不意の韓国01

不意の韓国へ。 2018.12.20

扉はいつも突然に開く。ある日、某大学の先生からメールが届いた。曰く、淡路のプロジェクトについて書いた本の韓国語版が出ていて、それを読んだ韓国の方からレクチャーの打診があるという。以後は、直接連絡を取り合うようになった。日本語がご堪能で大助かり。

聞けば、ソウルの南に位置する忠清南道、そのホンドンミョンというのどかな平野部は、韓国における有機農業のメッカで、古くからプルムという農業学校が人材を輩出していた。近年は、就農希望のUターン、Iターン者が増え、国内外が注目するエリアに育ちつつある由。お声がけいただいたのは、自治体と住民を繋ぐ、中間支援施設のセンター長の方だった。
その人、グ・ジャイン氏は、数年前に次代のローカルを考える「マウル学会」を立ち上げ、今年は初の3日連続の学会イベントを開催。僕はその中のゲストという役回り。前泊の夜から、さまざまな人たちと酒を酌み交わし、議論をした。講演当日もその熱さに圧倒された。いくつもの場所を案内され、気づけば、何人もの友人ができていた。再訪が待ち遠しい。