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45年ぶり(?)のピアノレッスン⑦~脳の働きを自覚


これまでの経緯①~⑥


「楽譜(目)→指」に距離が・・・

ピアノを復活させて、一番感じたのが、楽譜を見てすぐに指が動かないこと。以前は、楽譜を見た瞬間に、指が勝手にその通りに動いていたので、目で見たことと指が動くことに距離を感じたことはありませんでした。

わずかな時間ではあるのですが、
○「見る→弾く」のタイミングがずれる。
そして、
○「手が、見たことと違う動きをする」

Youはなぜそちらに動く!?

そんな感覚です。

こんな記事を見つけました。

「『ピアノを弾く』だけで脳はフル回転!」だそうです😲

詳しくは記事をご覧頂きたいのですが、
プロセスとしては、

①楽譜を見る<見る>
→②たくわえる<作業記憶>
→③弾こうとする<実行機能>
→④弾く<空間認知><巧緻運動>
→⑤聴く<聴く><音の理解・処理>
→⑥フィードバック<運動の調節>
※「第2回:ピアノを演奏する時って、脳のどこが働いているの?」より一部引用

脳にこんな作用がいちいち発生しているとのこと。
幼児期からのトレーニングで、これが無自覚に行われていたわけです。

しばらくは、このプロセスに自覚的にならざるを得ませんでした。
いちいち気になる!💢
思い通りに動かない瞬間、脳がむずむずします💢
頭の中にこんがらがった毛糸🧶がある感じ。
「あー💢もー💢」何度つぶやいたことか。

1ヶ月ほどであまり気にならなくはなりましたが、今でも左手では時々発生。ハノンのあまり馴染みのないNOを弾くとき、右手はちゃんと弾いているのに、左手は違う動きをします。
「Youはなぜそっちに動く!?💢」


大人になってからピアノを始められる方は、このプロセスに戸惑われるかもしれません。しかし、コミュニケーショントレーニングを長年やっていて感じているのは、「脳の機能は必ず進化する」ということ。
諦めずにコツコツやっていただきたいと思います!

ピアノは脳によいらしい


このシリーズを読むと、「ピアノは脳で弾く」ということがよくわかります。

「ジストニア」という脳の障害で、ピアニストの方がある日突然演奏できなくなるという事例も時々目にします。

また、ピアノの先生方がブログ等で「子供の頃からピアノを弾くと脳梁が太くなる」とも書かれています。脳梁というのは、右脳と左脳をつなぐものです。情報処理能力が高まるとも。
子供の頃あれだけ弾いていた私、もしかしたらいい影響を受けていたのかもしれません。ただし、「それでこの程度なのか!?(笑)」ですが。

しかしながら、脳トレになることは間違いなく、今後認知症リスクが増す年代としては、ここでピアノを復活させたのは悪くないことと考えています。


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