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LOG Vol.01 - 20171123

だんごむしと夜のきりん

皮膚だから剥がしてみたらほらあらわ
うつくしいかんばせひとつだけなのね
シリアスに打ち明けられてスプーン曲げ
スカートを折り曲げていたころからよ
砂時計くびれが折れてしまったの
回転をはぐれてやすむ山手線
死にたいと言えないでいる夜のきりん
背が伸びたわねえよごれた血とパンツ
おっぱいは大きくなって黙秘します
脇のしたで水銀の群れは眠るのか
加害者の皮膚を纏えば安堵する
丸まるとしずかなここちだんごむし
振り上げて下ろさないまま旗を振る
耳ちかく火花はずっと散ってない
恍惚の検品すべてながれぼし



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