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AIがなんでも教えてくれる時代だからこそ、ガイドの魅力が活きる|海外旅行者向けサービス「WOW U」にかける思いを、弊社代表・中林が語ります

「あの人にしかできないガイド」を提供するWOW Uその人としか行けない場所や、その人としかできない体験を楽しむ、海外旅行者向けのガイドサービスです。有名な観光地だけを紹介するガイドブックとは一味違った「日本の楽しみ方」を提案しています。

弊社代表の中林に、WOW Uにかける思いを語ってもらいました。

WOW Uとは?

WOW Uとは、日本国内中の観光スポットやツアーなどを検索できる、海外旅行者向けのガイドサービスです。

mediatorと呼ばれるガイドが、独自のツアーを考案し、旅行者に提案。「その人としかできない体験」を後押しする、これまでにない旅行が魅力です。

観光名所の一般情報取得のために、ガイドは要らない

世の中にガイドツアーを提供するサービスは数多くあります。では、WOW Uがほかのガイドツアーを異なるところは、何なのか。

その答えを一言でいうなら「属人性」です。

WOW Uは、画一的なガイドツアーではなく、そのmediatorしか知らない「とっておきの情報」に注目。「◯◯さんと一緒だから見られた景色」「◯◯さんがいなければ、来られなかった場所」といった、伝える情報そのものに強みのあるmediatorを求めています。

現在は、スマートフォンさえあれば、一般的な情報であれば、どんな通訳案内士の解説よりも豊富な知識が、詳細かつ正確に得られる時代です。近年では生成AIの登場で「その人にカスタムメイドされたガイドツアー」まで、ものの数秒でシステムが提案してくれるようにもなりました。

有名な観光名所であれば、もはやガイドなしでも、満足いくレベルの知識は手に入れられることでしょう。

だからこそWOW Uでは、検索ではけして出てこないような、「とっておき」の情報を提供してくれるガイドの価値を重視しています。

WOW Uが提供するガイドは、どんなもの?

たとえば、浅草でガイドを受けることを考えてみましょう。

普通のガイドツアーであれば、浅草寺は欠かせません。新仲見世商店街やスカイツリー、浅草花やしきなどにも行くことがあるでしょう。どれも、まさに「定番スポット」です。

WOW Uでは、この観光地のうち、極論をいえば、どこにも行かない可能性すらあります。

そうではなく、浅草住民しか知らないような、穴場かつ美味しいご飯屋さんに行くのかもしれません。もしくは、浅草寺を写真におさめる、ベストスポットを教えてくれるのかもしれません。「一見さんお断り」の料亭に連れていってもらえることも、あるかもしれません。

「定番スポット」に行かないこともある、WOW Uのガイドツアー。でも、旅行者が帰国後も「特別な体験をした」と思い返せるであろうことには、大きな自信を持っています。

導くのではなく、仲介をする人に

従来のガイドでは、事前に行く場所が決まっているツアーの場合、必ず実際にその場所を訪れます。行く場所が何ヶ所かある場合は、そのすべての場所を巡ることが法律でも決まっているのです。

一方、WOW Uガイドの目的は、「ガイドさんと時間を一緒に過ごす」こと。だからこそ、事前に決められた予定はあっても、当日の盛り上がりによっては、一箇所だけで終わらせてしまうといった、従来のツアーでは考えられないような「予想外」もありうるかもしれません。

最終的に重要なのは、海外旅行客の人々がツアー終了後に「楽しかった」「とっておきの情報が手に入った」と思えるかどうか。「どこに行くかよりも、誰と行くかが重要」という言葉を体言したのが、WOW Uというサービスなのです。

だからこそ、WOW Uでは、ガイドさんのことを、ガイドではなく「mediator(メディエーター、仲介者)」と呼んでいます。

Guide(導く)のではなく、仲介をする人に。旅行者とフラットな立場で、ともに時間を楽しむことが、WOW Uの理念の一つでもあります。

「受け入れガイド」を「呼び込みガイド」に

2024年からしばらくは、円安もあり、日本は非常に人気の旅行先になっていくはず。ガイドの需要は高まり続けるだろうというのが、私の予想です。

ただ、おそらく今のままでは、海外旅行客の選ぶ旅行先は、東京や京都など、有名観光地に集中してしまうことでしょう。というのも、地方の魅力を海外に向けて情報発信するチャンネルが、現在はそこまで存在しないから。そして、検索エンジンやSNSは、人の検索が集中すればするほど、さらに人が集中する仕組みになっています。

WOW Uでは、mediatorがSNSで積極的に、地方の魅力を発信することも推奨しています。

地方にどれほどいいものがあったとしても、海外旅行客がその土地を知らなければ、そもそも旅行先の候補にはなりません。結局、東京や京都といった「分かりやすい」場所だけに観光客が集まってしまうのです。

これまでガイドは、やってくる旅行客に対して、受け身で対応するだけの「受け入れガイド」でした。これからの時代に求められるのは、積極的に地方の魅力を発信する、いわば「呼び込みガイド」だと思っています。

また、mediatorのなかから、「ガイド・インフルエンサー」のような存在が、今後出てくるかもしれません。もしかすると、「そのmediatorに会いたいから」という理由で、ガイド需要が発生することがあるかもしれません。

「その人にしかできないガイド」を提供することは、従来のガイド産業のありようを大きく変化させ、新たな波を作っていくことにつながるのだと確信しています。

WOW Uのこれから:ガイドのデータベースを作り、マッチングさせる

もちろん、従来のガイド業界には、優れた点も数多くあります。

たとえば、ツアーガイド中、旅行者からの、日本文化や風習などにまつわる質問に答えるためには、一般的な知識よりも深い知識や、ご自身の経験が必要になることでしょう。ガイド協会や、通訳案内士団体のもつノウハウは、今後も欠かせないものとなるはずです。

このため現在構想しているのが、通訳案内士や民間ガイドさんなど、国内に所属しているガイドさんが全て登録された、WOW U独自のデータベースを作ることです。

WOW Uでは、日本一網羅性の高いデータベースを作りたいと考えており、現在、関係機関と話し合いを進めています。

このデータベースがあれば、たとえば、海外旅行者から「こんなガイドを探している」という依頼がきた際に、システムが自動でフィルタリングし、最適なガイドを選び出し、簡単に連絡を取ることが可能になります。

旅行者とガイドのマッチングの効率と精度が大幅に向上するだろうと考えています。

さらに、このシステムは地方自治体やホテルなど、ガイド需要の高い組織にも有効に使っていただけるはずです。その自治体やホテルに訪れた旅行者の満足度の向上に貢献するほか、リピーターや新規旅行者の獲得にもつながることを期待しています。

忘れられない人生の思い出で、あなたを「WOW」させる

WOW Uが目指すのは、ガイドブック通りの「100点満点の旅行」ではありません。その日、そのとき、そのmediatorとしか体験できない、オーダーメイドの「120点満点な旅行」なのです。 WOW Uのサービス名にもある「WOW」という言葉。これは、自分の期待値を超えたタイミングで発する言葉だと考えています。

100点ではなく120点だからこそ、思わず漏れ出る「WOW」の言葉を、日本中に溢れさせたいと考えています。

旅行業界は、もしかすると、日本のなかでも最も「世界基準」が求められる業界かもしれません。だからこそ、伝統的なガイド手法を大切にしながら、新たな価値観や手法を日々、模索していきたいと思っています。

それが結果的に、日本全体の魅力や価値を高めることにも寄与できれば、これほど嬉しいことはありません。

ぜひ皆さまも、WOW Uの活動にお力添えいただければと思っております。

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サービス情報

WOW Uサイト: https://www.wowu.jp/

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