日々の営み01

日々の営み。 2016.4.22

若葉の勢いが凄まじい。花見に浮かれていたのが遠い昔のようだ。

自然は、今日も粛々と時を刻んでいるが、熊本を中心とする地震被害は、日を追うに従って拡大している。友人知人の中には、現地入りして支援に当たっているケースも多い。僕はようやく自ら関わるプロジェクトで、ひとつの支援の仕組みを提案したところだ。

こうした空気に包まれると、僕らは得てして自粛ムードになる。その憐憫の情は尊ぶべきものだが、感情以外の視点で言えば、実はマイナス面は数知れず。震源地から少し離れたわが日田市でも、宿泊や飲食のキャンセルが相次いでいる。被災した人々をおもんばかって、経済のサイクルまで鈍化させて、結果苦しむ人が増えるというのは、はていかがなものか。
僕自身、数年前の日田周辺を襲った水害で、2回避難を経験した。しかし、その時世間の皆さんに自粛して欲しいなんて、これっぽっちも思わなかった。不幸にも訪れた災厄。当事者も、周辺も、そこからの早急の回復を願うのだが、それは日常への回復に他ならない。日々の営みの大切さをいまこそ思い返そう。日常、それは僕らが拠って立つところなのだ。

今日は、COOP WEBLABOの戦略会議。夜は、ヤブクグリの会議だった。

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・大地を揺らした恐ろしい自然も、美しい若葉を繁らせる自然も同じもの。

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・戻るべき日常を護ること。振幅の起点たる日常を中心に置くことが肝要。

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・夜明けは必ずやって来る。明けない夜はない。希望と共に歩いて行こう。