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【活動報告20】”LivingAnywhere”な生活:荒川ウォーキング7日目:玉淀ダム

2022年10月14日作成

本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動の一環として、私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。

LAC(LivingAnywhere Commons)を活用させていただく目的は、【実験計画書】にも記しましたが、

  • 荒川・隅田川・神田川の水辺ウォーキング

  • 荒川・隅田川でのカヤック一人旅

です。

「隅田川ウォーキング」については、起点(岩淵水門)から東京湾河口まで歩き、既に完了しました。(活動報告04~活動報告08)
次は、「荒川ウォーキング」となり、上流部にある白川橋を起点とし、東京湾河口まで歩きます。
ただし、途中で「隅田川カヤック下り」を入れます。

また、荒川ウォーキングを進めながら、カヤック一人旅の下見も兼ねています。
カヤックを川へ降ろせる地点や、漕いだ後の陸へ上がる地点を見出すのも、大事なミッションとなります。

さらに、美味しい酒と肴があれば、ぶらりと店に寄ってみて、特に筆者が大好きな日本酒を堪能しつつ取材したいと考えております。

1.荒川ウォーキングルート・日程

埼玉県大滝村にある甲武信岳を源流とする荒川を、右岸・左岸(*)交互に歩きながら、東京湾河口まで歩きます。
スタート地点は、上流部にある白川橋とします。

1-1.荒川の概要

荒川は、埼玉県・東京都を流れ、東京湾に注ぐ一級河川です。
荒川水系として、

  • 流路延長:173km

  • 流域面積:2,940㎢

  • 最大川幅:2,537m(御成橋付近、日本最大)

となります。
源流は、埼玉県・山梨県・長野県が境を接する甲武信ケ岳です。
秩父山地から流れ出て秩父盆地まで東に流れ、秩父盆地から長瀞渓谷まで北に流れます。
そこから東に流れ、寄居町で関東平野に出て、熊谷市で南南東に向きを変え、川越市で入間川が合流します。
戸田市から東へ向きを変え、北区の岩淵水門で隅田川が分岐します。

1-2.荒川ウォーキングルート図

荒川上流部沿いを走る秩父鉄道の終点:三峰口駅から上流へ徒歩5分の箇所にある白川橋を起点として出発します。
基本的に荒川沿いを歩きますが、水辺に近づけない箇所が、特に上流部に数多く存在します。
その際は、荒川から少し離れた道路を歩き、下流へと向かいます。

Δ図1.荒川ウォーキング:ルート図1

荒川上流部ウォーキング第1節(2022年8月)の3日間の日程は、下記の通りです。

  • 1日目:三峰口駅を出発し、白川橋から日野鷺橋を通り、武州中川駅までの区間:2022年8月7日

  • 2日目:武州中川駅を出発し、久那橋から巴川橋を通り、御花畑駅までの区間:2022年8月8日

  • 3日目:御花畑駅を出発し、佐久良橋から秩父橋を通り、大野原駅までの区間:2022年8月9日

荒川上流部ウォーキング第2節(2022年9月)の2日間の日程は、下記の通りです。

  • 4日目:大野原駅を出発し、秩父橋から皆野秩父バイパス荒川橋を通り、皆野駅までの区間:2022年9月5日

  • 5日目:皆野駅を出発し、皆野橋から金石水管橋を通り、野上駅までの区間:2022年9月6日

荒川上流部ウォーキング第3節の日程は、下記の通りです。

  • 「長瀞ライン下り」乗船:長瀞岩畳から高砂橋近くの船着場までの区間:2022年10月8日

  • 6日目:野上駅を出発し、高砂橋から白鳥橋を通り、波久礼駅までの区間:2022年10月8日

  • 7日目:波久礼駅を出発し、寄居橋から玉淀ダム、末野大橋、折原橋、JR八高線荒川橋梁を通り、寄居駅までの区間:2022年10月10日

  • 8日目:寄居駅を出発し、正喜橋、東武東上線荒川橋梁、玉淀大橋、花園橋を通り、ふかや花園駅までの区間:2022年10月11日

2.7日目:波久礼駅を出発し、寄居橋から玉淀ダム、末野大橋、折原橋、JR八高線荒川橋梁を通り、寄居駅までの区間:2022年10月10日

7日目のルートは、下図の通りです。

Δ図2.荒川ウォーキング:7日目ルート図

2-1.秩父鉄道:波久礼(はぐれ)駅をスタート

7日目は、波久礼駅からスタートです。

Δ写真1.秩父鉄道:波久礼駅

波久礼駅から寄居橋へ向かいます。

2-2.寄居橋(よりいはし)

寄居橋に到着しました。

Δ写真2.寄居橋
(波久礼駅から撮影)

寄居橋の舗装面です。

Δ写真3.寄居橋の舗装面
(荒川左岸から右岸を見て撮影)

寄居橋の中央から上流側を撮影しました。

Δ写真4.寄居橋から上流側を臨む

寄居橋の中央から下流側を撮影しました。

Δ写真5.寄居橋から下流側を臨む

寄居橋を後にし、荒川左岸を下流へ向かいます。

2-3.玉淀ダム上流側のカヤック中継点を発見

荒川左岸を歩き続けますと、玉淀ダムに到達します。
玉淀ダムの手前で、カヤックを荒川から川辺へ上げる地点を探す必要があります。

しかし、写真5のように、荒川の両岸は雑木林で崖地となっているため、カヤックを上げる地点を探すのは、容易ではありません。
そこで、地元住民に飛び込みでヒアリングをすることにしました。

住民4~5人にヒアリングをした結果、無人のカヤックハウスがあるとのことです。
昔はよく使用されていたそうですが、最近は使われていないのではないかとのことでした。
その情報を頼りに、探してみることにしました。

すると、住宅倉庫の脇道を入っていくと、カヤックハウスがあるらしいとの情報です。

Δ写真6.住宅倉庫の脇道

脇道を通り、雑木林の中に入りますと、カヤックハウスらしき小屋を発見しました。

Δ写真7.雑木林の中で発見したカヤックハウス

確かにカヤックが約20艘ほど置かれていました。
小屋は無人状態です。
今でも使用されているかどうかは不明です。

カヤックが置かれているのであれば、荒川にカヤックを出し入れするポイントがあるに違いないと思い、茂みをかき分け荒川に近づきました。
すると、小さな船着場があるではないですか!

Δ写真8.カヤック中継点を発見

このポイントを忘れないように、図3にポイントを示しておきました。

Δ図3.玉淀ダム上下流カヤック中継点

駅からかなり離れていますが、玉淀ダム上流側のポイントは、ここしかないと思い、ここに決定しました。

玉淀ダム上流側カヤック中継点を後にし、荒川左岸を下流へと向かいました。

2-4.玉淀ダム(たまよどダム)

次に現れたのは、玉淀ダムです。

Δ写真9.玉淀ダム
(ダム下流の折原橋から撮影)

玉淀ダムの上流側と下流側の水位差は、見た目で約7~8mあります。

Δ写真10.玉淀ダム上部
(玉淀ダム左岸から右岸を見て撮影)

発電設備は、荒川左岸側にあります。

Δ写真11.玉淀ダム発電設備

玉淀ダムを後にし、荒川左岸を下流へと向かいます。

2-5.末野大橋(すえのおおはし)

玉淀ダムのすぐ下流に、末野大橋が現れました。

Δ写真12.末野大橋と玉淀ダム
(下流にある折原橋から撮影)

末野大橋は、皆野寄居バイパスの荒川橋梁です。

2-6.折原橋(おりはらはし)

末野大橋のすぐ下流に、折原橋があります。

Δ写真13.折原橋
(荒川左岸上流側から撮影)

折原橋の舗装面です。

Δ写真14.折原橋の舗装面

折原橋の中央から上流側を撮影しました。

Δ写真15.折原橋から上流側を臨む
(写真12と同じ)

折原橋の中央から下流側を撮影しました。

Δ写真16.折原橋から下流側を臨む

2-7.玉淀ダム下流側のカヤック中継点を発見

玉淀ダムの上流側において、カヤックを上げるポイントを見つけました。
今度は、玉淀ダム下流側でカヤックを入れるポイントを見つける必要があります。

折原橋から荒川左岸上流側(写真9)を見ますと、崖地になっていますが、荒川に降りられそうなポイントがありそうです。
そこで、その周辺に荒川に降りる道がないか?探してみることにしました。

すると、折原橋のやや下流側左岸に道があるではないですか?
降りられると思い、行ってみることにしました。

Δ写真17.荒川左岸河岸へ通じる道

折原橋の下を潜ります。

Δ写真18.折原橋の下を潜り、荒川の河岸へと?

橋の下に車を駐車できるスペースもあります。
これは、おあつらえ向きのカヤック組立てスペースになります。
先に進みますと、緩やかな崖地に出ました。

Δ写真19.カヤックを荒川に入れるポイント

この程度なら、カヤックを荒川に入れることができます。
玉淀ダム下流側のカヤック乗入れポイントは、ここに決定しました。

2-8.JR八高線荒川橋梁

荒川左岸を下流へ向け歩きますと、JR八高線荒川橋梁が現れました。
八高線は、東京都八王子市と群馬県高崎市を結ぶ鉄道です。

Δ写真20.JR八高線荒川橋梁
(荒川左岸上流側から撮影)

近くに八高線の踏切がありましたので、線路上から荒川橋梁を撮影しました。

Δ写真21.JR八高線荒川橋梁
(荒川左岸の踏切から右岸を見て撮影)

JR八高線荒川橋梁を後にし、ゴール地点である寄居駅へ向かいます。

2-9.ゴール地点:秩父鉄道:寄居駅に到着

ゴール地点の秩父鉄道:寄居駅に到着しました。

Δ写真22.秩父鉄道・JR八高線・東武池袋線:寄居駅

寄居駅は、秩父鉄道、JR八高線、東武池袋線の結節するターミナル駅です。

また、寄居付近で荒川上流部の終わりとなります。
次回から、荒川中流部へと入っていきます。

寄居駅で電車に乗り、御花畑駅へと向かいました。

3.居酒屋「秩父一期一会」で乾杯

御花畑駅の改札を出ると、目の前に居酒屋「秩父一期一会」があります。
一昨日も入りましたが、祝杯を挙げるために入りました。
何の祝杯かと言うと、

  • 玉淀ダムの上流側と下流側に、カヤックの乗降ポイントを見つけたこと

  • 荒川上流部ウォーキングが、玉淀ダムで終了したこと

です。

このことを店の大将にも報告しました。
大将も喜んでくれて、一緒に一杯やることに!
本当に良い店です。

何やら隣の席で、70歳前後の客3人が楽しそうに飲んでいます。
大将に紹介してもらうと、この3人は「横瀬3人衆」と呼ばれているそうです。
一人は、西武鉄道の元お偉いさん
一人は、ただの呑兵衛
一人は、正体不明
です。

しかし、横瀬町に対して、この3人の影響力は非常に大きいとのことです。
それは、筆者としても興味津々
頻繁に「秩父一期一会」に来ているみたいなので、再度飲みに来て、実態を暴こうと思います。

4.カヤック中継点の整理

ここで、カヤック荒川一人旅の行程を整理しておきます。

  • 出発地点:親鼻橋橋詰 :最寄駅は秩父鉄道:親鼻駅

  • 中継点1:高砂橋下流 :最寄駅は秩父鉄道:野上駅

  • 中継点2:玉淀ダム上流:最寄駅は秩父鉄道:波久礼駅

  • 中継点3:玉淀ダム下流:最寄駅は秩父鉄道:波久礼駅

ここまで決まりました。

5.まとめ

以上、

  • 秩父鉄道:波久礼駅をスタート

  • 寄居橋

  • 玉淀ダム上流側のカヤック中継点を発見

  • 玉淀ダム

  • 末野大橋

  • 折原橋

  • 玉淀ダム下流側のカヤック中継点を発見

  • JR八高線荒川橋梁

  • ゴール地点:寄居駅に到着

について報告しました。

1日で、玉淀ダム上下流の乗降ポイントを見つけることができたのは、非常にラッキーでした。
藪をかき分けて荒川の河岸へ入っていったので、服がボロボロに汚れてしまう羽目に!

また、荒川上流部ウォーキングの終了となりました。
次回から、荒川中流部ウォーキングとなります。

5.筆者プロフィール

筆者のプロフィールをまとました。
よろしければご覧ください。

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