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音楽素人のライブ後記 vol.07

フレンズ 2019新春ワンマンライブ
「グランパーティー!」
@NHKホール
2019.1.31
(初)

2019年2本目のライブは、
神泉系バンド「フレンズ」のワンマンへ。

もはやライブハウス界隈では、
知らない人はいないぐらい。
もし知らない方は、
少し古いけどこの記事を読んでもらえれば、
分かると思う。

代表曲はこちら↓

さて肝心のライブは、
とにかくアットホーム感に溢れていた。
まるで知り合いのライブを観に来たかのよう。
お客さんのことを、
「ズッ友」と呼ぶだけのことはある。
決して飾らないし、
フレンドリーに接してくれる。
それによって客席とステージの距離感が、
近く感じるんだと思う。
お客さんを信頼しているからこそ、
出来る技だ。

かといってバンドサウンドが、
ルーズになるわけではない。
むしろ非常にシャープだ。
その中心にいるのが、
ベースの長島さん。
やっぱり凄かった。
日本でも屈指のベーシスト。
複雑かつ、
多様なフレーズを駆使しながら、
他の楽器も引き立てて、
厚みのあるサウンドに仕上げる。
彼がいるからこそ、
フレンズが創るPOPSは、
差別化できている。

そしてもちろん、
ボーカル・えみそんの存在も大きい。
彼女は決して、
歌がとびきり上手い訳ではないけど、
声が抜群に良い。
倍音が多いんだろうか。
声に響きが伴った時は、
思わず心を揺さぶられた。
残念ながらまだまだ、
響きが不安定な部分は所々あったけれど、
それでも生声を聴いて、
唯一無二の歌い手だなと確信できたのは、
行って良かったと思う瞬間だった。

フレンズがいいバンドだというのは
わかったけど、
ライブ全体としては、
消化不良な部分もあった。
NHKホールって、
実際どうなんだろう。
音作りが難しい場所なのでは。
フレンズがホールに
慣れていないだけかもしれないけど、
前方中央の良い座席だったのに、
音がぼやける場面が多々あった。
また行く機会があれば、
検証したいと思う。

それともう一つ、
「ベッドサイドミュージック」のテンポが、
音源の2割増しぐらいになっていて残念だった。
あの曲はミディアムで映える曲なのに。
好きな曲だから少し気になってしまった。

ということで、
ライブの雰囲気は凄く良かったけど、
拍子抜けしたところもあり、
満足とまでは至らず。
でもこんなもんじゃないよね。
フレンズのポテンシャルは。

今年中にリベンジしよう。
次はライブハウスで聴ければ尚いいな。

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