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視覚障がい者歩行支援アプリ「Eye Navi」がドキュメンタリーになりました!

みなさん、こんにちは!視覚障がい者歩行支援アプリ「Eye Navi」note編集部です。

今回はみなさんに、嬉しいお知らせがあります。なんと、Eye NaviがYahoo!ニュースでドキュメンタリーになりました。

動画が公開されたのは、「障がい者の日」である2023年12月9日 土曜日。映像作家のイノマタトシ氏によって、Eye Naviのサービス提供に携わる、ダイヤル・サービスの全盲社員の夢と挑戦が描かれています。

動画はこちら(Yahoo!ニュース ドキュメンタリーにて無料公開中)

今回はそんなドキュメンタリーについて、触れていきたいと思います。

Yahoo!ニュース ドキュメンタリー「景色が聴こえる AIが視覚障害者をサポートする」

Eye Navi 担当 新規事業開発部 ダイヤルサービス株式会社 川田隆一の画像。

ドキュメンタリーは、Eye Naviのサービス提供に携わる川田隆一さんを中心に進んでいきます。川田さんは、視覚障害のある当事者。

動画は、「私にとっては見えない状態がノーマル。見えるということが、どんな状態なのか、いまだによくわからない」という一言から始まります。

エピソード1:転落した過去の話

ホームに止まった電車の前に立つ川田さんの画像。「視覚障がい者でもどんどんお酒飲んで電車に安心して乗れるような時代がきたらいいな」と話している。

視覚障がい者の立場から実際に利用し、その改善点を提案することが川田さんの大事な仕事の1つ。「開発者が嫌がることをどんどん言うことが、私の仕事だと思っています」と、川田さんは笑いながら、語っています。

そんな川田さんがEye Naviに携わったきっかけは、かつて彼自身が酔っ払って、駅のホームから転落した苦い体験にありました。

「目が見える人でもホームから転落することがあるのに、目が見えないあなたが酔っ払って電車に乗るなんて、何事ですか」

と駅員さんから叱られた記憶が、強く印象に残っているのだそうです。それからというものの、視覚障がい者の駅のホームでの転落事故が気になって仕方がなくなった川田さん。自分の経験が、誰かにとって役に立ってほしいと今でも考えて、働いているそうです。

エピソード2:歩行者信号機の色を誤認識するトラブル

横断を歩道を渡る川田さんの画像。「視覚障がい者が一番気にしていることは信号を渡ることなんです」と話している。

Eye Naviがリリースされてから、川田さんが最も課題に感じていたのは、Eye Naviの「歩行者信号機の色の誤認識」でした。

視覚障がい者が一番気をつけているのは、横断歩道を渡るとき。特に、夜間は音が流れなくなる信号機も多いため、いつも危険と隣合わせになりながら、歩いています。

川田さんは、視覚障害を持つユーザーが安全に横断歩道を渡れるよう、Eye Naviがどんなときに信号機を読み取らないのか、検証を進め、開発担当に改善を厳しく要請しました。

その一方で、ユーザーにはEye Naviだけを信用するのではなく、白杖を使って気をつけながら渡ってもらえるよう呼びかけたのだそう。

長テーブルを囲んで、Eye Naviのユーザーと座談会をする川田さんの画像。

その後、川田さんの努力も実を結び、Eye Naviの歩行者信号機の色認識精度は大きく改善されました。川田さんは現在も、ユーザーからフィードバックを吸い上げ、Eye Naviの改善に努めています。

エピソード3:ビデオ通話で自動販売機の飲み物を買えた!

Eye Naviプラスのオペレーターが川田さんの案内をしている画像。

さらに、川田さんの指導をもとに、Eye Naviにオペレーターのサポートサービスをつけた「Eye Navi プラス(仮)」を現在開発しています。

Eye Navi プラスは、視覚障がい者が道に迷ったり、買い物をしたり、通勤途中でトイレに行きたくなったりしたときなど、人の手助けが必要なときに、オペレーターがビデオ通話でサポートをするサービスです。

AIだけを過信するのではなく、常に人に見守ってもらっているというダブルセキュリティで安心感を提供したかったという川田さん。

実際に、オペレーターのサポートを受けながら、自動販売機で飲み物を買うという実証実験に挑みました。

レモンスカッシュの缶を持つ川田さんの画像。「これ私が希望したレモンスカッシュです」と嬉しそうな笑顔で缶を掲げている。

オペレーターと一緒に自販機を確認しながら、レモンスカッシュを選んで、購入ボタンを押します。

目当てのレモンスカッシュを手に取った川田さんは、「戦利品です!」とオペレーターと一緒に大喜び!

自ら飲み物を選んで買うのが難しい視覚障がい者にとって、自分の飲みたいものを買えたという喜びは、とても大きなものなのだとうかがえます。

エピソード4:夢がかなうその日まで

道を歩く川田さんの後ろ姿の画像。画像には、「Eye Naviプラスのサービスへ向けて川田隆一の挑戦の旅は明日も続く」と書かれている。

「ただ自由にだけでなく、楽しく、みんなが歩けるようにしたい」

川田さんのそんな一言で、ドキュメンタリーは終了します。駅のホームから転落した川田さんが、自分と同じ事故にあう視覚障がい者を一人でも減らすために始めた、Eye Naviとの挑戦。

「Eye Naviで視覚障がい者の命を守りたい」という彼の夢が叶う日まで、川田さんの挑戦は続きます。ぜひ、動画をご覧ください!

視覚障がい者歩行支援アプリ「Eye Navi」について

視覚障がい者歩行支援アプリ「Eye Navi」のロゴが映った画像。

Eye Naviは、スマートフォンひとつで、道案内と障害物検出、歩行レコーダー機能を備えた歩行支援アプリです

2023年4月にリリースされ、リリース開始から4ヶ月ほどで1万ダウンロードを突破しました。

Eye Naviの特徴は、AIを活用した「障害物・目標物検出」と、視覚障がい者に寄り添った「道案内」が組み合わさっていること。

この2つを実現することで、目的地までの方向や経路、周辺施設、進路上の障害物、歩行者信号の色、点字ブロック等を音声でお知らせできるアプリになっています。

Eye Navi公式ページ

アプリのダウンロードはこちらから

お問い合わせ窓口

下記よりお問い合わせください。
info@eyenavi.jp

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