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住民投票と称する何か


   何の説得力もない発表なのですが、恐らくは核兵器使用オプションを正当化するための言い訳。ロシア政府には、総合的に国の行く末を考えられる機関が無いことがわかります。自分としては核兵器による脅しはウクライナには通用しないと考えます。それは、実際に使用するとしてもいつ、どこに、どのように使用するか考えると極めて難しいからです。戦術核を利用するということになるとしても、首都に打ち込めば、ポーランドも被曝の可能性がある、それを避けて東部に打ち込めば、東部を編入した意味がなくなります。脅し、使用するにしてはもう遅いのです。弱者による核兵器の脅しは一体どれだけの効果があるのか疑問です。また、旧ソ連のドクトリンによれば、核兵器使用は開戦劈頭に行なうものと記憶しています。巷で話題のロシア軍戦車のビックリ箱は、これと関係があるのですが、話が長くなるのでまたの機会にします。

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