三木田龍元

常磐大学 硬式野球部監督(2023~)|小樽潮陵高→北海道大→独立リーグ(香川・徳島・…

三木田龍元

常磐大学 硬式野球部監督(2023~)|小樽潮陵高→北海道大→独立リーグ(香川・徳島・新潟)→球団スタッフ(⚾福井・🏀長崎)→現職|気象予報士|作業療法士

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「緑の歯」で笑うことが僕にできる唯一のチーム貢献だった。

70試合を戦い、投げたのはわずか14イニング。 0勝0敗、防御率7.36。 これが僕の野球人生最後のシーズンの成績だった。 そしてシーズンが終わるとひっそりとユニフォームを脱ぎ、現役選手としての野球人生に終止符を打った。 ――― 昨年までプロ野球独立リーグの新潟アルビレックスBCでピッチャーをやっていた三木田と申します。今は、同リーグの福井ワイルドラプターズで球団広報として第二の人生を歩み始めました。 今回は、昨年の出来事について書いてみます。普段のnoteとは文体

    • 指導理念と2024シーズン指針

      3月より常磐大学野球部監督としての2期目(2年目)の活動となります。 この1年間、多くの指導者や学生たち、そして書籍・動画等に触れることで、野球人としての価値観や指導法というものの幅を少しばかり広げることができたかと思います。 高校・大学の指導者の方とお話する機会があると予想以上に私のSNSでの発信をご覧になってくれており、これまた予想以上にポジティブなお声もいただくことも多く、一層有効に自分の考えを発信していけたらなと考えているところです。 ちょうどnoteのハッシュ

      • こんなわたしも30歳。

        私事ですが、 2023年11月14日で30歳となりました。 ここまで大きな怪我・病気・不幸がなく過ごせた自分の強運と、今日までの自分を形作ってくれた周囲の皆様に深く感謝いたします。 本日はこの機会に、 Ⅰ、10年の振り返り Ⅱ、20代でやって良かったこと3選 Ⅲ、30代でやりたいこと3選 のテーマで自分の現状の考えや決意を書くことで、数年後の自分が振り返ることができるように、 そしてこれを読んでくれた皆さまのうち誰か一人でも励みになる・前を向けるような内容になれば幸いです

        • 【保存版】2年間住んで創り上げた「最高の長崎旅3泊4日プラン」

          皆さん、一度は行ってみたい街はどこですか? 長崎良いですよ。マジで。NAGASAKI。マジで。 ってことで、私自身が友人に「今度長崎に3泊で旅行するんだけどどこ行けばいい?」と聞かれたときに、本記事のリンクをポイと送れるようにするための記事です。 私は長崎県佐世保市に今年2月までちょうど2年間住んでおり、毎週のように休日はあちこちへ小旅行をしていました。 たかが2年、されど2年。 何十年も長崎にいらっしゃる方はもっと穴場をご存じかと思いますので「ここを忘れてるぞ」といっ

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        「緑の歯」で笑うことが僕にできる唯一のチーム貢献だった。

          常磐大学野球部の監督に就任しました。

          3月1日より、茨城県水戸市の常磐(ときわ)大学の硬式野球部監督に就任する運びとなりました。 常磐大学は、関甲新学生野球連盟の1部に所属し、過去には優勝経験こそないものの神宮大会出場経験はあり、NPBにも元阪神タイガースの久保田投手をはじめとした数名を輩出するなど伝統ある強豪野球部となります。 この度は、本当に運命的なご縁とタイミングでこのようなお話をいただき、大役ながら務めさせていただくことになりました。 私自身、独立リーグ3球団でプレーさせていただいた経験はあるものの

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          挫折の2022年と、2043年に向けて

          数ヶ月ぶりに筆を取ります。三木田です。 気づけば年末です。 あっという間の1年でした。 ということで、定番の1年間の振り返りと今後の抱負について書きます。 タイトルを見て、 2043年ってwwww、誤字過ぎるww、来年は2023年だよwww、低能すぎwww、顔見るのも生理的に無理ww、てか眉毛そり過ぎだろww(以前ヤフコメに書かれたのを根に持っている)、 など皆さまの心の声が聞こえてきますが、誤字ではありません。 約20年後の2043年に向けて自分がどうありたいか、そん

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          自分の意志で引き際を決められるのは幸せなこと

          秋ですね。皆さんは秋といえばどんな気持ちになるでしょうか? バスケ界にとって「秋」といえば開幕の季節です!いよいよ今週末にはHOME開幕戦です! ですが、、 野球界に足を突っ込んでいた期間のほうが圧倒的に長かった私にとっては、「秋=別れの季節」という実感が強いです。 NPBのレギュラーシーズンが終わり、多くの選手の引退や退団、戦力外通告といったニュースが目に入るようになりました。 ほぼ同スケジュールで展開される独立リーグも同様に、引退のニュースや選手からのSNSでの

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          クラブの存在意義

          先日、5/5に開催された優勝パレードをもって長崎ヴェルカの2021-22シーズンが(一旦は)落ち着きましたので事業スタッフとして過ごさせていただいた1年間を振り返ります。 昨年3月に入社したときはまだ選手もほとんどいない、クラブハウスも未完成、スタッフも事業・強化ともに超少数、そんな状況でした。 特に事業面は自分も含めて「バスケットボールチームの運営」に関する知識・ノウハウを持っている人などほとんどおらずにとにかく手探りな日々でした。 県内の各体育館に視察へ行き、フロア

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          元アスリートがサラリーマンになって気付いたスポーツと仕事の5つの共通点

          ミキタです。 大学卒業後、プロ野球独立リーグで3年間プレーの場をいただきました。 その後いわゆるサラリーマンとなって3年目を迎えました。 (サラリーマンとは言っても、野球チーム、バスケチームと一般的なキャリア・業界ではありませんが、やはり選手だった時とは生活の仕方が大きく変わりました) バスケットボールに関わるようになった昨年1年間は、本当に分からないことだらけで「できない自分」に向き合わざるを得ない場面が多く、強い劣等感を抱くことも少なくありませんでした。 そして、そ

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          野球からバスケ界へ。 長崎で過ごす2年目。

          昨年3月1日からプロバスケットボールクラブの長崎ヴェルカの事業スタッフとして働かせていただいております。 本日でちょうど1年が経過しました。 長崎での生活は、観光資源も食も気候もすごく気に入っています! (サムネ写真は平戸市の生月島) あっという間の1年であり、今もシーズン中でせわしない日々が続いていますが、そんなときだからこそ、この節目となるタイミングで地に足をつけて1年間を反省し、次の1年を見据えたいと思います。 「野球」の肩書きが無くなるとやっぱり何者でもなかった

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          「障害者=かわいそう」という刷り込み ~映画『コーダ あいのうた』を観て

          生まれて初めて1人で映画館に行った。 それくらいに「見たい!」と衝動的に思える作品に出会ったのは今朝のネットサーフィン中。 いつものようにスマホで記事を眺めていると興味深い映画の紹介があったため手を止めた。 作品の題材はもちろんのこと、制作過程のこだわりや、監督の思いにも心を動かされ、ちょうど今日が休みだったこともあり映画館へ足を運んだ。 その作品とは、『コーダ あいのうた』 両親・兄が聴覚障害を持ち、自分ひとりだけが健聴者という少女ルビーを主人公にしており、ルビーが

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          2021年 ポンコツリーマンの私が助けられたnote3選

          プロバスケットボールクラブ 長崎ヴェルカで事業スタッフをしている三木田です。 ずっとプレイヤーとして、そして昨年は広報として「野球にしか」関わってこなかった私が、今年の3月から異競技に飛び込んだのは非常に大きな挑戦であり、苦労の連続でした。 バスケのルールも分からず、慣習も分からず、アリーナ競技の運営も分からず、企画のアイデアも面白いものは全然出せず、それが形になりかけても実行するまでに時間がかかり、、と悩みの尽きない日々でした。 しかしながら、職場の方々、選手の方々、

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          世界に自分の石を投げてみる

          ミキタです。 2年前まで野球独立リーグでプレーし、今はプロバスケットボールクラブの裏方として働いております。 昨日、クラブの選手・チアメンバー・スタッフが一堂に会し、セルフブランディングについてのワークショップが開催されました。 ワークの最終的な目標は、自分の「価値」を高めるためのゴールを定め、そこに向けた“明日からできるアクション”を探すことでした。 私自身への自問はもちろん、他の方々のバックグラウンドや想いを掘り下げて聞くことができた貴重な時間でした。 そして、そ

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          三重旅 〜紀伊半島の東をひたすら車で〜

          三連休をいただいたのでひっさびさに「遠征」でも「出張」でもなく「旅行」をしてきました。 長崎に引っ越してきて1年弱。 スキを見つけては九州全土を回り制覇。 大学までは札幌に住んでいましたが、中学時代は東北へ修学旅行。高校は関西へ修学旅行。大学時には一人で沖縄や屋久島にも行き、、 そしてなんと言っても卒業後に飛び込んだ野球の独立リーグでは、あらゆる場所に(旅行ではありませんが)行くことができました。 リーグを構える四国や北信越を中心に関東、関西、福岡、名古屋でも試合が

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          野球を辞めたら「何者」にもなれないのか

          約3ヶ月ぶりのnoteとなります。 26歳までプロ野球独立リーグでプレーし、その後は球団職員を経て、今はバスケクラブのスタッフをしているミキタと申します。 先日、仲の良かった独立リーグの現役選手から「引き際」について相談がありました。 まもなくシーズンが終了し、選手たちは今後について向き合わねばならない時期に差し掛かっています。 何かを「始める」こと以上に「辞める」ことには大きな勇気が要ります。 多くの独立リーガーにとっての”引退”は、今まで捧げてきた膨大な時間から

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          6月から3つの新しいこと始めました

          2021年、25本目のnoteです。 今年の3月1日からプロバスケットボールクラブの長崎ヴェルカのフロントスタッフに転職し、約3ヶ月が経過しました。 最初の2ヶ月は仕事についていくのに必死で心の余裕がありませんでしたが、3ヶ月目(先月)からは次第に生活や仕事にゆとりが持てるようになりました。 そして4ヶ月目の6月からは、自分の仕事・プライベートの両面を上のステージに引き上げるために新たに3つのことにトライしていくので、そんなことを書いてみます。 ――――― 1、強い

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