日常のカタチ01

日常のカタチ。 2018.4.16

大事なのは日常。いつもそう思っている。非日常と日常。ハレとケなどとも言う。祭りのようなすべてが解放される非日常によって、日常の鬱屈を消すバランスは知恵とは思うが、必ずしも健全とは考えない。人生の大半を占める日常こそが、僕らが築くべき時間だろう。

ジョギングを例に挙げると、フルマラソンを走れるかどうかは関心が無く、日常の健康を維持向上させる習慣作りをすることに興味がある。仕事で地域活性化に携わるときも、目線はその土地の日常をどれだけ豊かにできるかを念頭に置いている。華やかなイベントは花火としては有効でも、肝心なのはその翌日以降。デザインすべきは、繰り返される日々なのだ。
4月某日。大分は宇佐市院内の柚子胡椒メーカーの仕事で山越え。時は新緑真っ盛り。青空との相性は飛び切り。工場建設の打合せは順調に終わった。イメージが膨らむ。夕方のヤマメ釣りまでしばし間があり、経路の玖珠町で気になる若者を訪ねて歓談、刺激を貰う。釣友と入ったいつもの川では良型を手にできた。夕餉の安ワインがじわりと旨い夜となった。

・玖珠は伐株山にできた展望室にて。デザインは水戸岡鋭治氏。

・地元出身ながら、地域おこし協力隊として奮闘する井上龍貴くん。

・大切な仕上げはここ。ロッドビルダーの友人と夕刻ほんの2時間ほど。