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たった1日でハマった沼の話 [V音Advent Calendar 6日目]
この記事は『Vtuber音楽周りの人々 Advent Calendar 2018』 http://adventar.org/calendars/3348 6日目のエントリです
これはいわゆる「こどく」の話。
進行形のリアルの話。
誰へともなく書き置く記録ーー
初手ポエムは音屋の特権。
ろくげんです。
本Advent Calendar各週に入っている私の枠は、“ハードルを下げる”枠として、Vtuberと音楽に関係ありそうでなさそうでやっぱりない記事を書いていきます。
今回私の曲の話は一切していません。脳を止めてお読みください。
前置き
結目 ユイ No.05
https://www65.atwiki.jp/avatar20unofficial/pages/31.html
まるで何かの製品のような《名前》の後ろに《No.》が付されたこの文字列にピンと来ない方は、「蠱毒」でTwitter等を軽く検索してからこの先へどうぞ。
はじまり
毎日毎秒Twitterを見ているので、11/24頃当然その話題は私の目に入ってきました。
フォロイーの何人かが沼へ飛び込んでいきましたが、私は外野にとどまり、すべてが終わった暁にその地獄の記録を面白く摂取してやろうと思っていました。
11/28、これが予兆。
結目ユイ No.5 全方位教養おねえさんの熱量は"本物"だった - 欲望アルゴリズム
https://reid-rgb.hatenablog.com/entry/2018/11/27/020751
この記事をサッと読んだ私は、記事にリンクされていた配信のアーカイブを「あとで見よう」と開いておきました。(他のほとんどの参加者はアーカイブを残していないらしく、このアーカイブなかりせば、と思えば偶然も必然もあるんだよという気持ちもあります。)
翌11/29は“予選”最終日。相変わらずTLに浮き沈みする情報から、20時に戦いが終わると知った私は、リアルタイムに眺められるたくさんの“最期”をもう少し覗き込んでみようか、と軽率な気持ちを抱きました。覗き込んでみよう、で引き返せないからこそ沼は沼なのだと忘れていたようです。
12:11、オーディションぶっちぎり1位で話題をさらう「林5様」のアーカイブを聴いた私。
12:16、SHOWROOMアプリを開き、昨日気になっていた「結目 ユイ No.05」が配信中なのを見て視聴を始めた私。
どうもこの昼配信が予選期間ラストで、他参加者と異なり18時直前のラストスパート配信ができない模様。ならばと最後まで聴こうと決めた私。その内容は、軽井沢の重文・三笠ホテルへ行った際にその感慨から書き上げたという短編小説を自ら朗読するというものでした。この字面だけでもほとばしる教養オーラ……。
どうも朗読のBGMも自作とのこと。小説のラストには、自ら作詞作曲したイメージソングを(直前にデータが飛んで焦って打ち直したというオケに乗せて)生歌披露。
12:57、沼の沼たる所以に気づいたらしい私。
昼配信終了時点ではNo.05は5位、当落線下の6位にかなりの差をつけ、本戦進出の可能性が濃厚でした。もし本戦へ進めば彼女の声は12/9まで“延命”され、反対に進めなければ11/30 18:00の大本営発表をもって存在ごと消滅のはずです。
沼の中から
13:48、配信が終わり次第前日に開いておいたアーカイブを聴き始める私。
@yui_0_0_5 弟がさっき学校から公衆電話でかけてきて、「ユイ姉!予選終了20時なんだから、俺と待ち合わせして帰るより、みんなのために放送してあげてよ!」
って言ってくれたので、19時から蛇足放送、できると思います。
私が予選終了18時で夜放送できないって言ったのを覚えていたようです。
2018/11/29 16:24
その後も延々とアーカイブを聴き続ける私に、急遽ラストスパート配信があるとの報が飛び込みました。
そして同時に、背景である“事件”が起き彼女が6位へ追いやられていたことを知りました。(やべーやつにやべーやつが数十万ブチ込んだ話が気になる方は「ユイナナ」でご検索のほど。)
19時に始まった“ラスト”配信は敗色濃厚の空気をまとい、20時を過ぎたのちの挨拶は個人的な夢とともにオーディションの数週間を総括するように響いていました。
脱落はすなわち彼女がその瞬間から「結目 ユイ No. 05」をたった記憶にだけ抱えていく、ひとつの「孤独」が産み落とされることを意味します。
@yui_0_0_5 リプライ全然返せずにごめんなさい……!
えっと、あふたーとーく(結目ユイの好きなゲームを延々と語るだけ)の要望が意外と来ましたので、やりたいと思います。
お風呂入ってくるので、22:00~(すぎるかも)、かなぁと
当然、アーカイブ作りませんからね、悪しからず。
2018/11/29 21:17
その日ポイント争いから解放された「アフタートーク」配信、
@yui_0_0_5 今帰宅中ですので、おそらく13時(すぎるかも)から、あふたーとーく蛇足版行けると思います。
ゲームについてぐだぐだしゃべるだけになるかと思います。
18時の結果次第ですが、最後の放送かもです、すいません。
アーカイブ撮りませんからね、あしからず。
2018/11/30 12:35
翌11/30、最後になるかもしれない配信、
@yui_0_0_5 特別審査員賞がもらえていなかった場合、つぶやけるのは今日の23:59までとなります。
仕事が22:30まであるのであまり時間がないですね……
え、どうしよう、考えてなかった……とりあえずメルカリで私の曲のCD出品したよってツイートすればいいのかな(錯乱
2018/11/30 16:25
日付変更とともに存在ごと消え去るかもしれない実感、
@yui_0_0_5 ごめんなさい、仕事行ってきます!
2018/11/30 16:47
そして18時の発表を前に、彼女は離脱していきました。
その頃、震える私。
「昨日出会ったヒロインが世界から存在ごと消え去るかもしれない」、なにこれ、セカイ系か何かか?などと考えるくらいしかできることがありませんでした。
事実は小説より奇なり
しかし
救いも絶望もあるんだよと言わんばかりに
11/30 18:00
審 査 員 特 別 賞 No. 5
予 選 通 過
処刑台の手前でずっこけるような気持ちは今後二度とは味わえないのではないでしょうか。
この体験こそがここで書きたかった要かもしれません。
私が初め軽い気持ちで覗き込もうとしたように、このオーディション周りには「“人格の最期”のエンタメ化」とでも呼ぶべき特異なムーブメントがありました。
バーチャル(人)格に関する私の主張に、「“実質”を意志によって構成できることこそがV人格の主たる本質」というものがあり、それに照らすなら、外的な“終わり”に対して彼らにはそれを例えば「ファンタジー的に光の粉になって消える」だとか「自分が多重人格の中のサブ人格だったと察し主人格に全てを託して消える」だとか、そして《死》としてすら、それぞれに扱うことができる権能があるのです。
そしてそんな“最期”劇がまもなく完結します。
(本当に完結するのか?)
予選脱落者からは結構な数の“転生者”が出ているようで、これもそれぞれのファンにとってはメタ文脈でなく“実質”的に《命》の変質を伴う《救命》としてすら扱える出来事です。
本戦結果発表は12/6 18:00。
その後に2+α名が進む最終面接。
もう少しだけ、バーチャルな本物のドラマに振り回されようと思います。
まだアツい12月、寒さに備えながら。
ろくげん
(結構みんな勝利条件変更で楽しい結末を迎えるっぽいあたり、バーチャル存在の強さを感じている)