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【デュエマ】不死鳥編と極神編の違いはカードパワーだけ?~夢実テルとスーパーデッキ~

最近ポケモンが楽しい。
発売日は0時から遊べるように待機し、
仕事や他の予定の合間を縫ってストーリーを進め、
やっとジムバッジ8つのところまで到達した。
ネタバレを一切見ずに新ポケやストーリーを見るのは非常に楽しい。
クリア後は厳選環境を整え、育て屋の前を往復する廃人生活を楽しむことになるだろうと思うとワクワクして仕方がない。
なんだかんだでクリスタルで始めてからずっとやり続けているゲームで、第四世代の時が個人的な全盛期。
当時はSNSではなくサイトでの交流が主流の時代。
とある攻略サイトで人と交流することでネットでのマナーを学んだ思い出があり、ネット漬けの生活を送ることになったと意味では人生に影響を与えたコンテンツであるのは間違いない。



ガンダムはヤークトアルケーがものすごく楽しい。
お金の事を気にしなければずっと触っていたいぐらいには楽しい。
ゲームから離れる宣言したのにやってしまうぐらいには
このゲームの虜になってしまっているとしみじみ感じる。
ブログを始めたのもこのゲームきっかけではあるし、
これも自分の人生に影響を与えたコンテンツだ。


そして、もうひとつ。
ガンダムやポケモンと同じぐらいに力を入れていたゲームがもう一つ
それがデュエルマスターズである


覚醒編あたりで母から物理的にデッキを破壊させられたり興味がガンダムに移った影響で引退してしまったものの、アドバンテージの概念を勉強できたのはこのゲームをやっていて良かったことだと思う。
最近はアプリゲーがもうすぐリリースということで、
これを機にデュエマも久しぶりにやってみようと思い、
デュエマの動画を漁っていたのが今回の記事の始まり。

動画の中身としては
・不死鳥編はカードパワーが低かったので売れなかった
・極神編はカードパワーが高かったので売上が復活した

という内容。


そのあたりの内容については下のリンクでも
詳しく語られています。(某店長の記事を貼るのは癪ですが)
カードゲームレビューその1 デュエル・マスターズ・・不死鳥編とは何だったのか 2007年春編
2013.04.12 DMにおける転換点

ただ、この時代を生きてきた個人の感想としては
「他の要因もあったのでは?」という意見である。


夢実テルを覚えているか

さて、デュエルマスターズはカードゲームが基本ではあるが、
漫画、アニメ、時にはゲームと多くのメディアミックスも行っている。
当然不死鳥編当時も漫画はもちろんアニメも放送されていた。

このセットでのカードゲーム上の展開ではティラノ・ドレイク、アーク・セラフィム、グランド・デビル、ドリームメイト、グレートメカオーの5種族がピックアップされ、過去の種族は一旦絶滅=ほぼ出ないという設定であった。

漫画の方は引き続き我らが主人公切札勝舞くんではあったが、
アニメの方は主人公が変わったのだ。
「デュエル・マスターズ フラッシュ」を知っている人はどれぐらいいるのだろう。正直なところ話題に上がっているのをほぼほぼ見たことがない。
語っているのを見たのはデュエルマスターズの事を昔から子供向けホビーとして追いかけてる人達だけな気がする(ただのカードゲーム好きとは若干違う)

カードゲームにおいてアニメは人気に関わる要素である。
ヴァンガードはアニメ人気や度重なる宣伝で一時期は遊戯王と並ぶとまで言われ、遊戯王が放送されてない地域ではバトスピが一番人気だったところもあると聞く。
実際、遊戯王が放送されてない自分の地元では遊戯王がほとんど人気がなかった。
不調の原因はアニメの主人公が変わった影響が少なからずあったのかもしれない。
今思えば、アニメが漫画に追いつきそうだったり等の大人の事情に振り回された結果なのかもしれないが・・・


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スーパーデッキは宝箱だった

不死鳥編でどん底だった中で迎えた極神編
標準的なカードパワーが上がったのは前述の動画の通りだが、
もう一つその時期の売上を上げるにあたって大きな要因があったと考えられる。

それが定価2000円で買えるスーパーデッキだ。
これが今までの常識を覆した。

それまでの構築積みデッキは非常に弱かった。
ほぼバニラともいえるようなコモンカードに、ガチ戦では呼ばれないがフィニッシャーとしては悪くはないベリーレア1枚。
たま~にデーモンハンドやホーリースパークなどの有用トリガーを1枚収録して約1000円。
マナカーブだけはしっかりしてたものの、そんなデッキで普通のデッキに勝てるわけもなく、資産にもほぼほぼならないのでわざわざ買う意義がなかった。

そして、デーモンハンドやホーリースパークなどの有用トリガーはその汎用性や、収録数がかなり限られる希少性から価値が本体のレア度以上に高かった。うちの地元では弱いスーパーレアでは交換できない。ほどほどのスーパーレアorベリーレアでやっと釣り合う。4枚積みしてるやつは人気者の証みたいなところがあった。この価値の高さに関しては全国共通だったと思う。

スーパーデッキはそれまでの価値観を書き換えた。
勝てるデッキだったし、中身の価値も高かったのだ。
有用トリガーは当然のごとく4積み。
ボルメテウスなどの人気カードも多数収録。
そして、これまでと違いより実戦的なデッキコンセプトで勝てる。
プレイヤーであればとりあえず買って損がない、
欲しかったカードが詰め込まれている夢のようなデッキだった。

このデッキによって
「誰もがデーモン・ハンドやホーリースパークを4積みできる時代」
がやってきた。当時の小学生からすると夢みたいな話である。
スーパーデッキ後は明らかに1000円デッキの収録内容も強化され、
少しの改造で勝てるかつ、資産になるようなデッキになっていった。
デュエマ復活の真の立役者はカードインフレだけではなくて、
このスーパーデッキにもあったのかもしれない。(インフレと高価格デッキで両張りしたのかなとも思う)

ただ、この後にうちの地元では
「銀枠のデーモンハンドはダサい」
「銀枠のシールドトリガーは二流。黒枠が正義」
「紙がなんかペラペラだからなんか使いたくない」
みたいな小中学生特有の謎マウントがあったところまでがスーパーデッキの思い出である

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