親の持っている株のはなし

うちの親は現役世代のころ勤務先の株をコツコツと買っていてそれなりの額になりました。人生変わるような額ではないですけども。

それで買った時のままなんですよね。紙の株券の時代のまま。

2009年の証券電子化の際も何もしなかったので、信託銀行などに開設される「特別口座」(※特定口座とは異なります)で管理されていました。毎年配当は来るし確定申告も親本人がしています。長く務めた昔の勤務先から配当をもらうのを結構楽しみにしているようです。

最近、もしもの時に扱いやすいようにしようと、親と相談してやったことが二つあります。

一つは、取得価格が既に分からなくなっていたので日本証券取引所に過去の取引価格をメールで問い合わせました。

https://www.jpx.co.jp/faq/stock_listed_company.html#listed_company_qa-50

取得価格がわからないってどういうこと税金は?と思ったんですけど1989年以前は譲渡益が非課税だったんですね。歴史だ。今回は紙の株券に取得日が書いてあるなどして取得日は判明したので、その日付の取引価格を問い合わせました。

電子化の時にちゃんと処理をしておけば「みなし取得費の特例」を利用できたのになあ、などと色々思うところはあります。

もう一つは、SBI証券に口座を開いて特別口座から移管しました。特別口座だと、何から何まで電話と書面でのやりになってしまうので、これを何とかしたいという事がありました。

2か月以上かかりましたが、無事に一般口座へ入庫されました。

親が年を取ったら、どんなカテゴリの金融資産をもっているか、どう管理しているか、相続税が発生する可能性があるか、そういう話をしておくべきだなと感じた出来事でした。

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