インクルーシブ×オルタナティブ×不登校×変人類学×ギフテッド

メンバー紹介

「タイトルが長い!」とお叱りを受けそうだが、集まった人の興味を並べてみるとこんな風になってしまう。
まずはメンバー構成。
大学学部1年生3名、4年生1名、修士1年1名、修士2年1名、文化人類学者、野外・環境教育の研究者、附属小教諭と養護教諭、附属中教諭と養護教諭、そして東京学芸大学の事務局長。
学部1年生と事務局長が議論を戦わす。それだけで個人的にはテンションがあがる。
事の発端は、附属中教諭の柴田翔先生と養護教諭の中谷千恵子先生から「学校に来にくくなってしまった生徒は、国立大学の附属であるがゆえに、行政のサービスを受けられず、学習をする場が担保されていない」との相談を受けたこと。
附属小養護教諭の方からも同様の話に加え「ギフテッドの生徒に対しても何かできないだろうか」とテーマが加わる。

誰を巻き込もうかと考えて、最初に思い浮かんだのが「変人類学研究所」の小西公大先生。中心化を嫌い周辺の境界的現象をこよなく愛する文化人類学者。話を持ち掛けてみると、即OK。
さらに、野外教育が専門の小森伸一先生から「今後オルタナティブ教育について研究していきたいので、仲間に加えて」とラブコールが。イベントなどを通じて話をしているうちに、学生もどんどん集まってきた。
大学1年生のうちから何らかの形で現状の教育の閉塞感を感じてきており、教員になりたいという夢も同時に持っているのはとても頼もしい。
そして、最後の一人。
Explaygroundの集まりで、こんな話し合いの場を始めますと報告したところ、一番最初に食いついてこられた方。
「金子さん、学校に来にくくなった生徒さんのために別の場所をつくることも大切だけれど、そもそも来にくくなってしまう学校について考えることも大事ですよね」と。
「では、のぶさん(Explaygroundでは呼称は全員ニックネーム)も参加してください!」
「えっ!」
「逃しません!」
といって引きずり込んだ、東京学芸大学の日向信和事務局長。
以上のメンバーが、東京学芸大学小金井キャンパスにある会議室に集まった。(前置きが長い!)

さて、議論が始まります。

自己紹介の後、「学校に行かないと宣言した10歳のYouTuberをどう思うか」という小西先生からの投げかけで議論がスタート。

議論は大きく分けると「学校に行かないという選択肢をどう作ってあげるか?」「そもそも学校って何なんだ?」という2点だった。

「行きたくないなら、行かなくてもいい選択肢は作っておく必要がある」「学校に戻すことだけが選択肢ではないが、学びの環境は担保してあげるべき」が大方の意見。
「学校に来てくれないと教員は何もできない。それで10年後、20年後の子どもの人生はどうするのか?」「将来の幸せも大事だけど、子どもの今の幸せも大事」という意見もあった。

そして議論は、「学校って何なんだ?」「学校の新しい形は?」へ。
「悪いところもあるだろうが、今の学校も一定の役割を果たしているのではないか?」という最前線に立つ教員からの意見。
「幼児教育が終わって、初等教育が始まった途端にルールと同調圧力が押しよせている」「学習の個別対応化が進んだら、学校の今の形は変わっていくのでは?」というような意見が飛び交う。
個人的には、附属小の先生からの「学校は万能ではない。一択しかないなら、一択の中でどれだけインクルーシブにできるかを私は考えています」との意見と、学部1年生からの「なんで今の教育は学校一択なのか。もっと多様な学校があって、それを子どもが選択できるようにすべきだ」という意見に感銘を受けた。
本当に「学校というものの在り方を再考するタイミング」に来ているのだと思う。

最後のまとめに入ろうとしたときに、附属中の先生から「学校の在り方という話も大事だけど、個人的には目の前にいる、困っている子どもを何とかしてあげたい」との発言をいただいた。
おっしゃる通りである。

ということで、まとめとしては「これからの学校の在り方のほうを向きながら、今、目の前の子ども達のことをも考えていく」ということになった。これはまさに臨床の醍醐味だ。

この2つのテーマを別々の場所で、別々のメンバーで議論してもつまらない。並行して議論することが大切なのだと思う。次回はこの2点について、同じメンバーで議論を深めていきたいと思う。

次回から特別支援が専門の先生も加わるので、さらに別の視点も加わる。
もちろん、まだまだメンバーを募集中です!

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Explayground

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