大事とのこと。

全体的に熟練SMの皆さんの頭の中を覗かせてもらうことができて、これを本で学ぶのはなかなか難しく(書いてあっても実際に話を聞くのとは違う受け止め方をしそう)、OSTの良さが身に沁みました。
(ボードはFacebookのグループに写真が上がってるので、詳しい内容が気になる方はそっちを見てみてください!)

会全体の感想

オンサイトのOSTで双方向のやり取りをすることの価値を改めて感じた時間でした。
会場を貸してくれる会社さんほんとありがとうございます。
オンサイト参加は地理的、心理的なハードルを感じてカンファレンス以外ではほとんど参加してこなかったんですが、これからは月に1〜2回は双方向のやり取りが発生しやすそうなイベントに、会社の仲間を誘いつつオンサイト参加していこうと思いました(それ以上のペースだと体力的に死ぬことも確信したので)。

過去のカンファレンスで会った方と再会できたり、Xでは相互フォローだけど初対面の方とご挨拶ができたり、一方的に知ってる方とご挨拶ができたりするのもオンサイトならではでよかったです。

あとはSMN参加者での手練れの多さを雰囲気から感じました。
OSTについての説明で蜂のことは特に説明されてなかったように思うんですが、自然と蜂ムーブをしているs.hiraiさんが目に入ってさすがだなーと感じる瞬間もあったりw

懇親会の最後の方にお仕事上がりのnakoさんが来てくれて、銀だこで延長戦ができたのもすごく楽しかったです!

おまけ: 自分の変化に気づいた

SMN本編とはあまり関係ないんですが、参加した一連の流れの中で自分が以前と比べて思ったより変わってきてることに気づいたので、つらつらと書いてみます。

「雑談しましょう」と普通に声かける

事前にOSTのテーマのあたりをつけられればと「雑談でもしませんか」と声をかけてたんですが、それに対して
「アジャイルコミュニティの人は雑談しようって言える印象があるから、アジャイルコミュニティの人っぽいと感じた」
と言われ
「そうかな?そうなのか?…そうかも?確かにそうかも」
と、以前の自分ならやってなかったと変化に気づきました。
特に前職での転職直後、「これまで話したことなかったけど、せっかく同じ会社になったから雑談しましょ」と声をかけてもらうことが何度かあったので、それが大きい気がします。
バリバリの人見知りですが、話さないより話すことで得られるものの方が確実に大きいことを実感させてもらってきました。

問題を一旦置いておくことができるようになった

OSTで自分が出したテーマは、だいぶ前に自分が悩んだテーマでした。
以前は問題を見つけたら、頭の中がその問題でいっぱいになって解決しないと次に進めないか、頭の中にいつもあるのでMPがじわじわ消耗され続ける感じでした。
けどその問題を一旦置いておいて次に進むことができていたので、OSTテーマの種としてサッと取り出せてリラックスし余裕を持って話すことができたんじゃないかと思います。

ファシリテーション能力の着実な向上

OSTで自分が出したテーマを話す時、気になる箇所をさらに深掘りさせてもらっていました。
単語として理解できるものが並んでいてわかるような気はするけれど、人によってイメージするものが分かれそうな言葉に対するアンテナがよく働くようになったと思います。
場の理解のレベルを最大化するという指針でファシリテーションを続けてきたので、以前に比べると着実に能力が向上してると思います(元のレベルがアレなのでレベル高くできるようになりましたって話ではないです)。

つまるところ、アジャイルコミュニティの学びが染み込んでる

書いた3つの変化以外にも、問題の話をする時にはいつどういう時にそう感じたのか事実の深掘りに一直線だったり、アジャイルコミュニティで学んできたことが思った以上に身に染み込んでることを実感しています。
頑張ってきたつもりだけど中身は全然変わってないんだよなー、自分の強みってなんなんだろうなーと不安になったこともあったんですが、思ったよりちゃんとやれてそうでちょっと安心しました、というお話でした。

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