木洩れ日賛歌01

木陰の下で。 2016.5.8

あまり眠れない朝は、夜明けの碧を迎えに行く。この日は朝焼け。

初夏の気配が満ちる頃になると、木々は若葉をためらいもなく茂らせる。それまで、明るかった森はどんどん様相を変え、陰を増やしていく。虫も増えてくるこの時季は、蚊やブヨの出始めでもあって、もう冬季のようには森の中へは入れない。気温も上がってくる。

早朝と夕方は、肌寒いこともあるけれど、陽が上がるとともに日向は暑くなる。盆地気候の日田は尚更で、5月にはもう真夏日も珍しくない。ジョギングも朝晩に時間帯をずらし、となりそうだが、散歩道でもあるジョグコースは、豊富な木陰でまぬがれている。家の周囲以外は、直射日光をほとんど受けることなく戻ってこれるので、昼前後に走ることも多い。
朝の散歩はもちろん、こうして日中も、生い茂った木々のお陰で、これからの時期も快適に過ごせる。それにしても、木々は光を求めて枝を伸ばし、葉を増やし、我々人間はそれ故に木陰に癒される。なんと良くできた仕組みだろうか。春から見ていると、日に日にくっきりと陰の輪郭が鮮明になっていく。落葉の秋まで、しばらくはこの光の乱舞を楽しもう。

明日はここのえ低山部が雑誌のぼろの取材で山行き。雨が心配だなあ。

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・さまざまな緑が重なっている。その遙か上から太陽の光が注ぐ。

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・森の中はこんな感じ。手を入れられた場所は風も抜けていく。

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・散歩で通る道。朝はもっとしっとり。時間帯によって変わる風景。