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【40代の住宅ローン】auじぶん銀行vs住信SBIネット銀行どっち!?

購入したマンションのモデルルームにて、提携銀行と1対1で話を伺える住宅ローン相談会が開催されたので「ネット銀行と直で質疑ができる機会は貴重だよな」と週末に参加してきました。結論から言えば、両行のお話を伺い私はSBIにしようと思っています。もちろん借り入れ時点(2024年2月)の金利次第ではあるのですが。
住宅ローンに関して一躍最大の権威になった感のあるモゲチェックさんでは40代のオススメはauじぶん銀行さんとしておりました。

私もモゲチェック塩澤さん(@takashishiozawa)のTwitterをフォローして色々と勉強させて頂いているのですが、そうした中で私はどういう点に惹かれてSBIさんにしようと思っているのか。つらつら書いてみようと思います。

①金利

これは正直どちらも互角でした。
私の契約したマンションの提携ローンだと5月時点で
auじぶん:0.296%(au回線を契約すると0.226%)
住信SBI:0.297%
もうほとんど変わりません。私の借り入れ金額だと、この0.001%の35年で生まれる差額は1万円程度でした。au回線を契約すると0.07%下がって60万円くらい変わってくるのですが(一括受電なのでauでんき契約での更なる優遇はない)、月々で言えば1500円くらい安くなるだけ。夫婦2人で月4千円で済んでいる格安simからau回線に切り替える負担増の方が大きいので考慮せずの判断です。
ちなみにモゲチェックさん経由の5月金利だと
・auじぶん:0.319%
・住信SBI:0.320%
提携ローンで申し込んだ方がお得な数値でした。
新日本建設のマンションを買ったつもりでしたが、重説をしてくれたのも長谷工アーベストの方、契約書などをまとめるファイルも長谷工アーベストのもの、金融機関からも長谷工物件という扱いでした。結果として長谷工の供給数を背景に素晴らしい優遇金利を引き出してくれているのでありがたい限りですね(
提携ローンの弱点としては物件価格+諸費用までしか借りることができないので家具代など含めて借りたい場合はモゲチェックさん経由がよさそうです。銀行さんに伺ったところ、提携でなければおおよそ物件価格に10%くらい上乗せして借りることができるとのこと。もちろん、物件価格以上の借り入れは審査が厳しくなるようですが。

②基準金利&優遇幅

金利繋がりの話で、基準金利。上記の金利は変動金利での数値ですが、変動なので基準金利に合わせて変化します(大抵の銀行は4月・10月の年2回見直し)。
その基準金利が
auじぶん:自社独自設定
住信SBI:短プラ(法人向け最優遇金利)連動
KDDIと三菱UFJがバックだしあまり気にする必要はないのかもしれませんが、自社独自設定だと経営が苦しい時に短プラ以上に上昇する可能性ありますしね(実際にやらかしたいくつかの金融機関を思い浮かべながら)。ここの差は気持ちがSBIに傾いた要因の1つです。
正直それは相談会に行く前から知っていた話なのですが、相談会の場で伺ってさらにSBIいいじゃん!となったのは金利タイプ変更時の優遇幅
変動金利の場合の引き下げ幅は「変動の基準金利」に対して▲2.478%。これを、金利上昇局面で例えば5年固定に切り替えると「5年固定の基準金利(変動のそれよりは高い)」▲1.550%。その後また変動に戻すこともできて、その時は「変動の基準金利」▲2.478%と、条件が悪化することなく戻すことができるんだとか!すごくないですか??
auじぶんの方も金利タイプの切り替えは可能ですが、同じようなムーブをすると変動に戻した時の優遇金利幅はやはり最初のものから劣ってしまいます。それが普通です。SBIがすごいんです。
目先の変動低金利を享受しつつ将来の金利上昇に備えるにはもうSBIがいいのでは???となった次第です。

③団信

この2行は団信にも定評がありますよね。
正直私が40歳未満ならSBI優位なのですが、40代だと少し話が変わってきます。モゲチェックさんのフローチャートで40代ならauじぶん銀行となっていたのもこの団信の差によるものでしょう。

■ローン残額50%減免
・auじぶん銀行:ガン50%保障…金利上乗せナシ
・住信SBI:3大疾病50%保障…金利0.25%上乗せ(40歳未満なら上乗せナシ)
私がもう少し若ければ…(涙)
保障が下りる細かい条件は各社の一次資料を見てもらうとして、40代の場合はauのがん50%無料に惹かれるものがあります。ここは完全にau優位です。

■全疾病保障
病気やケガで働けなくなった時の全疾病保障は両行とも上乗せナシでついてきます。中身には少し差があり
・auじぶん:31日以上の入院で当月のローン返済免除。
      以降30日入院継続毎に当月のローン返済免除。
      入院継続180日以上でローン残高100%免除
・住信SBI:契約後3ヶ月の待期期間アリ。
     (8大疾病以外はさらに3ヶ月の免責期間アリ)
      待機期間終了の翌日以降に就業不能状態となり、その状態が継続してローン返済日を迎えた場合は当月の返済免除。
     それが12か月続いた場合はローン残高100%免除
     (8大疾病以外は免責期間終了後21か月継続で)

100%免除までauじぶん銀行は半年、住信SBIは1年なのでauの方がよく見えます。しかし、auは入院継続が条件。義父がガンになったのですが、出術後は退院して自宅療養となり、半年も入院しませんでした。それを考えると、地味に厳しい条件のようにも感じます。住信SBIの場合は自宅療養でも可(就業不能の診断書は必要)とのことだったので、100%免除迄の期間は長いものの、保険の使いやすさではSBIの方が上の気もします。

ここの団信については判断が分かれる部分だと思います。
「ガンの早期発見ができて、50%減免されつつ生存する」ことに賭けるならauじぶん銀行(お亡くなりになるなら基本団信で100%減免だしね)。
「ガンにはならないけど、何かしらの疾病やケガで長期就業不能になる」可能性を考えるなら住信SBI。
日本人男性が60歳までにガンになる可能性は5~7%程度だそうです。
私の場合、60歳時点のローン残額は借入額の約半分。二千万円台半ば。それが半額になるのは大きいところです。ちなみにガン100%保障を付けるならauじぶんは+0.05%上乗せ。住信SBIは+0.4%。auなら100%への上乗せも少し考えますが、SBIは考えない…というよりガン保障をつけない場合にSBIを選ぶ(ガン保障をつけたいならauにする)という感じでしょうか。

④その他メリット

私が昔資産を半減させた戸建てで借りたローンとは違うなと感じたのは、(一番は金利だけどそれ以外のところでいうと)「給与振り込みをその借り入れ銀行に設定しなくてもOK」という点でした。

■他銀行からの定額自動入金サービス(給与振り込み口座からの移動)
au・SBIともに無料で設定可能
■住宅ローン契約者の特典
・auじぶん:ATMでの入金は回数無制限で無料、出金は月10回まで無料、他行への振り込み月10回まで無料
・住信SBI:ATM入金・出金合わせて月10回まで無料、他行への振り込み月10回まで無料

⑤結論

自分の考えを整理するためもあって色々と並べてきましたが、40代の私の目線では
・将来に渡っての金利の安心感では住信SBI銀行。
・ガンに罹る不安を払拭できなければauじぶん銀行。
このように感じ、私の家系ではガンの話はあまり聞かないので(私が地元を離れており親戚付き合いをしないせいかもしれませんが)SBIにしようかなと考えています。
ただ、auじぶん銀行は団信の保険会社が変わるのでそれ次第ではauに流れるかもしれません。お話を伺った際には新会社での内容はまだお伝えできる段階ではないが、基本的には現状より条件が悪くなることはないとのことでした。全疾病保障の条件に入院縛りがなくなったら魅力的ですね。
なんにせよ、まずは何よりも来年2月まで金利がこのままいってくれることに期待です。全期間に適用される優遇幅が減ったらイヤだなぁ…

※2023年5月20〜21日に受けた説明を元に私の理解でまとめています。内容の正確性を保証するものではありません。借り入れにあたっては各自で最新の情報をご確認の上、自己責任でご判断ください。


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