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「僕の心のヤバイやつ」にハマったヤバイやつ(自分が)その1

きっかけは予備知識0からの視聴

とある2023年10月頃の日のこと。なんとなく、Amazonプライムビデオでなにか面白そうなアニメがないかと、トップページを見てると目に止まった(というかおすすめしてくる)アニメの中にあったタイトルが

「僕の心のヤバイやつ」

それまで全く知らなかったタイトルである。雰囲気からしてちょっと猟奇的な感じのやつかな?と。最初は無視してたけど、何度もおすすめ的に表示してくるので気になってしまった。(普段はそれでも観ないタイトルが大多数なんだけどね)

「まあ、数話見て面白くなかったら、観るのをやめればいいか」

そんな軽い気持ちで観始めた。正直、自分に合わなかったら見るのやめちゃう最近のスタンスなので。時間がもったいないしね。
そういうふうに視聴を中断した作品がいくつもあるし。

そして、1話目(この作品の言い方ではKarte-1)。

以下はYouTube上での、【期間限定】僕の心のヤバイやつ 第1話無料公開

話の始まりこそ、猟奇的な雰囲気があったが、なんかあれ?意外な展開になってくる。ヒロインの山田杏奈が図書室でおにぎり食べてたところを、主人公の市川京太郎が目撃して。そこから、中二病的な思考しながらも、ほのぼの?と進んでく。
市川は、根が暗いけどなんだかんだイイやつで。行動力はあるし、その思考にはこれっぽっちもイラッと来ない不思議。他作品だと主人公にイラッと来ることもあるんだけど、市川は別格。そういう位置づけで描かれてるので楽しく観られる。
一方、山田杏奈は美人なのだが、割りとガサツで食い意地張ってて(笑)
一応芸能人でモデルもしてるという設定である。そして図書室で(あたりまえだが飲食禁止)おにぎりやお菓子食べたり・・・予想外の展開である(予備知識0で観てるので)

2話以降も続けざまに

視聴しちゃってる自分がいた。市川も山田もこの子たち何者なんだろうっていう興味がでたのと、話の展開が良くて。そこでようやくこの作品が「恋愛物なんだな」とはっきり確認できた。
あと、この作品のタイトルの「ヤバイやつ」って何を指してるのかがずっと気になってた。最初は前述の通り「猟奇的な心・心理」という意味かなと思ってたが、あれどうやら違うぞ?っていうのは、観続けてるとわかってきた。
山田杏奈は(意外ではあるが)しっかりしてる面もある陽キャ女子。美人だけど何でもできるというわけでもなく(ドジっ子って言うわけでもないけど)不器用だったり、勉強はいまいちだったり、食いしん坊だったりw 実に人間味があって良い。
それと、陰キャだけど実は行動力がある市川京太郎 と。なかなかいい組み合わせだなと。ミスマッチに思える二人が徐々に惹かれ合っていく様子と、自分も中学のころに抱いていた気持ちが重なっていくので、面白さが加速。あっという間に1期Karte.12(12話)まで観終わってしまってた。

それだけに飽き足らず、無料の「ツイヤバ」を観たのが(いい意味で)良くなかったw これで初めて僕ヤバ原作に触れたが、これがまた面白い。

Amazonあさってたら発見。そんなに分量ないだろうって気軽に読み始めたら、結構なボリュームw この時点ではアニメ版の知識しかなかったから、それを補完するような日常の話とかがあって、これまた夢中で見てしまった。ラフでの内容もあるけど、それはそれで味があるし問題なし。
ホントにこれ無料でいいんだろうか。っていう。書籍になって有償だったとしても普通に買うわ。
これをきっかけに原作も本・Kindleともに購入。TVアニメ公式ガイドブックも購入。
最初原作はアニメ1期でやった4巻までしか買わなかった。アニメ2期観てから残りを買おうと思ってたが、結局耐えきれずに現時点の最新9巻まで買ってしまった始末である。いい感じでハマってて、まさにヤバイね。

「僕ヤバ」で良いと思ったところ

  • 話的にはありがちなラブコメ・恋愛物なんだけど、シチュエーションがちょっと特殊。市川の陰キャな思考は、実は共感できる部分が多い。自分もほんのりネガティブ思考な側面はあるので余計に。

  • 基本的に「市川」視点で話が進む。山田杏奈側の視点はほぼないと言って良い。なので、山田の心境は実際の言動でしか確認できない点も視聴者の想像を膨らませられる。※原作8巻 Karte.102にて山田杏奈がクラスメイトの半沢ユリネに宛てた手紙を、市川が途中まで読んでしまう描写があるのだが、あれが僕ヤバですごく貴重な「山田の心境がわかる」部分である。

  • 清廉潔白的な内容ではないし、性的な言動、描写もあるにはあるけど、下品さをギリ感じないバランス。(中学男子3人の会話はたまに弾けてて初見では笑ってしまうが)
    原作含めて、そういうバランスを崩さない所は流石だと思う。エロ的な話も良いのだが、それも度が過ぎると冷めてしまうし、こういう作品ではそこまでは求めてないからね。
    あと、中学生の頃だと思春期だしそういう気持ちとかあるよね?というところと、でも、安易に関係が進まない流れ。それから徐々に二人の心が近づいていく所がとても面白い。(原作8巻終盤でようやく進展)

  • 原作・アニメ両方、ストーリーが全般的に良く出来てる。スッと入る内容、かつ、凝りすぎずに膨らんでく登場人物・展開。(これができてない作品がちょくちょくあって、ついていけなくなる事がある)それでいて、何度でも読み返し・視聴し直したくなる奥の深さ。
    後日、その2で触れる予定だけど、アニメ版から最初見て原作見たとはいえ、原作の良さを活かしつつ原作で十分でなかった描写、ストーリーを補完して余りあるアニメ版脚本、演出は、原作へのリスペクトが十二分に感じられる。補完はあるけど、「改変」というのはまったく感じない。

しかし、ここまで「僕ヤバ」ハマるとは思わなかった。完全にやられたね。
なんでこの作品をもっと早くから知っておかなかったんだろう(2018年から連載)と思ってしまったくらい。

最近では、自分がしっかり見てた(見てる)ラブコメだと
「かぐや様は告らせたい」(原作は完結)
「彼女、お借りします」(原作は現在も連載中、アニメは3期まで)
になるのだが、自分の中ではその2作品を超えてしまってる。これらは単行本までは買ってないから(ヤングジャンプ・週刊少年マガジンを紙媒体でずっと毎週買って読んでるので)、僕ヤバはすぐに原作を買おうと思い立ってしまうくらいの原動力が生まれたのには参った。

長くなってきたので、後日「その2」にてキャラとかの話を記載する。
                              つづく

P.S.

2023年12月時点でまだ1期はAmazonプライムの見放題で観られるが、何度も何度も見ちゃってる有様で、ここまで来たらBDを買うしか無いだろうということで購入。ちょうどブラックフライデーに突入してた頃で1巻あたり8,000円台で購入できてとてもお買い得だった。あと、4話分を1本にして収録してるのはとてもいい。これだと手を出しやすい。
あと内容としては映像特典が予想外によかったけど、その2以降で触れる。

Amazonブラックフライデーで安価だったので購入。全て初回版で来たのである。

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