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家を建てるときに見落としがちな事

 現在、家の建て替えの相談に乗っています。その中で、前回、大手ハウスメーカーさんの家の外構に係わった際に思ったことを書きます。

 庭にはタイルデッキを最初から提案されており、施主様はお喜びでした。カーポートは必要でしたが、庭のテラス部の屋根は不要とのことでした。実は、大手ハウスメーカーの住宅は、最近は庇(ひさし)がある家が少なくなっています。2階の上の大屋根が大きく跳ね出して、庇の代わりをしているような家も多いです。

弊社 手すり施工例 
庇(ひさし)と照明がない現場

 でも、雨はまっすぐに降って来ませんので、大屋根では、1階のリビングから庭に出ようとしても、スリッパが濡れていることも多いです。 あとから屋根を付けようとしても、瑕疵(かし)担保保証の関係で、「外壁にビスなどは打たないでください、保証の対象外です」と言われ、躊躇します。

 弊社ではテラスSCの注文をよく受けていますが、今言った状況から建物に打付けしないテラスの要望が増えています。テラスSCは庇の代わりをしてくれます。ただし、建物と密着するわけではありません。簡易な隙間ふさぎ材を使います。
 庇は、住宅において、外壁の加工が多くなることと、止水の関係で厄介な構造物です。でもリビングの上には庇があるだけでも、ずいぶんと変わってきます。

リビングから庭へ出る際の段差

 まずは、リビングから庭に出る際、庇はどうなっているかと、リビングから庭に出る際は高さが40cm~50cmありますので、どういった段差解消をしてくれるのかも、聞いておくことです。写真は1段分の靴脱ぎスペースがあります。最初から大きな段差解消をお願いしておくと、住んでからが楽です。2つ上の写真は、サッシと床面がほぼ同じように設定されています。

あとは、庭の照明です。タイルデッキのお客様にはランタン調の灯りをお勧めして、雰囲気が良い、テラス空間になっていますが、外部照明はハウスメーカーに最初から確認されておく方が良いです。

 現在相談を受けていますお客様にも、ハウスメーカーに確認をしていただくようにお願いしています。

 先日、滋賀県の大規模な分譲地を見て回りましたが、段差解消の課題や、庭の有効活用について、思うところが多い視察でした。エクステリアメーカーさんに作ってもらえば売れるなあと思う商品イメージも出来ました。知り合いのメーカーさん何社かに打診してみようかとも考えています。

 長文になりましたが、家は引き渡しされた時が、感動のピークです。それからは、いくつかの不自由を感じます。その前に出来ることを最初から上げて行きましょう。今日は、その一助になればと思いました。

 ここからは宣伝ですが、弊社で日本メーカー製のセンサーライトを安く提供していますので、庭に後付けで照明をと思われている方はご連絡ください。


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今56歳。人生の半分を過ぎました(笑)。今までのサラリーマン人生で学んだことを生活者のために役立てたいと思います。利他の精神、10歳若い気持、解決者になるをモットーに生きてきました。今までお世話になった方の更なる応援を受けて、発起しました。本質の発信をしていきます。