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8.8インチ新型Androidタブレットが登場 NEC LAVIE Tab T9(PC-TAB09Q01) レビュー その1 【購入・セットアップ直後所感編】

概要

数年待った。8インチクラスで、ゲームが十分にできる性能を持ったAndroidタブレットが満を持して登場。

本当に待ってた。心から待っていたよ。こういうハイエンドのAndroidタブレット、欲しかったんだ。
商業ページによる本機の記事は以下が参考になる。

NEC PC、モバイルモニターにもなる14.5型有機ELタブレット。8.8型も投入 - PC Watch
【Hothotレビュー】小型タブレット復権の兆しか!?高性能でゲームも楽しく遊べる8.8型「LAVIE Tab T9」 - PC Watch

購入に至った理由とかは、下の方でグダグダ述べるとして。
それで本製品が発表されてから即日、NEC直販限定モデルである
 PC-TAB09Q01 (メモリ12GB、ストレージ256GB)を純正オプション 全付きで発注。2年延長保証も勢いで付けた。

ちなみに通常版は、LAVIE Tab T9(PC-T0995HAS) で、メモリ8GB、ストレージ128GBのモデルである。こちらは店頭販売も行っている。商用ページのレビューだとこっちのほうでレビューされてる感じがする。

LAVIE TAB T9 TAB09/Q01(メモリ12GB、ストレージ256GB)
オプションのタブレットカバー、ガラス保護フィルム、デジタルペン3

オプションは2024/3/31まで割安に買えたからってのも理由である。結果的に買ってよかったものばかり。ガラス保護フィルムも普通に買う想定ではあったし。
余談だが、NECのホームページの型番表記がTAB09/Q01だったり、PC-TAB09Q01 だったりと、よくわからん感じである。
本ページでは「PC-TAB09Q01」または、単に「LAVIE Tab T9」 の呼称で統一する。

キャンペーン情報
LAVIE Tab T9(PC-TAB09Q01) および
純正タブレットカバー PC-AC-AD043C装着済み

購入は1週間程度してから到着。オプションごとに結構大きめの箱に梱包して発送されたものだから、総計4つ+延長保証の手続き書類と、大げさな感じであった。物は小さいのに、なんだかPC一式頼んだような気分に。
最低限、オプション類はひと箱にまとめられたような気がするので、その辺りは工夫してほしいところだ。

セットアップして、軽く使った時の所感をだらだらと。

(記事公開がだいぶ遅れてしまったので、発売してから数週間程度程度の内容と思っていただきたい)

  • 液晶について
    液晶の表示品質は高い。色乗りもよくシャープ感があり、MediaPad M5の表示品質を超えてると感じた。黒もちゃんと締まって見える。
    ただ、デフォルトは確か、彩度の高い設定(バイブレーション)だったと記憶してて、少々どぎつい印象がある。
    「設定」> 「ディスプレイ」>「画面カラーモード」で彩度を「標準」に変更して、自然な彩度、見やすさにした。(間違ってたら申し訳ない)
    写真用途でも使うので、気になる人はやっておいたほうがいい。
    標準の色合いにしても、表示品質の良さは十分に感じる。

  • ガラス保護フィルム「PC-AC-AD044C」
    貼り付けは、スッと貼り付き、残った小さい気泡も指先で外に逃がして、残ったごくわずかの気泡は数日放置してたらきれいに消えたので、品質はとても良いと思う。
    タッチの感触もほぼ変わらず。ミリシタプレイにもほぼ影響なし。ただ、付属していた位置決めのシールはあんまり役に立たなかったなと。
    指紋は若干づきづらいかな?と思う程度。こまめに清掃が必要。グレアなので、映り込みもあるのでその点は注意。保護フィルムはそこまで純正にこだわる必要もないと思うので、今ならLenovo Legion Y700 2023 用のアンチグレア保護フィルムがAmazon辺りで見かけてて、多分本機でも使えると思うので(未検証)そっちを探してもいいかも。

  • タブレットカバー「PC-AC-AD043C」
    カバーが本体ケース側と磁力で取り付けるタイプなので、カバーが外せるってのがとても斬新である。慣れてくればこれはこれで使いやすいが、立てかけがちょっと不安定かな?と感じることはある。カバーを閉じるとスリープになるのはとても便利。これのために買っているようなものである。現在はこのカバーの上にさらにカバーを使って、保護をさらに強固にしているのだが、別記事で記載できたら、そちらで。

  • 動画辺りの動作とか
    全般的な動作はとても軽快で、YouTubeなどでの高画質動画も余裕である。widevine l1 にも対応してるようで、Amazon Prime VideoもHD高画質で再生可能。アニメもそうだが、実写版である、「ドラマ 沈黙の艦隊」も、家のWindowsデスクトップ環境で見てるはずなのに、うっかり見始めたら本気で見入ってしまったくらい没入感はある。YouTubeで4K動画をいくつか再生(再生品質を1440pに変更)してみたが、こちらもとても良い。精細感がとてもよく出てる。
    動画の再生品質はとても満足できると思う。もちろん、ニコニコ動画のコメントも含めた表示もスムーズに表示でき、何ら問題なし。

  • プリインストールアプリ
    個人的に不要なアプリがいくつかインストールされていたので、せっせと削除。ちまちま削除するとそれなりに容量が空くと思うので、気になる人はやっておいたほうがいい。256GBストレージモデルでも俺はやる(貧乏根性)

  • 本体カメラ(フロント・リア)
    本機で写真撮影を行う想定はあまりないが、リアカメラによる撮影画質はまずまずといったところ。。シャッター音が大き過ぎて、人がいる部屋ではあまり使いたくない所。主にQRコードの読み取りとかで使うくらいか。別記事で言及する予定だが、ミリシタのグラビアスタジオにおけるAR機能には非対応である。こちらについては仕方がないので引き続きNote20を利用して撮影するしかなさそう。
    個人的にフロントカメラもほぼ使うことはないが、試してみると、背景ボケ機能があったり、美肌効果もあったりと機能は豊富である。1080pどまりの画質だが、ビデオ会議とかで使うのであれば十分ではないかなと。

ミリシタのAR機能には非対応
  • 認証関係
    指紋認証非対応で、顔認証・パスワード認証となる。Smart Lockも顔認証と同時に設定できてしまうが、その状況において、Bluetoothで他のスマホを接続先とした場合、接続状態により不安定な動作が多く、顔認証もされず、Smart Lockの動きが不安定。気まぐれで顔認証を促されたりするんだがよくわからない動作なので、結局Smart Lockはあきらめて顔認証メインで使用している。
    次のモデルではNote20のような画面内指紋認証か、iPad mini 6のように電源ボタンにTouch IDがあるような仕組みを検討してほしいところだ。(Note20は指紋認証動作が不安定であれだけど)
    顔認証のレスポンス自体は良いかな。

  • ゲームツール
    プリインストールされている「ゲームアシスタント ツール」
    スクリーンショット・画面録画はもちろん、LAVIE TAB T9に搭載されているバイパス充電機能などのON/OFFができたりする。
    出来は良いのだが一つだけ機能が不足してると感じた。
    別で使ってるASUS ROG Phoneでは「ロックタッチツール」と呼ばれてたり、GalaxyのGame Boosterに搭載されている「画面ロック」と呼ばれる、スリープに入らず、そのままアプリを稼働させることができる。画面も暗くでき、画面操作だけをロックする機能。これがないのである。(カバーによるスリープ動作に関連して非搭載にしたのかな?と邪推)

ゲームアシスタントツール

ミリシタではあまり使わないが、別ゲーム プリンセスコネクト!Re:Dive (プリコネR) のプレイにおいて、クランバトル(模擬戦、本戦)で、等速でバトルさせつつ放置しておく必要がある(たまに3倍より等速でバトルさせたほうがダメ上がる)のと、イベントバトルで、そういう時に使うツールが欲しいところだった。(仕方ないので、プリコネRはNote20にそのまま任せる事に)
類似でミスタッチ防止というツールはあるが、周辺のタッチ防止機能だけであり、スリープしない動作には、ならないのである。ここはちょっと残念ポイントである。


だいぶ長くなってしまったので、とりあえずこの辺りで。
「その2」の記事を後日公開予定。


余談:購入理由とか

もともと、8インチAndroidタブレットは黎明期から使っていた。最初はQua tab PX LGT31(LG製) というのを購入。2017年頃に中古で購入。このときは、すごい安く購入した、初の7インチAndroidタブレット(Android4.4)が、意外に感触がよく、それまで(スマホ代わりとして使ってた)iPod touchと併用しても悪くないからと、少しスペックよくなったLGT31にした次第。
その時はあまり大きな意識はなかったけど、その後にリリースされた、アプリ
アイドルマスターミリオンライブ シアターデイズ(ミリシタ)
をLGT31でプレイしだしたのがそもそもの始まりである。
当時はまだLGT31でプレイしても、まあそれなりに動いてたからね。
とはいえ段々スペック的に苦しくなってきたので、8.4インチタブレットで当時としてはスペックが良かった、HuaweiのMediaPad M3、M5と移っていった。
この頃には、もうミリシタもさることながら、他の用途でもとても使いやすく、見やすい大きさ、画面解像度(2560x1600)と、写真用途や電子書籍閲覧でも使いやすく、8インチタブレットがとても気に入っていた。日常で持って歩いて使うタブレットとしても十分である。10インチ以上になるとちょっと持ち歩きつらくなってくるし、8インチクラスではそこが無理ないからね。
ところが、Androidタブレットの世界ではここから8インチクラスが冬の時代を迎えていた。低スペックの8インチタブレットばかりになり、ミリシタのような3Dライブのプレイには耐えられないものばかり。
MediaPadはM6が発売されていたが、日本では未発売で入手できず。
それに加え、Huaweiもあの話により、状況が苦しくなって、MatePad以降は、Androidタブとしての発売ができなくなっていた(中身はあれだし、GooglePlayはあれやこれやすればインストールできるようだが)
MediaPad M5をしぶとく使ってはいたものの、ストレージが32GBしかなく、アプリがSDに退避できない仕様も相まってかなり厳しくなり、やむなく、スマホでそれなりの画面の大きさとスペックがある、Samsung Galaxy Note20 Ultra 5G(ドコモ版)の中古に移行せざるを得なかった。
Note20だとそれなりに動くし、動作的には満足いくものではあったけれど、やっぱり小さいのだ。8インチタブレットに慣れてると。
ずっとその思いがあったからね。
その後、海外でLenovo Legion Y700 という8.8インチタブレットが発売になった。ハイエンドスペックを持った8.8インチタブレットなので、自分的に関心は高かったものの、日本で発売されず。後継のLenovo Legion Y700 2023も同様であった。
とあきらめていたら、NECからLAVIE Tab T9 として日本で発売されたから購入したといったところである。
スマホ・タブレット系のブログレビューなり、YouTube界隈ではLenovo Legion Y700、Y700 2023 の日本語化やGooglePlayインストールなりの情報もあって、AliExpressあたりを漁れば、実は安く購入して使えるんだけど、それらには最後まで食指が動かなかった。
いくら安くても、「技術基準適合証明(いわゆる技適)」がないからで。
(逆にいうと、技適があったら購入してたよ)

たいていそういうページだと「自己責任で」とか書いて一応回避してるようだけど、そういう問題じゃないんだよなぁ…という。

それでずっと見送っていたというのが正直なところである。
確かに本機は高いんですが、すごく価格差があるかと言ったらそうでもなかったりする(とはいえ、AliExpressを見てるとだいぶ値段が下がってきているようだ)
日本で大手を振って使える唯一無二の「高性能」8インチクラスだからこそ買ってるけど、価格はもう少し頑張ってもいいかなとは思う。





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