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2024/3/28未来の話し

漫画家と言うのは、アイディアはもちろんのこと少なからず「先見の明」についてもあると思っている。それは、手塚治虫や藤子不二雄の昭和に描かれた作品の様になっている事がいくつかあるからだ。映画バックトゥザフューチャーについても同じ事が言えると思う。

今では一般道に高速道路、地下鉄と地下地上上空に交通網が張り巡らされているが、それが全部空中になったら地震の影響を受けなくなるが、日差しがさえぎられるかもしれない。とか、今なお当時の漫画家の想像力の足元にも及ばない。

携帯電話の登場、スマートフォンへの進化、インターネットの普及で世界は一気に変わった。そしてこのままいつの間にか環境が変化しつづけるのかと思ったら、コロナでひっくり返った。現金を持つ習慣が減り、webでの打ち合わせは当たり前になった事で、出張が減り、リアルで会う事の大切さがクローズアップされた。youtubeが大流行し、今では衰退の傾向が見られるようになった。アマプラやネトフリなどの映像サブスクは一部の人の趣味から今では当たり前のように加入者を増やし、テレビをはじめとする映像コンテンツは見る人の都合で見る時間を決められるようになり、個人の時間の使い方がますます個々で違うようになった。

街には外国人の店員さんが増え、大手チェーン店から個人商店に至るまで、お店の垣根を越えてなんでも配達してくれる世の中になり、発注側も受注側も配達側もその全てが携帯端末でできるようになった。

TwitterはXへと変わり、140文字の制限が撤廃されたが、短い言葉でつぶやく事と、Twitterと呼ばれる事はまだまだ続いている。SNSへの投稿や閲覧数、登録者数がお金を稼ぐ種となり、世界中でその種欲しさに群がる人と、これまでの様に楽しんで使う人が二分化された。

昭和生まれのえぞひぐまには、これは十分未来の話しだが、令和の子どもにとってはネイティブな話。アナログと言う言葉も存在しなかったほどデジタルがなかったあの時代に登場したファミリーコンピュータを見たような感動を今の子どもが味わうには、ものすごいデジタルか、デジタル以上の何かの登場しかないのだろう。